アメリカからこんにちは。
私の実家は関東のI県です。地名はプライバシーの為、伏せておきます。
私の母は庭いじりがとても好きで、よく庭の植物などの世話をします。
彼女は市民の間ではよく顔を知られており知人があちこち沢山います。
婦人会と教育の役員もやっていたので、とにかく何処にでも知人は市内に沢山いました。
ある日、母はお米用の丈夫そうなビニール袋を自宅の外に持ってきて、庭の植物に蒔いていました。
私はそれを見かけ、肥料を蒔いているんだな…と気にせずに、こういう事は日常茶飯事だと私は自分の事をしていました。
ちょうど暇だったので母の手伝いに庭いじりでも手伝おうかと、まだ若い植物に水をやったり、ついでだから母の持ってきた肥料を蒔こうとしました。
それでその袋らしいものが彼女の手前にあったので、早速開けて見ました。
「…! うっ! 臭い!! 何か怪しいこの匂い…」
素手で採って凝視したら、それは何か小さく刻まれた骨らしい物体と黒い物体などが混じったモノみたいな感じでした。
匂いは貝殻を焼いて砕いたようなものでした。
何やらその中に金属みたいなモノが少し入っていたみたいで、虫歯の穴埋めみたいな銀が入っていたり…。
その匂いといい、見た目といい、それは祖父母の葬式で火葬場で見た焼却後の残り灰みたいなモノでした!!
怖いので母にはそんな事は聞けなかったのです。
もちろん私は母に何か言って欲しかったので指摘しました。
「お母さんっ、これ何!? これっ、臭い…!!」
母は「…あっ! これは…ただの肥料だよ」と言っただけでした。
実は母は、あの市立火葬場のオーナーであるおばさんとも知り合いでして。まさかとは思っていましたが。
昔から私は気になっていたけど、あの火葬場の横にある小さなカメは黒くて不要な灰、棺桶の釘などを捨てる所で、あんな狭さだからもし不要灰が一杯溜まったらどうなるんだろう??
「もしや、畑の肥料にとかでも出すんじゃないだろうな?」と思ったりしていました。
それがこの袋に入っていたやつではと疑り、私の手に残ったあの臭さ、手に採った時に異様な胸騒ぎがしました。
幸い母はゴム手袋をはめ、そしてマスクをしていました。
あれ以来、あの肥料の元が何なのか、あの袋を見る度に怖くて手も出せずその肥料を与えた植物たちは驚くほど逞しく育っています。
昔は火葬場から家の上へ流れてくる煙をぼんやりと眺めていましたが、細かい灰が上から降ってきていたのでしょうか。今では設備が良くなり灰も流れなくなりました。
いったい原料が何なのか気になる今日この頃です。
火葬場のオーナーたち、裏のカメに一杯溜まった残遺灰はどう処分するんでしょう。
知っていたらその行方を教えて下さい。
やっぱり知人などに小分けして肥料にされていくのでしょうか?
01/08/3[K.F.]
隠れた日常の不思議といったところでしょうか。普通では誰も思いつかない疑問ですね。
当時、僕は仕事からの帰り道、現場に明かりがついていたのを見ました。
「どれ、ちょっと見てみよう」という気になり現場に立ち寄りました。
ほとんど出来ているトンネルの中を、時速20kmくらいで走行した後、出口でUターンして戻ろうとした時、今出てきた出口(入口)がありません。
何?と思っていたら、背後にありました。
まぁ、自分の勘違いだろうと思って、再びトンネルの中に入っていきました。
入ってからすぐ、アクセルを強く踏む感じがありました。自分の意思じゃないのに!
トンネルの中はまだ工事中で、砕石を敷いただけの道路です。
そんな所を、120kmくらいで走っている自分が居ました。
なんというか、トンネルの中では自分の意識がなく、ただハンドルを握っているだけという感覚しかありませんでした。
真ん中まで差し掛かった頃「はっ!」として意識が戻りました。
それまでは「ぶつかってやろか?」「工事中止させよか?」などという考えしか頭の中にはありませんでした。
慌ててブレーキを踏んだのですが、トンネル内の重機にぶつかってしまいました。
幸い軽微な損傷ですみました。
その後、トロトロとトンネルから出てきたのですが、後ろをミラーで見ると、青白い形をした人影が二つほど、こちらを見ているようでした。
後で聞くと、やはり事故があったとの事。
自分もかつてはトンネルの仕事に従事していたのですが、独特の雰囲気がありましたね。
今は工事も完了し、煌々と明かりがついてますが、山腹に口を開けている様子は昼間でも不気味に感じます。
体験したのは僕一人ではないみたいです。
09/26[たかちん]
そう、トンネルは魔界への入り口だと言われていますから…。
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