私は今、公立中学校に通っていますが、本が好きだということもあり図書委員になりました。
図書委員になると、昼休みに図書室の受付の係をやりにいきます。
図書室は、一階の渡り廊下の先にあるので人通りがほとんど無く、学校自体、校舎がとても古かったので不気味なところでした。
当番になる他の委員の子は、自分の当番の日になると、とても憂鬱そうにしていましたが、私は大好きな本を静かな場所で読めるのでさほど嫌ではなく、むしろ楽しみでした。
しかし、ある日の昼休みのことでした。
給食を食べ終わり、当番なので図書室に向かいました。
そして、受付の机のところで本を読みながら受付をしていました。といっても、人は全然来ないんですけどね。
すると、ドアが「ガラガラ」と開きました。
人が来るなんて珍しいなぁと思いつつ、ドアの方を見ると、そこにはセーラー服を着た女の子がいました。
私の学校の制服はブレザーだったので変だなぁと思いましたが、その時はあまり気にしませんでした。
彼女は部屋の一番隅の席に座り、思いつめた顔で机を見つめていました。
そして、何分か経ってから、もう一度見ると、彼女の姿はありませんでした。
ドアを開け閉めする音もなく、不思議に思っていました。
しかし、後から冷静に考えてみると、他校の生徒が入ってくる事など文化祭など行事のある日ならまだしも平日になんかありえません。
友達や先生に聞いても「見間違いじゃないか」と信じてくれませんでした。
でも、後日分かった事。
近所のおじさんがこの学校に通ってた頃、女の子が図書室で自殺したんだそうです。
その当時の女子の制服は、セーラー服だったそうです…。
07/18[rinako]
裏付け証言を聞いたとき、背筋にゾクッと冷たいものが走りませんでしたか?
学生時代に男性の友人(仮にA君)がいまして、いつも団体で行動するグループの中の一人という感じで、個人的に特に親しくはしてなかったのですが、好意を持たれていたようでした。
社会人になってそのグループともだんだんと疎遠になり、すっかり忘れた頃、突然夜中にそのA君から電話がかかってきたんです。
話の内容は「最近どうしてる?」とか「今度ゴハン食べに行こうよ」とかで、そのころ結婚を前提に付き合ってた彼がいたし、元々興味は無かったので丁重にお断りしてたんです。
その後も酔っ払っては夜中に電話してきて、しつこく誘うという事が続きました。
かなりキツイ口調できっぱりと断ると、恨めしそうにかなり怒っていました。
いい加減うんざりしてきた頃にぷっつりと電話がなくなって、ほっとしていました。
2ヶ月後、彼と映画を観に行った時のことです。
上映時間まで少し時間があったので館内のベンチに腰掛けていたら、私の携帯が鳴ったんです。
誰かな?と画面を見たら、着信もメール着信もしていない。
確かに鳴ったのに。彼も聞いていましたが…。
その時はおかしいなあ〜携帯壊れたかなくらいに思ってました。
でも、何だかすごく気になってました。
次の日、家に友人から電話がありました。
「Aがね、2ヶ月前から急性白血病で入院してたらしくて、昨日のお昼頃に亡くなったんだって」
そのような連絡でした。
その瞬間、すぐに昨日の携帯の事が思い出されました。
携帯が鳴ったのもお昼頃です。
2ヶ月前といえば急に電話をしてきたかと思ったらパタっと電話がなくなった頃です。
入院してたんだ…。
本人は入院する前日まで自分の病気に気付かなかったらしく、急に倒れたそうです。
だから倒れる前に私に電話してきたのも、自分の死期を知ってのうえではなく、何となく感じてたからなのかも知れません。
お葬式の日時も友人に知らされましたが、ものすごく怖かったので行きませんでした。
06/18[るる]
(不思議な報せ、霊などを抜きにして)この場合は葬儀に出なくて良かったのかもしれません。
空も白みはじめ、虫かごもいっぱいになったので、さあ帰ろうといった頃でした。
友人がある気配に気づき、足をとめました。
「誰かいる」
「どこに?」
友人が指さす方、森のもっと奥のほうで、草むらが揺れていて、落ち葉を踏みしめる音も聞こえてきました。
草むらから微かに見える影は、人のそれのようでした。
