合掌
07/23[和尚さん@]
一部、類話の多い話のような気がするのですが…。
私の両親はそのとき離婚していましたが、私はまだ遊びに行ってました。
父が仕事の関係で一日おきにしか家にいない事もあって、別れた母がその時は面倒を見る形になっていました。
しかし、母も働いていたので残業などもあり、迎えが遅くなる事が少々ありました。
当時、小学生だった姉と幼稚園児だった私は、そういう時に父方の祖父母の家に厄介になる事になっていました。
そして今、祖父も亡くなって父の実家に住んでいます。
私は中学校に上がって、初めて自分の部屋を持ちました。
部屋を持って2年くらいの間は何とも無かったのですが、中3の秋頃に何か襖の方から妙な気配が漂ってきはじめました。
でも怖いという気持ちは無く、ただ何なんだろうとしか思いませんでした。
そして、その頃にもう一つ不思議な事が起きはじめました。
夢に祖母が出てくるのです。
今まで一回も夢に出た事が無いのに何故いまさら?と思いました。
そんな事が続いた、その年の冬の夜でした。
夜中の3時頃、いきなりパチッと目が覚めたのです。
そして襖の方に目をやると少しだけ開いていました。
私が猫が開けたのだろうか?と思った瞬間、襖から手がスーっと出てきたのです。
しかし私は全然怖いとも思わず、ただずっとその手を見ていました。
そして気づくと朝になっていて、襖が少し開いていました。
これは夢じゃなかったんだなぁと思い、父にこの事を話してみたら思いもよらぬ事を話しはじめたのです。
今、私が使ってる部屋は祖母が亡くなった部屋だと言ったのです。
そして、父は続けて言いました。
「ばっちゃん、死ぬときかなり苦しくて助けて欲しかったんじゃないか?
そんでお前がその部屋にいたから、死んだ今でも助けて欲しくて姿を現したんじゃないか?」
その日、私はその部屋に線香を焚いて「もう大丈夫だから」と手を合わせて言いました。
それから一度もあの「手」を見ていません。
07/11[Mercury@]
思い残すことなく、あの世へ旅立っていった…。そのような話ですね。
高校2年の夏、友人二人と日本海の「T」という城崎温泉のすぐ側の所まで海水浴に出かけました。
二泊三日の中日、8月15日の事です。
この海水浴場の沖に波除けのテトラポッドがあり、そのはるか沖に岩場がありました。
私たち三人は、ボートを借りて「あの岩場まで行こう」という事になりました。
『お盆には地獄の釜のふたが開くので、海の中に入るな!』
子供の頃よく聞かされたので、あまり気が進まなかったのですが、友人は行く気満々だったのでボートを漕ぎ出しました。
陸から見ていると近くに見えるのに、いざ漕ぎ出すとなかなか辿り着きません。
やっと辿り着いた時には、日暮れ近くなっていました。
「これは、ちょっとやばい!! はよ帰らな晩飯ぬきや!」
三人とも冗談を言いつつ内心は結構あせっていました。
私がオールを漕いで、約半分くらいまで来た時です。
沖の方にユラユラ揺れる光が目に入りました。
「あれ、何やろ?」
「灯台の灯りとちゃうか」「あの方向には陸地は無いで」
「イカ釣り船ちゃうか?」「それにしては光が弱いな」
「あの光、ちょと大きなったように思わんか?」「??…!?」
確かに気づいた時の倍くらいの大きさになっていました。
私たちに向かって何かが近づいてくる。だんだん光が大きくなっていく。
よく見ると光は人間の形をしている。
性別や服や顔などは光に包まれていて何も判らない。
トイレの男を現すあの絵のように、頭があって、肩が広がって、腕の下がくびれている。
そして、何と水面の上に立っている。しかも三体。
二体は寄り添うように少し重なって、一体は少し離れて。
音も無く水面をすべるように近づいてくる。
私たちは、半狂乱。
「追いつかれるぞ!! はよ漕げっ!!」
「やかましい、漕いどるわい…」
奴等は私に向かって、やれ漕げ、やれ急げ、と騒いでいる。
でも私は、ボートの目と鼻の先にいるワケの分からないモノと、睨み合いながら、必死で漕いでいるのに…。
遠浅ではないが砂浜が見えたので「飛び込め!!」と、私たちは海に飛び込んで、必死に泳ぎました。
そして、足を引っ張られることも無く、無事砂浜に辿り着きました。
あの人間の形をした光は、しばらくそこで、じっとしていましたが、諦めたのか沖の方に戻って行きました。
あの光はいったい何だったんだろうか、未だに分かりません。
これを読まれた方は、お盆の海には十分注意して、楽しい夏を満喫して下さい。
合掌
07/09[和尚さん@]
お盆や別の時期にも、海では気をつけましょう。
2回目の投稿です。
全く霊感のなかった僕が、今年の4月に、大学の一年生の合宿で体験した話をします。
一浪で大学に合格した僕は、同じ音楽科のみんなと、旭川の北にあるS市まで合宿に行きました。
入浴も済まして、先生と学生で大部屋に集まり、部屋の電気を消して霊感の強い同級生Aさん(40歳代の社会人学生)が、自分の心霊体験談を語ることになりました。
その時、みんなは車座になって、僕はAさんの左側に座っていました。
Aさんの話を聴いているうちに、僕は誰かに見られているような感じがしてきました。
なんとなく暗い部屋の隅の天井を見ると、鋭い目だけが見えるのです。
こんな経験は初めてなので、僕はとっさに「Aさん、あそこから見られてるような感じがするんですけど」と指差して言うと、Aさんは「なんかいるよね」と答えました。
