昔、道路を広げるためにその灯籠を壊そうとした業者の人が、不幸な事故に遭い亡くなりました。
それ以降も、それを壊そうとした者は何らかの不幸な事故に遭い、大怪我をしたり、亡くなったりしたそうです。
だから、今では誰もその灯籠を壊そうとはしないそうです。
実際、その灯籠を壊そうとする工事を未だ見たことがありません。
「その灯籠の上で騒いだり、その灯籠を侮辱するような行為をすると必ず不幸な事になる」
これは、灯籠の噂の中でも最も有名なもので、人々の間に広まりました。
うちの高校の生徒が、バカなことにその灯籠の上におしっこをひっかけたそうです。
その生徒は、その後、骨を折る事故にあったという話が広まって、今では本当にその灯籠の周りでバカな事をしようとする人はいなくなりました。
地元の人々は、その灯籠の周りに出来るだけ近づかないようにしています。
道端の石碑や石仏群に花を手向けるどころか、ごみ置き場と化し、それらが粗末に扱われているのをたまに見かけることがあります。
何かあってからでは遅いから…。
02/17[かっく]
灯籠に、灯明をともして供養する。昔は、地元の人々が代々供養してきたのかもしれません。
今では、置かれている場所と防火の面から、誰も供養をしていないのでしょう。
開発と供養。なかなか難しい問題です。
雑誌『ほんとにあった怖い話』ファンページ「ほん怖本舗」。情報交換しましょ。
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