貴重な時間を割いてのお話し、ありがとうございました
クーラーもない中古車の運転席側の窓を全開にし、快調に山道を登りきり、旧犬鳴トンネルの入り口で車を止めた。
その夜は月の明るい晩で、福岡側から若宮側の出口が月明かりに浮かび上がって見えていた。
ふと目を凝らしてみると、トンネルの出口に何か黒い物体が浮かんでいる。
なんだろうと思いながらも、ゆっくりと車を走らせ近づくと、その物体はくるりと反転し、凄い勢いで車に向かって飛んできた。
「あ!危ない!」と急ブレーキを踏むと、その物体が開いている方の窓からスルリと車内に飛び込んできた。
それは生首だった。
車がトンネルの中央付近に差し掛かった時、突然「ドン!」という大きな音と共に何かが車の屋根の上に落ちてきた。
「ぎゃー!!」女性たちの間で叫び声が上がり、さすがの男もこれにはびびり、スピードを上げて中を抜けた。
男は震える声で、騒ぎ続ける女性たちに向かって「大丈夫、きっと岩が落ちてきたんだろう」といったが騒ぎはおさまらない。
ふと助手席に座っている女性の方を見た。
その女性は真っ青な顔で声も無く、口をパクパクさせながら目を見開いてこちらを見つめていた。
明らかに恐怖の絶頂に達している顔だった。
生暖かい、失禁の匂いもしてきた。
男は「大丈夫?」と助手席の女性に声をかけたが、女性は口をパクパクさせながら、こちらを指差した。
え、なに?と右側を見ると、少しだけ開けていた運転席側の窓を、皺だらけの手が無理矢理こじ開けようとしていた。
窓の向こうには、車の屋根から垂れ下がった白髪の老婆が怒りの形相で男を睨みつけていた。
と、こんな話です。
これらの話は、たぶん元となるちょっとした事件があって、それに尾ひれがついた作り話だろうと思います。
でないと、あまりにも出来過ぎていて怖すぎる。
でも「火の無い所に煙は立たない」といいますから、これに近い話はあったのかもしれません。
09/29[サズ@]
描写が細かいと…。トンネル怪談の典型でしょうか。
田舎にあったので、トイレは汲み取り式の和式でした。
ものが溜まっている便器の下は、かなり深く真っ暗で、子供にしてみれば今にも落ちそうな感覚になり、トイレに行くのが怖かったに違いありません。
事実、私はこのトイレが怖くて怖くて仕方なかった。
この学校には3ヶ所にトイレがありました。
しかし、実際に使われているのは2ヶ所だけです。
残りの1ヶ所にあるトイレは、全てのドアに釘が打たれ、開かないようになっています。
そこのトイレは全部で8個あるのですが、8個のドアにはそれぞれ花の絵が付いていました。
他の2ヶ所のトイレにはありません。
チューリップの絵のトイレ、桜の絵、すみれの絵…。
そして、「百合」の絵が描かれているトイレがありました。
このトイレが問題なのです。
先生たちは、せいぜい長く勤めていたとしても5年位でしょう。
だから、その百合のトイレの話は知りません。
私たち生徒だけが知っている話で、先輩から後輩へと語り継がれていました。
今から50年位前、当時の校長が知人を学校に招いたそうです。
その時には、学校にはまだ花の絵が描かれたトイレしかなかったようです。
二人はしばらく会話を交わし、知人がトイレに行くと席を離れたのです。
しかし、校長が待てど暮らせど、知人は戻ってきません。
嫌な予感がした校長は、様子を伺いにトイレのある場所に行ったのです。
校長は一つ一つ、左端からトイレのドアを開けていきました。
そして、4番目にある百合のトイレを開けた瞬間、校長の目に入ったものは…。
その後、そのトイレでは色々な不可解な事件が起こり始めたのです。
ある日、好奇心にかられ、私は友達と一緒にその場所に行ってしまいました。
ドアは固く閉じられているので開けることは出来ませんが、幸い、ドアは木で出来ていたため木と木の隙間から中の様子を見ることが出来ました。
百合のトイレ以外は別に何も変わった様子はありませんでした。
が、百合のトイレの中は、血の痕がべったり付いていたのです…。ギャー。
09/29[太郎★太郎@oc]
下の暗闇は怖いものです(^^;
上京してすぐ、東京のアパートの賃料の高さにショックを受けていた頃です。
いつまでも友人宅に居候してるわけにもいかないので、駅の売店で某賃貸住宅情報誌を買ってみた。
「渋谷駅徒歩5分、敷、礼なし、家賃1万円」という物件があったので、さっそく電話を仲介業者にいれた。
家賃1万円って本当ですかと尋ねると、その業者さん、さも面倒臭そうに「はいはい、幽霊でるんですよ。借りるの借りないの?」
そう言って舌打ちをした。
…無言で電話を切った。どうしたろう、あの物件…。
中学の時、カッコつけになってきた私は物置にあった死んだ曾祖母さんの鏡台を自室に運びこんで、毎朝のヘアースタイルを決めていた。
ある夜、ふと目が覚めると、その鏡台に着物を着た女性が座っており、私の方を見ながら髪をといていた。
ぎょえ〜っ。目があってしまった。
布団を頭から被り無言で朝を待った。
翌朝、オヤジに曾祖母さんの写真を見せろと言い、恐る恐る確認した。違った。
「どうした」というオヤジに事の顛末を話すと、「そりゃ、生霊だ。いつか出会うぞ」と脅された。
…しばらくこの事忘れてたんだが、最近、うちの奥さん、あん時の女性に似てきた…。
本人には内緒だけど。
こんな事ってあるのでしょうか?