流石にそこまでいくと、みんな恐がり始めたので、怪談はお開きになり、先生も入れてトランプやUNOを始めました。
僕は朝の2時半くらいまでAさんと話しをしていました。
その間にも別の霊が見えましたが、その後、一人で部屋に戻りベッドに入りました。
他に同室の男が二人いましたが、まだ別室で遊んでいたので部屋にいるのは僕一人でした。
ウトウトし始めて、眠りに落ちそうな頃、僕は突然何かに胸を押されたのです。
一気に胸の空気を吐き出し、また呼吸をしましたが、なぜか「ああ、誰か部屋にいるんだなあ」という事しか頭に浮かばず、そのまま朝まで寝てしまいました。
朝、目を覚ましてから、同室の二人に「夜中、俺の胸を押さなかった?」と訊きましたが、二人とも「そんな事はしていない。朝まで遊んでたから部屋にも戻ってない」と否定されました。
ハッとして、Aさんにその事を話すと「霊を感じるようになったんだよ」と言われました。
それ以来、はっきりとではありませんが、なんとなく、ぼんやりと霊を感じるようになりました。
ちなみに、僕が思う限り、うちの大学にもソレはいるみたいです…。
06/29[旭川の大学生@]
ソレについて、また何かありましたら教えてください。
これは、私が中学3年生の時に聞いた話です。
今から約50年くらい前、釣りが大好きな二人の少年A君とB君がいました。
彼らは毎日のように海や川に行って釣りをしていました。
そんなある日、風の噂で、となり町のN沼で珍しい魚がたくさん釣れる事を聞きました。
しかし、そこは別名「死の沼」と呼ばれ、毎年たくさんの人が亡くなっています。
彼らは、そんな事はおかまいなしに、その沼へ向かうと釣りをはじめました。
噂どおり、沢山の珍しい魚が釣れ、二人は大はしゃぎしました。
そして、彼らは記念に一枚写真を撮ろうと、B君が持ってきたカメラで何枚か撮ったあと、最後の一枚は沼を背景にA君と魚を一緒に撮影しました。
数日後、現像された写真をB君が取りに行きました。
出来あがった写真を見て、B君はあれっ?と思いました。
最後に撮った写真の沼の所に人のような影が写っていました。
気のせいだと思い、A君を驚かせまいと、その写真を机の引き出しにしまい、残りを見せました。
三日後、B君はその写真が気になり机の引出しを開け、写真を見てビックリしました。
人のような影が上半身を陸に乗り出し、A君の足をつかんでいたのです。
しかもよく見ると、少しずつ動きながらA君を沼へ引きずっていました。
B君は恐怖のあまり、その写真を投げ捨てました。
そのとき突然、一本の電話が鳴りました。
B君が恐る恐る電話に出ると、相手はA君のお母さんでした。
話の内容はA君が沼で溺死したとのことでした。
B君はかなり驚き、もう一度その写真を見ました。
すると、今度はA君が沼に顔を出して、こっちを笑いながら見ていました。
B君はとっさに自分の身の危険を感じ、有名なお坊さんの所に行きました。
そして、その写真を見せました。
お坊さんはその写真を見た途端、優しそうな顔が一変し、その顔が凍りついたように見えました。
そして、こう言いました。
「これはとても危険な写真だ。どうしてこんな写真を撮ったんだい?
この沼には、なんらかの強い呪いがかけられている。ここで死んだ霊はずっと縛られ、誰か別のものを生け贄にしなければ成仏できないみたいだ。
しかし、誰でもいいわけではない。
この沼に触れた人もしくは、この写真を見た人でなければだめらしい。
安心しなさい。除霊は強すぎてできないが封印ならできるから」
B君は家に帰り、その後なにもなかったようです。
しかし最近、その寺もなくなり今は写真の行方もわかりません。
もしかしたら、誰かが生け贄になったかもしれません。
06/03[ジャンヌダルク@]
その沼は今でも在るのでしょうか…。
読者各位
いつも、お世話になっております。
8月13日(金)に、『13日の金曜日』オフ会を開催したいと思います。
昼は、お盆の時期に公開される収蔵物などをできるだけ見学したいと思います。
また、夜は、関西方面のミステリースポットなどの情報をよく知らないので、飲み会などで情報交換、親睦を深められると幸いです。
よろしくお願いします。
大阪府、摂津,播磨国の伝説・妖怪の地、神社などなど。
日付 平成16年8月13日(金)
集合場所 未定/JR主要駅(大阪府、兵庫県内)
集合時間 9:30頃
懇親会 大阪市内
会費 見学先,交通費実費、飲食代
まだ、企画段階なので、参加希望者の要望をとりあげて、コース設定したいと思います。
kibita@orange.ne.jp
まで、問い合わせ、参加してみたいと思われた方は、ご連絡お願いします。
8月6日(金)の13時まで募集します。続報は、以後の『新着投稿』のページを参照してください。
当初、目論んでいた来迎寺(守口市)の『幽霊の足跡』は、法要日のみ一般公開。
今年は、あと8月7日午前中、9月21日、10月28,29日とのことでした。
雑誌『ほんとにあった怖い話』ファンページ「ほん怖本舗」。情報交換しましょ。
【配信システム】
全て同じ内容が配信されますので、登録が重複しないようにお願いします。
登録・解除は『こちら』からできます。
Copyright (c)2004 web surfer & kibitaro