ある夜、金縛りに遭いました。
後ろから、やせ細ってゴツゴツした手が、私の肩にしがみついてきたのです。
私はその時、仰向けに寝ていたのに、後ろからです!
そのうちに手はだんだん顔の方に伸び、ついには顔を撫で回して、口の中に、鉛筆のようにとがった細い指が入ってきました。
目は開いていましたが、暗闇で何も見えません。
でも、何故かそれがおばあさんの手だと判ったのです。
判った途端、意識が途切れ、その後の事は覚えていません。
翌日、びっしょりと汗をかいて起きた私はすぐ母に言いました。
それを母が近所の人に話したら、なんと、うちの真下で、昔、おばあさんが首吊り自殺をしていたそうです。
03/18[みじんこ]
場面を想像すると何ともいえない恐ろしさを感じます。と同時に何故か寂しさも感じるのです…。
母の旧友がそのマンションに入居したので、僕も年に二度くらいそこを訪れました。
母の友人には僕と近い年の姉妹がいましたが、何も楽しい事はないので子供部屋の隅で一人で携帯ゲームをしていたのを憶えています。
夏休みのある日、細身の僕はその当時からどうしてもエアコンが苦手で、日が傾く頃、外も涼しいので子供部屋にあった窓を開けたいと姉の方に告げました。
すると「昼間は入ってくるからダメ!」と言われました。
声が真剣だったので呆気にとられていると、妹の方がケラケラ笑って窓の外を指差しました。
そのマンションは緩やかな丘陵に建っていて、窓はその丘の部分に面していました。
その丘の窓とちょうど同じくらいの高さの斜面に、男が体育座りしていました。
特に不審なところはなく、茶色のズボンに白いワイシャツで、白髪まじりのおじさんというよりおじいさんに近かったかもしれません。
僕はその時ただ「あぁ」と頷いて窓を開けませんでした。
高学年になるにつれ、母のお茶についていく事は徐々になくなりました。
でも、中学生の時、引っ越しの手伝いでもう一度そのマンションを訪れたました。
ガランとなった子供部屋にその窓はありました。
ただそれは、とても大人の身体が通ることができるような大きさではなかったのです。
驚いて首だけ外に出すと、丘に面してるといっても、そこは2,3階の高さがありました。
おじさんは、もういませんでした。
03/17[schu@m]
一気に読んでしまったとのこと。ありがとうございます。
当時、姉妹は何を体験していたのでしょうか。気になるところです。
さて今年に入り、そんな事は忘れて仕事に没頭していました。
1月13日の明け方、「今まで、ありがとう」という声に目覚め、もしや家の飼い犬が死んだと思い見に行きましたが、元気でした。
夢と思い、また寝てしまいました。
しかしその朝、社長が亡くなったとの知らせが入り、お別れに来られたのだと思いました。
03/12[みーさん@]
気心がしれるほど長く付き合う人の数は、一生のうちでそう多いものではありません。
出会い、付き合いというものは大切にしたいものです。もちろんペットともですが。
ある日、家族みんなで焼き肉パーティーをしていました。
すると突然、水道の蛇口が何回も何回もガタガタ言っていたのです。
あたしは不思議に思いませんでした。でも…、次の日。
親戚の人が亡くなりました。
亡くなった時間は…、そう、蛇口がガタガタ言っていた時と同じ時間でした。
それを、おばあちゃんに言いました。
そうするとこんな事を言っていました。
『男の人が死ぬと、屋根から玄関にお化けが来るんだよ』
あたしは「何で??」と聞くと
『死んだ人が大切な人のところに来て、今までありがとう。死んで苦しいよ。って亡くなったコトを教えに来てるんだよ』と言いました。
「女の人は??」と聞くと
『女の人は、水道に来るんだよ』と言いました。
亡くなった親せきは、女の人でした。
そしておばあちゃんが『こういうヤツを【虫の知らせ】って言うんだよ』と言いました。
あたしは、苦しさをその親せきが、あたしたちに教えに来たのだと思いました。
03/11[わんころぺぇ@]
何処に知らせがくるのか。とても興味深いお話でした。
雑誌『ほんとにあった怖い話』ファンページ「ほん怖本舗」。情報交換しましょ。
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