不意に、その影に懐中電灯を向けたときです。
車のヘッドライトに照らされた動物の眼のように、影の眼は光りました。
僕達と同じように、その影も驚いた様子でした。
「ガサッガサッガサッ」
草むらの中を走る音。
「ドッボ〜ン」
その後すぐに聞こえてきた音、それは何かが沼に飛び込むような音でした。
そして沼に広がる大きな波紋。
僕達二人は声をあげてその場から逃げました。
半べそかいていたような気がします。
そのあと友人と話した結果「あれは河童だ」という意見に同意しました。
はっきり姿を見たわけではないのですが、そう思えてしかたありません。
他の人に話しても信じてもらえないので、この場をお借りしてお話ししました。
06/14[猫息子]
見たこと聞いたこと、とても詳しく書かれていて参考になりました。
正体が気になりますね。今も沼は在るでしょうか。
私は昼間は普通のOLとして会社で働いていますが、週末の夜はライブバーのような所でアルバイトをしています。
そのお店は総合ビルの地下にあり、開店してまだ半年くらいですが、建物自体は比較的古い建物だと思います。
ちなみに私が働いてるお店になる前は「スナックだった」と聞いています。
そのお店はライブが出来るところですので、当然裏に『楽屋』なるものも在ります。
楽屋にはドラムセットや譜面台など、所狭しと楽器が置いてあります。
更にその奥にはトイレットペーパーやおしぼり、その他お酒に使うウーロン茶やグレープフルーツジュースなどの飲み物のストックなどが置いてある部屋があります。
その隣りにはコンクリートの階段があり、昇った先には裏口があります。
裏口といっても非常口のようなもので、ドアを開けると建物の1階のトイレのすぐ側に出ます。
そこには煙草の自動販売機が置いてあり、バンドのメンバーの人達がいない間はそこを通って煙草を買いに行きます。
その入り口は、普段は施錠してあるので、用が無い限り開けることはないのですが、大きな楽器を出し入れする時は、マスターから許可をもらって裏口の鍵を開けます。
裏を返すと、マスター以外の人間は原則的にその扉を開けることは出来ず、他の入り口は正面入り口しかありません。
アルバイトではない平日のある夜、私は昼間の仕事を終え、軽く飲もうと思い、店へ向かいました。
店には、まだ早い時間だというのと、平日である、ということもあり、客はカウンターに一人とマスターとママしかいませんでした。
私もカウンターに座り、マスターにお酒を注文しました。
ママさんから灰皿を受け取り、煙草をバッグの中から探したのですが、あいにく1本しか入っていませんでした。
「マスター。煙草がないんで、裏から行っちゃっていい?」
マスターから鍵を受け取ると、裏口から出るために薄暗い楽屋に入って行きました。
すると、ドラムセットのその奥に、動けないような状態で人がうずくまっているではありませんか。
暗くてよくわかりませんが、見えている右腕に痛々しい傷…というか火傷の痕というか…。
とにかく大きな傷がありました。
「あの…どうしました?大丈夫ですか?」
恐る恐る声を掛けると、顔を突っ伏したまま、その人は頷きました。
「ドラムセット、今どかしますから」
最初はドラムセットが邪魔で出られないのかと思ったので、私はそう言いながらドラムセットを片付けようとしました。
すると、その人は激しく、でも顔は相変わらず突っ伏したまま首を振りました。
なぜ薄暗い所にうずくまっているのか少し不思議に思いましたが、楽屋は店内よりもひんやりとしているので、気分が悪くなってそこに行ったものの、ドラムセットがあって外に出られないのだろうと思ったのです。
後から考えれば、ドラムセットがあるのに、わざわざそんなところに行く方が変なのですけど。
そのうち、私の話し声がママさんに聞こえてたようで、ママが歩いてくる音が聞こえました。
『サエ?どうしたの??』
ママが歩くヒールの音が近づいて来ました。
「ママさぁん!ここにうずくまっている人がいるの。気分が悪いみたい!」
私は楽屋から顔を出し、ママに報告しました。
するとママは『えっ!!』と驚き、走って楽屋まで来ました。
私はほら、とその人の方へ目をやると、なんと、いません!
