大学生だった頃、もう今から30年くらい前の、古いことだけは確かな話ですが…。
12月24日クリスマスイヴの夜、ミナミでパーティをしました。
他校の女の子も混ざって、今でいう合コンです。
夜の11時頃、パーティが解散したあとの帰り道、プランタンの前を近鉄難波駅に向かって歩いていたときの話です。
さすがにクリスマスイヴのこと、アベックや酔っぱらいやプレゼントであろう紙包みを抱えたサラリーマン等で結構人通りはありました。
何人もの人とすれ違い、追い越され、誰が待つ身じゃ無し、酔い醒ましも兼ねて、のんびり歩いていました。
そんな時、ふと目に止まったのが50才ぐらいのオヤジ。
ひどい猫背で両肩の中に顔があるような感じで、黒ぶちのメガネをかけている。
よれよれのグレーのスーツにノーネクタイ、長靴にズボンのすそを突っ込んで、風呂敷包みを右手に持って、こちらに向かって歩いてくる。
一見、浮浪者風のオヤジである。
距離は30m程だろうか?
何か違和感がある…なんか変やで…。
そこで、はっ!と気づいた。
お互いに向かい合って歩いているのに、すれ違わない…。
どこまで歩いても同じ距離を保ったまま。
普通に考えればオヤジが、後ろ向きに歩いている?
そんなアホな話があるかいな!!
それに、よく見るとオヤジの体がわずかに透けて見えているのです。
長い時間向かい合って歩いたような気がするが、じっさいは何分いや何十秒のことでしょう。
怖くはなかったが気味が悪いので、次の信号を左に曲がった。
後ろを気にしつつ前を見ると、そこにもあのオヤジがいた。
同じ距離を保ったまんま。
次の辻を左に曲がっても、やはりあのオヤジ…。
もう一度、左に曲がって元の位置。
とうとうプランタンを一回りしてしまいました。
しかし、あのオヤジはこちらに向かって歩いている。
勇気を出してしばらく歩くと、駅に通じる地下道への階段。
もしや、そこにもいたら…躊躇しましたが、一晩中歩いているわけにもいかず、階段を下りていくとそこに、オヤジはいませんでした。
時計を見ると11:05。ほとんど時間は経っていませんでした。
やはり、千日前界隈は、とんでもないミステリースポットです。
合掌
07/06[和尚さん@]
その界隈では、他にも体験した人たちがいそうですね。
もう、今から15年も前に経験したことです。
会社の忘年会をミナミですることになりました。
夜7時頃、「T」という店の2階の座敷に10人ほどが集まりました。
私は、その部屋にあるただ一つの窓に背を向ける場所に座りました。
しかし、座ったとたん何か変な感じがするのです。
暖房されてるとはいえ12月の事、ましてや窓のそば。
寒気を感じるならともかく、背中から後頭部にかけて暖かいというより汗ばむぐらい暑いのです。
まるで、ストーブを背負っているようでした。
あまりにも暑いので向かいの同僚と席を替わってもらいました。
その同僚いわく「お前、熱あるのとちゃうか?ここ寒いで」との事。
席を替わって今度は前の方が暑くなってきたが、盛り上がりかけた場をしらけさすわけにもいかず、辛抱していました。
しかし、この不思議な現象は単なる予兆に過ぎなかったのです。
とんでもない事がおきたのは、宴会が始まって1時間も過ぎた頃でした。
ふと何気なく目をやった窓の外を人が通り過ぎたのです。
それも、上から下へスローモーションで。
通り過ぎたというより落ちて行ったのです。
でも落ちて行く女性、それはチャイナ服を着た赤毛の女性と間違いなく目が合ったのです。
そして、地面に落ちる音までも聞きました。
「飛び降り自殺、今、女の人が落ちていった!!」
私は叫びながら窓に突進しました。
みんなもびっくりして、窓から下を見ましたが暗くてよく見えません。
店員の持ってきた懐中電灯で照らしてみましたが、そこには何もありません。
人間どころか猫の子一匹いません。
そこはビルとビルに挟まれた1m程の空間で、犬や猫が入ってこられないよう両側にトタン張りの柵があり当然、人間も入ってくることはできないようです。
結局、悪酔いして夢でも見たんだろうという事になり、呑み直しとなりました。
私自身も、絶対間違い無いとも言い切れず、目の錯覚かと思いはじめていました。
しかし、そんな思いは5分程で吹き飛んでしまいました。
今度は、グレーのスーツをきた男性が落ちてきたのです。
目と目が合い、そして、地面に落ちる音…。
部屋に置きっぱなしになっていた懐中電灯で、みんなに気づかれないよう、窓の外の空気を吸うふりをして下を見ました。
やはり、さっきと同じく何もありませんでした。
同僚達は、気づくこと無く盛り上っています。
その中に、一人だけ目を見開いている、一番新しく入社した女の子がいました。
きっと、彼女も見たのでしょう。
その後は、呑むほどに酔いが冷めていき、3人目が落ちてきた後、しこたまトイレでもどしました。
