ふと気付くと、二人がこちらに歩いてくる。
いつの間に歩いてきたのだろうか? まぁ、気づかなかった事だと納得する。
だんだん二人が親子である事を知る。随分と身長差があるからだ。
一人が母親らしい事が分かってきた。もう一人は男の子なのか。
だが随分古風な格好をしている。
着物姿の二人はどんどんこちらに歩いてくる。
男は変に思った。二人の顔が見えないのである。
着物の柄がはっきり見えているのに。
もう近くまで来た。だがまだ顔が分からない。その瞬間男はぞっとした。
この二人がこの世のモノではないと思えたから。
母ではない少年の方だ。
何かが違う。何が違うんだろう?
少年は坊主頭で昔ながらの着物姿。
顔が見えないのだが、耳はちゃんとついている。
ちゃんとついているのだが頬から顎にかけて三つ目の耳がついていた。
男は「うわっ」と思い、もう一度見ようと思った瞬間に目が覚めた。
夢だったのか、と納得。
そして2ヶ月。某県に出張する事になった。
途中で駅を降りて、その親類の家に行こうとする。
田んぼのあぜ道が延々続いているかのようだった。
すると随分と古風な親子連れが現われる。
そしてハッと思い出した。これは2ヶ月前に見た夢ではないか。
少年にも母親にも顔があった。男は自分の記憶違いと思い、歩いていく。
すれ違った瞬間ぞくっとした。
振り向くか、振り向かないか悩んだ末に振り向くと、親子はいた。
しかし少年が自分が振り向くのを知っていたかのようにクルっと振り向いた。
そして、ちょっと似つかわしくない感じでニヤリと笑って、男に向かって「あかんべー」をした。
子供らしい表情だった。
…が、少年の口から出てきたのは耳だった…。
01/07[テトラ@]
夢のまた夢といった感じですね。
話を聞いてみると「近所の住民から通報があって、トンネル内をウロウロしてる車の屋根に人が乗ってて危ないからやめさせろという事です」と言われたそうです。
もちろん、屋根に人などいるはずがありません。
なのに、その通報した人は、彼の車の屋根の上に人がへばりついているのを確かに見たそうです。
12/31[リリ@bb]
どこのトンネルの話なのか興味あります。
やっと家族の査証が取れ、Aさんの家族がB国に出発した。
そして、B国に到着すると数日後にAさんが亡くなった。
彼は自分の死期を無意識に感じていたとしか思えない。
本当に不思議な話である。
12/27[語部]
己の死を予感する事。私たちにもこの先あるのでしょうか…。
K内町…。この名前を知っている方も少なくないだろう。
人口はたった4千人ほどの小さな町だが…。そうあの全国ネットの事件が起こった町。
子供二人、夫を刃物で滅多刺しにして最後には自分も後を追った妻。
でも、そこまではよくある話だったのかもしれない。その後起こり始めた怪現象を考えたら。
続く…。
12/20[悪魔と友達@p]
何が起こり始めたのでしょうか…。
だんだん足音は速くなり、私はなんだかすごく怖くなって「やばいっ」と思った瞬間、金縛りになっていました。
足音はだんだん私に向かって近づいてきます。
怖いので目はギュッとつぶっていたのですが、耳元まで足音が近づいてきました。
踏まれるっと思った瞬間、心臓あたりがまるで踏まれたように、痙攣(振動)し次に、肩あたりが痙攣しました。
そしてその後、足音は徐々に遠ざかって行きました。
めちゃ怖かったです。
12/16[根本]
痙攣ともなると、とても怖いですね。
雑誌『ほんとにあった怖い話』ファンページ「ほん怖本舗」。情報交換しましょ。
バーチャル不思議探訪『中国紀行』
バーチャル不思議探訪『東北紀行』
【配信システム】
全て同じ内容が配信されますので、登録が重複しないようにお願いします。
登録・解除は『こちら』からできます。
Copyright (c)2003 web surfer & kibitaro