何度も言うようですが、裏口はマスターが持っている鍵がないと開けることは出来ません。
楽屋の通り口は、私とママが塞いでしまっているので通れるはずがありません。
もちろん隠れるような場所も、楽屋にはありません。
私は何が起こったのかわからず、ただ呆然と立ち尽くし、ママの方へ顔を向けました。
するとママは、何かわかっているかのように私の手を引き、楽屋のドアを閉めました。
ママは何も言わず、正面の入り口から出て、私の煙草を買って来てくれました。
何がなんだかわからず、買って来てくれた煙草のお金を渡しながらママに訊ねました。
「なんだったんですかね、今の」
すると、ママは私にとても怖い事を言いました。
『サエが言ってた人、右がただれてた?』
「はい…腕しか私は見てないですけど」
『あの人、ちゃんといたよ。右半身大火傷だったみたいね。顔までただれてた』
「そうなんですか…、え!?ママさん、どこで見たんですか?やっぱお客さんだったんですか?」
『そうじゃないの…とっても言いづらいんだけど…』
「…何です?」
『その人、サエのすぐ後ろにいたよ…』
「え…」
『ずっと…サエのこと見てた…』
その瞬間、背筋が凍りつきました。
以前、この店の前に営業していたスナックで火事があって、客の一人が亡くなったそうです。
ママもその人を度々目撃していたそうですが、ママは霊感が強いのでさほど気にしていなかったようです。
店内にまでは入って来ることは無かったようで、楽屋に常にいるんだそうです。
私が滅多に楽屋の方へは行かないし、平気だろうと思って言わなかったそうですが…。
そんな事もあって、私はお守りを肌身離さず持ち歩き、お店も清め直してもらい、今では何事もありません。
こんな不思議な事ってあるんですね…。
というか、私のことを見てたって…幽霊に気に入られたのでしょうか、私…。
06/14[サエ]
もしかしたら、気を寄せた(心配した)ぶん、気に入られたのかもしれませんね。
それは、一年前の中学二年生の時でした。
私は、部活には入っていたものの、その部活自体を好きで入ったわけではなかったので、結構さぼりがちでした。
そこで、他の部活のさぼっている子を集めて、こっくりさんをする事にしました。
なぜか、そのとき晴れていたはずの天気が雨になり、外の部活の子が帰っていくのが窓から見えました。
そのとき、私たちも帰っていればあんなことにはならなかったのに…。
こっくりさんをしようといっている私たちの中には、「霊感」の強い女の子がいました。
その子は転入生で、転入して来たと同時に「この学校には多くの霊がいる…」と言いはじめ、皆がその子のことを信じていました。
こっくりさんの紙はもちろん、その子が書きました。
十円玉は「なにかあったときに電話できるように」と、常にバックに入っている私の十円玉を使いました。
そして、こっくりさんが始まりました。
「こっくりさん、こっくりさん、いらっしゃいましたらお示しください」
すると、私たちの指を乗せた十円玉がスーっと「はい」の方に動きました。
そして、みんな思い思いの質問をしました。
「○○ちゃんの好きな人はだれですか?」
「明日のテストは何がでますか?」
ここで、止めておけば良かったのです。
「Aちゃんはいつ死にますか?」
突然、友達が、霊感のある「その子」の寿命を聞いたのです。
何故かは知りませんが、クスクスと笑いながらだったので「冗談だな」と思いました。
でも、こっくりさんの答えは…『今日』
あまりにもいきなりな答えに、とまどいました。
だれが動かしているのか、そのことを誰もが気にしたことでしょう。
霊感のある子は泣き出し、指を離してしまいました。
と、そのとき…。
「うぐっ」
その子は喉を押さえて床を転げまわりました。
私たちにはどうすることもできず、ただ見ているだけでした。
そして、時間が何分、いや何時間たったか知りませんが急に動かなくなりました。
こっくりさんをしていた一人が、Aちゃんに駆け寄り言いました。
「大丈夫!?」
するとAちゃんはフッと立ち上がり、白目をむきながらこう言いました。
「寺に油揚げと赤い巾着を供えろ…そうしないとこの子を呪い殺す…」
私たちは、次の日、学校から一番近いお寺に油揚げと、誰かのおばあちゃんがくれた赤い巾着をお供えしました。
Aちゃんは、その時の事を覚えてなく、「霊感がある」というのは転入生でいじめられないため、との嘘だったといいます。
06/12[さっちぃ]
こっくりさんは、様々な面から危険です。命に別状無くすんで、なによりでした。
読者各位
いつも、お世話になっております。
8月13日(金)に、『13日の金曜日』オフ会を開催したいと思います。
昼は、お盆の時期に公開される収蔵物などをできるだけ見学したいと思います。
また、夜は、関西方面のミステリースポットなどの情報をよく知らないので、飲み会などで情報交換、親睦を深められると幸いです。
よろしくお願いします。
大阪府、摂津,播磨国の伝説・妖怪の地、神社などなど。
日付 平成16年8月13日(金)
集合場所 未定/JR主要駅(大阪府、兵庫県内)
集合時間 9:30頃
懇親会 大阪市内
会費 見学先,交通費実費、飲食代
まだ、企画段階なので、参加希望者の要望をとりあげて、コース設定したいと思います。
kibita@orange.ne.jp
まで、問い合わせ、参加してみたいと思われた方は、ご連絡お願いします。
8月6日(金)の13時まで募集します。続報は、以後の『新着投稿』のページを参照してください。
当初、目論んでいた来迎寺(守口市)の『幽霊の足跡』は、法要日のみ一般公開。
今年は、あと8月7日午前中、9月21日、10月28,29日とのことでした。
雑誌『ほんとにあった怖い話』ファンページ「ほん怖本舗」。情報交換しましょ。
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