宴会もお開きになり清算の時、あの窓の向かいのビルの事を聞いてみました。
「ああ、あのビルはプランタンですよ」
昔の千日デパートです。
これですべてが解ったような気がしました。
あれから「T」には一度も行ってません。
今、店が在るのかどうかも分かりません。
千日前は色んな事がおこる不思議なところです。
千日前界隈で似たような話が聞けるかも知れませんよ。
あの彼女とは話しをすることも無く、結婚退社して幸せな生活を送っているらしいです。
私は子供の頃から、幽霊や火の玉や妖怪やUFOや訳の分からない物が見え、受戒灌頂(お坊さんになる事)を受けてから酷くなったような気がします。
また時々、体験した事を報告させてもらいます。
合掌
06/30[和尚さん@]
お話しありがとうございます。お坊さんの話はあまり聞かないのでよろしくお願いします。
実は、奥さんは以前5回も流産していて、6回めも流産してしまいました。
シビレを切らした村長は、奥さんを殺してしまいました。
奥さんを斬ると、血と共に、いくつもの胎児の死体が出てきたそうです。
私は、5年生の修学旅行で、赤城のスキー教室に行き、6年生からその話を聞いた時、恐くなりました。
06/14[ぼばえぼん]
上級生から聴かされる怪談は恐いです。
ボクが小学校に通っている頃、確か4年生のときでした。
給食の時、放送委員が放送で、この小学校に関するクイズをやっていました。
「この学校が建設される前は、この土地には何があったでしょう?」
みんなは、団地や公園など、小学生らしい考えを持っていました。
しかし、答えは「お墓」
放送委員がそう言うと、みんなは「え〜、やめてよ〜」と恐怖感を抱きました。
そのとき、ボクは小学二年生の頃、よく噂になっていた事を思い出しました。
その噂は「二宮金次郎の銅像が動く」というものでした。
当時ボクは、しょっちゅう銅像のところに行くようになっていました。
そして、4年生になって、その事から「この学校にも七不思議があるかもしれない」と思ったのです。
数日後、ボクを含むクラスの一部で『トイレの花子さんゲーム』というのが流行りました。
それは、黒板に「戸居れ之派名個産」などと、当て字で「トイレの花子さん」を作るという、実にくだらない遊びでした。
そしてその晩、不吉な予感がしました…。
翌日、ボクの予感は的中しました。一緒に遊んでいたO君が階段から落ち、目をケガして休んだのです。
「もしかすると…」なんて考えていました。
その日、昨日遊んでいた友達が、どんどんと怪我をしていきました…。
「次はボクの番か…」という気持ちもありました。なぜなら次の授業は体育だったのです…。
しかも、体育の中でもかなり怪我の多い「跳び箱」だったのです。
ボクは「五段くらいなら安全だ…」と思い、ずっと五段を跳んでいた。
しかし、今度は勢い余って、頭から転倒してしまったのです。
ボクを最後に、全員、遊んでいた人は怪我をしてしまったのでした。
以後、トイレの花子さんゲームをやる人は居なくなりました…。
04/25[NaOH@]
花子さんにまつわる話で、このゲームは初めて知りました。
大阪は阿倍野区(実際は住吉区ですが)の阿倍野筋という道路に、ある交差点があります。
その交差点に面した所に、銀行があります。
銀行なのに警備会社も入ってなくて残業をする人は皆無です。
まれに残業のある日は、何人かが一緒になって、帰りは必ず固まって帰ります。
なぜなら出るからです。
深夜、この銀行の前を通ると悲鳴のようなものが聞こえますよ。
交通量の多い道路に面してるのに、そこだけは空気も違います。
04/25[神戸在住@]
霊スポットとして語られることの無かった場所ですが、そのような話が…。
読者各位
いつも、お世話になっております。
8月13日(金)に、『13日の金曜日』オフ会を開催したいと思います。
昼は、お盆の時期に公開される収蔵物などをできるだけ見学したいと思います。
また、夜は、関西方面のミステリースポットなどの情報をよく知らないので、飲み会などで情報交換、親睦を深められると幸いです。
よろしくお願いします。
幽霊の足跡(守口市・公開日未確認)、摂津,播磨国の伝説・妖怪の地などなど。
日付 平成16年8月13日(金)
集合場所 未定/JR主要駅(京都府、大阪府、兵庫県内)
集合時間 9:30頃
会費 見学先,交通費実費、飲食代
まだ、企画段階なので、参加希望者の要望をとりあげて、コース設定したいと思います。
kibita@orange.ne.jp
まで、問い合わせ、参加してみたいと思われた方は、ご連絡お願いします。
8月6日(金)の13時まで募集します。続報は、以後の『新着投稿』のページを参照してください。
雑誌『ほんとにあった怖い話』ファンページ「ほん怖本舗」。情報交換しましょ。
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