09/28[上京20年]
符合してきたわけですね。
妹の友達が5,6人、その場所へ行ったそうです。
人の気配は全く無く、その場にいるのは彼女たちだけでした。
ビデオカメラをまわしていたのですが、特にこれといった事もなくその場を後に。
家に帰って早速、皆でそのビデオを見ることに。
それには風景だけが映っていて、皆はがっかりしたそうです。
終りの方になり、入り口付近の場面で、テープを止めようとした瞬間です。
なんと、いるはずのない屶を持った老婆が立っていたのです。
次の話は福島県出身の私の男友達から教えてもらった、そこの話。
今から2年ほど前に、彼ら4人はドライブでその現場に行ったそうです。
その中にみんなで入ることに。
中は暗く、蜘蛛の巣やら雑草やらで汚かったそうで、血の痕らしきものも見えたみたいです。
皆は気味が悪くなりつつも物珍しさから、しばらく辺りを見回していたそうです。
すると突然、その中の一人A君が悲鳴をあげ、口から泡を出して倒れてしまったのです。
周りの人は、急いでその場を後にしました。
その後、倒れたA君を見ていた人の話によれば、ヒビが入っている鏡があり、それを覗いた瞬間に彼は倒れたそうです。
彼は今も入院しています。福島県にある病院と聞きました。
09/27[ケンちゃん@oc]
あの番組には放送前に、二回メールしたのですが…。
私の父は現在60歳です。
前からこの話を聞いていましたけど、この話が、こんなに大きくなっていたので父と非常に面白く思っています。
当時、35〜40年前の西日本新聞に取り上げられたそうです。
その時の体験談として、通りがかったタクシーと乗客の女性が一番楽しかったそうです。
最初に女性が気づいたため「ギャーッ」と悲鳴をあげて、タクシーは凄い速度で逃げていきました。
全部で6回、この遊びをしてあまりにも有名になってしまったため、やめたそうです。
09/26[I@]
ヒトダマの話は、とどめていないようですが…。
霊感が非常に強い母親の同僚が言うには、自殺者の霊が多く、県内のスポットで有名な坪野鉱泉ぐらいやばいそうです。
僕は、そこ通らなきゃいつも通っている医院に行けないので、遠回りしないと行けなくなりました。
09/25[かわ@oc]
今も、遠回りしていますか?
週末、予定通りに釣りに出かけその場所を通りました。
いつもなら朝方、まだ夜が明けきらない時間帯に行くのですが、その日は別のポイントに行った後、やっぱり怖いので昼頃に通りました。
通った時は別段なんにも感じませんでした。
家に帰宅し夕御飯を済ませ、のんびりとくつろいでいる10時頃でした。
ダンナの携帯が鳴り、出てみると近所に住んでいる友達からで、今飲み屋に居るから出てこいとのこと。
いつもの事なので早速二人で支度をしていると、今度は私の携帯が鳴りました。
友達は酔っぱらうと電話魔なので、今度は私にかけてきたな〜と思いつつ電話に出ました。
始めは雑音が聞こえ、飲み屋の雑音だと思い、声が聞こえるのを待っていました。
すると「…きみは…ごーなな……かい…」
聞こえてきた声はとても不気味な、か細い、男性の声でした。
私は、悪戯電話か間違い電話と思いつつも、全身に何ともいえない恐怖が広がり、自然と鳥肌が立っていました。
私はダンナに「悪戯電話」と小声で言って、電話を代わりました。
ダンナが「もしもし」と言うとしばらくして電話は切れました。
携帯の着信履歴を見ると非通知でした。
その日あの場所を通った事を思い出し、さらに恐怖心が高まりました。
飲み屋に行って、友人達に私に電話したかどうか確認しましたがやはり誰もしていないとのこと。
ただの悪戯電話か間違い電話だと思うのですが、ここ最近は全くと言っていいほど、それらがないので、そうだとしても恐いぐらいの偶然です。
聞こえてきた言葉の意味も何だかよく分からないので、それも恐いと思う要因です。
いったい彼は何を言いたかったのでしょう。
09/25[HANA@]
何事も意味が解らないと怖いですね。
当時、夜間働いていたんですが、その日は祝日で、私を含めて5人ほど出勤していました。
思いのほかトラックの到着、荷降ろしも順調で、休憩前の最後の一台も終了。
5人の内の一人が伝票を持って事務所に入り、他の4人で周りを片付けていた時です。
私の視界に白いTシャツを着た人が現れ、封筒等の荷物を扱う小物室の奥に走って入っていきました。
後姿しか見えなかったんですが、その時は「誰だか分からんけど気が利くな」ぐらいに思っていました。
片付けも終わり、周りを見渡した時、??
