スキー場東側のはずれの奥にフジテレビ『奇跡体験!アンビリバボー』でも放映された、あの●●小学校があります。
このHPで、紹介された方もいますね?
単にその小学校で出るというより、この地区一帯が、何かヤバイと言いますか、出やすい地域だと言えそうです。
スキー場には、東側の旧ロッジと西側の新ロッジの二つのロッジがあります。
実は、東側の旧ロッジに出ます。
そこは造りからして、どうも学校の体育館か、あるいは講堂か何かを改築して、スキー場のロッジに仕上げたようです。
いかにも古い、ある種の趣のあるロッジです。
友人のM氏は以前、ビル管理会社に勤めていて、スキーシーズン中、そのスキー場のロッジの清掃業務を任されていました。
誰も居なくなった夜10時過ぎにスキー場に行き、市役所から預かった鍵でロッジ内に入り、床を掃いてゴミを会社のワゴン車に積んで帰る仕事でした。
旧ロッジは大きく二部屋に分かれていて、奥の部屋はスキー学習等で学生が大挙して訪れた際に割り当てられる部屋だそうです。
奥の部屋には何故か舞台があり、細長い机と背もたれの無い四角い木の椅子が大量に並んでいて、まるで学校の講堂の様な雰囲気の大部屋です。
その部屋の椅子は、営業時間に常駐している管理人によって、終業する間際に椅子が全部逆さまになって机の上に並べられています。
M氏は、机の間を縫って床を掃きゴミを拾う仕事をしていました。
ある晩、M氏はいつものようにロッジに訪れ、清掃作業をしていました。
「ガタ、ガタッ」
すると突然、大きな音がしてきました。
何事かと、音のした方へ振り向くと、何と複数の椅子が勝手に「ガタガタ」と振動しながら、机の上を独りでに動いているではありませんか。
彼は、それは慌てて奥の大部屋から飛び出し、それでもゴミ袋を持って施錠して、旧ロッジを離れたそうです。偉いですね。
外に出ても、椅子が暴れるガタガタ音が響いてきたそうで…。
因みに新ロッジでは、怪現象は一度も起きなかったそうです。
そうでなくても、この地域は噂話が絶えません。
曰く、「車の前を生首が横切った」「女の幽霊に追いかけられた」「人魂を見た」
「夜中走ったら、道路の様子がいつもと違うので、おかしいと思い車を止めて降りたら、直線に見えた道路が急カーブだった」
「廃墟の病院の手術室に侵入したら、暗闇からメスが飛んできた」
「廃墟の大きな建物に進入し階段を昇っていたら、先頭を歩いていた連れの女性が突如振り返り、恐ろしい形相で『お前ら何しに来た!』と男のような声色で怒鳴りつけられた」などなど。
それでも肝試しと称して押し掛けるギャラリーが後を絶たず、暴走族がたむろする、落書き、損壊、怪我等のトラブルが相次いだので、危険防止も兼ねて、大きな建物は殆ど解体され更地にされました。
そもそも盤の沢〜我路は昔、炭鉱街として大変栄えた町で、映画館はもとより遊郭まであった大きな町だったそうです。
なんと発電所まで在ったそうです。
いつ落盤や爆発事故に巻き込まれて死ぬかもしれない採炭稼業。
今を精一杯楽しもうと、町は活気に溢れ、お祭りや年中行事はそれはそれは大そうな盛上がりようだったそうです。
それに比べたら、今の寂れようから、この地域の過去の繁栄さを想像する事は、とても出来ません。
この地域に大きな町があったなんて、考えもつかないうら寂しい地域です。
過去の繁栄の頃を思う人々の念が、未だこの地域を漂っているのかもしれません。
因みに、道路を挟んで美唄スキー場の正面に、我路ファミリー公園があります。
公園の中央に炭鉱事故で亡くなられた方々の、大きな慰霊碑が立っています。
過去に大きな事故があって、大勢の方が亡くなられたのかもしれません。
不謹慎な話ですが、10年位前、車の免許を取ってすぐの頃、夜中この公園に押しかけ、その慰霊碑をカメラで撮った事がありました。#あの頃は若かったなぁ。年がばれますが
そして、出来上がった写真は、ネガは全コマちゃんと現像されて何か写っているのに、その慰霊碑の写真だけは一枚もプリントされませんでした。
その時はネガを良く見ないで「大方ピンぼけでもしてたから、無駄だと思ってプリントしなかったんだろ」と決め付け、他の写真もどうでもいい下らない写真ばかりなので、よくネガを見ずに捨ててしまいました。
私はカメラが好きで、その時使ったカメラはピントはもとより、露出の調整、巻上げまで全て手動の、キャノンのごついメカニカル一眼レフカメラ(FT-B・今でも現役です)でした。
だから、夜間の撮影という事もあり、ストロボとカメラの露出調整が甘かったのか、暗くてピントが合ってなかったんだろと片付けてしまいました。
買ってすぐのカメラで操作も慣れてなかったのです。
けど今考えたら、プリント出来ないような「何か」が写っていたのかな?と、考えてしまいます。
もっとも、撮影後の霊障等は何もありませんでした。
スキー場より道中先に進むと美唄ダムがありますが、ここは自殺の名所で、夏の夜中はギャラリーも来ています。
霊感の強い方は「絶対に行きたくない」と言いますが…。
私も具体的に何か見たり感じたわけではありませんが、車の免許を取ってすぐの若い頃、肝試しに出かけて怖い目に遭った事があります。
私は凄く怖かったのですが、話すと全く大した話ではないし、具体的な霊現象があったわけでもないので、省略します。
私は今でも、日中、風景写真を撮りに美唄ダムまで足をのばします。
たいして綺麗な風景でもないですが、道路が山間部まで割と簡単に入れるので、とにかく写真を撮りたい私は、無駄につまらない風景写真を今でもたまにここで撮りまくっています。
かれこれ500枚以上、美唄ダム周辺で撮りましたが、あいにくただの一枚も心霊写真はありません。
霊感が無いと、心霊写真も撮れないらしい。あるいは心霊写真だという事に自分が気付かないだけだろうか?
p.s.
美唄ダムから上富良野へ抜ける幹線道路を今、工事しています。
よって盤の沢〜我路〜美唄ダム間では、道路の改修工事とその周辺整備工事を最近盛んに始めました。
もしかしたら、●●小学校も取り壊された?(取り壊される)かも知れません。
小学校へ行く、旧ロッジの横を抜けるあの悪路は今も健在です…。
01/21[北海道在住@i]
かつて栄えた炭坑の街。北海道は、そのような場所が多いです。
ひと昔前までは、廃墟イコール心霊スポットとして取り上げられる風潮がありましたが、最近では、懐古的なものに扱われるなど変わってきたように感じます。
街を見て、当時を思い出す、あるいは想像してみることは、殉難者への供養になるのかもしれません。
雑誌『ほんとにあった怖い話』ファンページ「ほん怖本舗」。情報交換しましょ。
バーチャル不思議探訪『近畿紀行』烏天狗のミイラ篇(03/9/4,10/23)「巻物の解説」追加
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