私の前方に2人、後方に1人、伝票を分け終えて事務所から出てきたもう1人。
そして私、…?
あれ?Uちゃん、小物室入った?
「ううん」
その場に一番近かったUに聞いたんですが、彼ではない。
彼の前にいるAさんは距離がありすぎる。勿論、確認しました。
後ろにいるTさんは今、片付け終わったところだし、Hさんは事務所から出てきたばかり。
小物室の中を覗いたけど誰もいない。
…?じゃ、今の誰?どっから入ってきて、どこ行ったの?…(汗
うわっ…、見てしもた。
文章にすると長く感じますが、この間、1,2分程度です。
以前から色々と聞かされていたので、逆にあまり驚かない自分が怖かったりしましたが。
その日はそれ以降、何も起きませんでした。
そこを辞めるまでの2年間、他には結構ありましたが、再び彼を見る事はありませんでした。
で、その聞かされた色々ですが。
その運送会社の敷地は2人の地主から借りていますが、その片方、ウチの建物が建っている方は昔、墓地だったそうです。
今も一部、不自然に残ってます。
整地する時、お墓を移動したのですが、実際に動いたのは墓石だけで遺骨の方は置きっぱなしらしいのです。
更に、現在墓地がある場所とウチの建物との間に在る交差点では、数年前まで事故が絶えなかったようです。
歩道橋からの事故もあったらしいです。
そして、その運送会社内でも事件があったといいます。
その人には小物室ではなく、別の場所でお会いしましたが…。
その会社と交差点がある道路を府中方面に向かうと、交差点を越えてすぐ、お店があります。
その裏手に、その会社が独身寮として借りていた家があります。
白くて大きい立派な家なのですが、実は…。
09/24[鉄@o]
実は、何なのでしょうか(^^;
私は真夜中の犬鳴峠旧道トンネルに行っても何も感じないほどの霊感ゼロ体質なので、恐怖体験をお話しすることはできません。
しかし、福岡と唐津間にある「幽霊ホテル」に関する話が載っていたので、私が聞いた噂話を投稿します。
私が聞いたのは「撤去されないでいる理由」に関するものです。
「あの不気味な建物が20年以上も放置されている理由は、それを所有するのが某関係の人であり、土地、及びホテルの所有権を手離そうとしないからである。
何故ならば、ホテルの裏手の海岸(断崖?)で…」というものです。
ある意味、幽霊よりも怖い話ではありますが、事実関係は知りませんし、この話を聞いた私自身、信用していません。
ところで、九大に関する噂話は結構有名なようですが、私の通う福岡大学にも興味深い心霊スポット?は沢山あります。
首塚、弓道場そばのトイレ、ゼミ棟、ひょうたん池、…。
如何せん私は霊感ゼロなので、それらの場所に行っても何も感じないのですが、いずれも曰く付きの場所なのです。
09/23[八澄弥幸@]
現実世界の方が、よっぽど怖いですね。
T君は、非常に霊感の強い人で、道路を車で走っていても「見えてしまう」人です。
彼は当時、産業用ロボットのメンテナンスをする会社に勤めていました。
その日はある会社の工場にメンテナンスに行ったそうです。
必ず行った先で報告書を書くのですが、書く場所がなかったので、同じ敷地の別の建物に案内されました。
その建物は見るからに古びていて、壁にも無数の穴があいて、何か嫌な感触を受けたそうです。
建物の中に入ると、そこには古びた大きな鏡があったり、ボロボロのバケツなどがあちこちに転がっていて、その建物の歴史を物語っているようでした。
そこで、恐る恐るその工場の担当者に、建物の事を聞くと「いやぁ、よくわかったね。ここはね、戦前からあるんだよ」と。
壁にある無数の穴というのが戦時中に空襲であいた穴だったそうです。
そこで用意された机に座り報告書を書いていると、下を向いた状態の視界に鏡がありました。
そして、誰もいないはずなのに鏡の中で人が行ったり来たりしているのが分かったそうです。
彼は冷や汗を流しながら必死で報告書を作成し、工場の人が「駅まで送るよ」と迎えに来た時です。
振り返るとその人は「あっ…」と言ったまま固まってしまい、最初自分を見ているのかと思ったそうですが、よく見ると自分の肩越しにある鏡を見たまま固まっていました。
振り返ろうとすると「そのままこっちに歩いてきて」と言われたので振り返ることも出来ず、そのままその建物を後にしました。
それから駅に着くまで、その方は無言のままで、彼が、さっき何があったんですかと聞いても答えてくれませんでした。
そして駅につく頃にポツリと「さっきの鏡、本当はT君が映ってるはずだったのに、何も映ってなかったんだよ」と。背筋が寒くなったそうです。
それ以上何も聞けずに家に帰ると、その方が自宅に電話をしてきて「さっきの鏡の事なんだけど…」
その鏡は、確かに戦前からあって、何人もの人がその鏡の前で処刑されたそうです。
彼が報告書を書いている最中に見えた「行き来している人」はその人達だったようです。
そして、鏡は何も映っていなかったのではなく「戦死した、工場の人の友人」が映っていたのだそうです。
09/22[Kana@]
処刑とは穏やかではないですが、当時、何が起きたのでしょうか…。
私は福岡市在住の23歳、会社員です。
夏といえば肝だめし。高校を卒業してから毎年友人と様々なスポットに足を運んでいます。
その中でもピカイチだったのが犬鳴峠でした。
去年は学校の友人と繰り出し8mmビデオで撮影してきました。特に何も映っていませんでした。
しかし、20歳の夏の体験はいま思い出すだけでも鳥肌がたちます。
かれこれ3年前になりますが、友人と久しぶりに遊ぶ約束をして当日を迎えました。
その日は夏特有のムシムシした暑さで窓を全開にしてちょうどいい感じでした。
地元の友人8人、車2台で現地に到着しました。
若宮町側から登りましたが、施錠は解除されていました。
友人のうちの3人が見えるらしく「いま外に出らんほうがいい、左側から取り囲まれよる」
「今日はマジにやばいね」などと言うので一部はかなりビビッていました。
私はというと人よりは見るかなという感じでした。
ですので雰囲気的には出てもおかしくなかったのです。
そうしているうちに友人のうち3人が歩いて旧道の中に入っていきました。
しばらくするとフラッシュが焚かれました。
冗談にもほどがあると思う方もいらっしゃいますが写真を撮っていました。
私はこの状況では出てはいけないと思い外に出ませんでした。
私は運転手の後ろの座席に座っていて隣には私の彼女がいました。
窓ガラスから気配を感じたのは、その後のパニックの伏線でした。
右側から誰かに見られている感じがあり、友人が誘ってきたのと思い見ると、目の前にはガラス一杯にある男の顔。
それからすぐに体の右半身だけが冷たくなり右指は殆ど動きませんでした。
彼女がさすってくれましたが良くなる事はありませんでした。
この状況をなんとかしなければと友人に帰る事を伝え、帰る途中、新道トンネルに入った所で運転手が音楽を聞こうとステレオをつけました。
普通に聞こえていましたが、途中から音楽で言えばベース、人の声でいうと女の人の低い声、呻き声とまではいきませんが
「う〜…う〜…う〜〜」
そんな音が聞こえてきました。
自分は彼女の左隣に座っている女の子が苦しいのかと思い、気にはしていましたが特に声はかけませんでした。
しかしその声は奥に行けば行くほど大きくなり、我慢できなくなりその女の子に聞きました。
そうするとキョトンとした感じで「えっ?私じゃないよ。私はてっきりysかと思った」と返してきたのです。
しかし不思議なことに私と女の子の間にいた自分の彼女には聞こえていなかったのです。
峠を越えた所にあるコンビニで休憩して、見えるという友人に話すと「今あのトラックに憑いて帰った」と言いました。
こんな話、信じますか?
また後日、ある事件についてお聞きしたいことがあるので投稿したいと思います。
09/21[ys@]
お待ちしております。
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