私が高校生の時、ある噂話が発生しました。
なんでも、私鉄の最終バスに、その霊が乗ってくるというのです。
事件があった場所からバスの停留所までは、すぐでした。
タクシー幽霊のように、何時の間にか消えているといった内容なので、どうせ作り話だろうと大して気にはしていませんでした。
当時、父親がその私鉄バスの会社に勤めている同級生がいたので、ある日、その事について聞いてみました。
すると、出るかどうかは判らないが、その路線の最終バスに乗っていた運転手が数名「イヤな物を見たので勤務体制を変えるか、でなければ辞めさせて欲しい」と相談した事があったそうです。
事実、その後、その路線の最終バスには運転手と車掌が同乗し、ダイヤも大幅に変わりました。
最終バスは、1時間近く早く出てしまう事になりました。
単なる噂話なのかどうなのかは判りませんが、この話にはこれ以外にも色々とんでもない話がついています。
そのうち幾つかは事実で、私もそのうちの一件に偶然からんでしまいました。
08/27[MGP@]
幾つかの話の内容が気になります。
深夜1時頃、その店に入りました。
「何でこんなに安いの?」
機種もいいし、部屋も広いし、私は不思議そうに友人に言いました。
「何で安いか知ってる? ここ、自殺事件があったんだよ」
友人は、そう話してくれました。
いつ頃かは教えてくれませんでしたが「そのせいで客が減ったんだって」と説明してくれました。
そこで、私が何気なく天井を見上げたときです。
そこには不自然に壊れたミラーボールがぶら下がっていました。
「もしかしてその現場って…」
私はゾッとしました。
その後も何度かその店に行っていますが、霊感がないと自負している私は、何の影響も無く過ごしていました。
ところが、ある日、姉とその店に行った夜のことです。
私たちは家に帰ると、姉は風呂場へ、私はパソコンをいじっていました。
すると、玄関でドアノブが「ガチャリ」と音を立てました。
私は気のせいだと、気にしてなかったのですが、今度は「ギシッ」とドアを押すような音がするのです。
さすがに気味が悪くなり、父に訴えると、父は「様子をみてくる」と外へ出ました。
父は家の周りを見てきたのですが「誰もいなかったぞ」と帰ってきました。
私はそれを聞いて安心したのですが、それから数分後のことです。
私が向かっているパソコンの目の前にある窓が「ギシッ!」と音を立てたんです。
それも人の爪で引っ掻くような音とともに。
驚いた私は、急いで外に出て見回したのですが、そこには誰もいませんでした。
やはり、その店に行くのはやめたほうがいいのでしょうか…。
08/19[パンク娘@]
お店で異音を聞かなければ、大丈夫だと思います。
はじめまして。噂話ではないのですが、私が体験したお話をします。
私は16歳の時、学校を良くサボり、すでに高校を中退していた友人Aの家に良く遊びに行っていました。
Aの部屋はプレハブで誰でも出入りでき、タバコを吸ったり、マージャンをやったり…。
いわば皆の溜まり場になっていました。
当時はまだ携帯電話を持っている子はなかなかいなくて、ポケベルが主流で良くてPHSを持っている子がいくらかいるくらいでした。
もちろんAもPHSを持っていて、羨ましいと思った記憶があります。
いきなり遊びに行く事もありましたので、Aの家に行く際には「今からいくから」って、必ず公衆電話から連絡していました。
そこは埼玉県の蒲生駅。
ちょうどお昼頃、いつものようにAの家に遊びに行こうと、公衆電話に立ち寄ったんです。
財布から10円玉を何枚か取り出し、受話器を持ち上げ。いつもと変わらない動作でした。
『ザーーー』
「!?」
いきなり砂嵐のようなノイズ音が聞こえました。
私は、10円玉を入れようとした姿勢のまま、一瞬にして固まりました。
なに?なに?これ…!?
「なにしてんの?」
暫くそのまま立ち尽くしていると、真後ろから大きな声で、電話越しの人間がまるで後ろにいるかのように問いかけてきたんです。
その瞬間ゾッとして後ろも振り返らずに自転車に乗り、ダッシュで逃げようとしました。
すると「ズシッ」と後ろが重くなったんです。
「ヤバイ!!」
直感的にそう思いながらも、そのまま急いでAの家まで自転車を飛ばしました。
やっとの思いでAの家に着くと、Aを含むTちゃんとK君が揃っていて、マージャンしてました。
私は「電話できなくてごめん! それよりちょっと聞いてよ!」と、今起きたことを伝えました。
私は、過去に何回か不可解な体験をしていたので、皆「まじかよ…お前が言うと怖いって」と、顔を見合わせると、暫く無言のままの状態が続きました。
はじめはそんな感じだったんですが、時間が経つにつれ恐怖感が薄れ、気が付けば19時を回っていました。
「今日泊まって行けば?」
Aに勧められ、お言葉に甘えて泊まることにしたんです。
「じゃあ、親に電話したいからコンビニいこうよ」
そして、4人でコンビニに行き、3人は買い物してくるとコンビニの中に入り、私は公衆電話へ向かいました。
「あー、なんかさっきの事思い出したよ〜。でも大丈夫か、違う電話だし」
そう思いながらお金を入れました。
「プルルルル、プルルルル…ガチャ」
「はい、もしもし○○です」
「(あ、今度は大丈夫だ)あ、お母さん?」
「ツー、ツー、ツー…」
え!?切られた?
ちょっと私はムッとして受話器を下ろしました。
「カラン」
え? 私は10円しか入れていなくて、親が電話に出たのにも関わらず、お金が返ってきたんです。
何だろう。でもラッキー。
その時はそんな感じだったんです。電話が壊れているのかと思ったくらいだったし。
全て違う公衆電話で3回同じ現象が起きるまでは。
さすがにおかしいと思い友達に伝え、K君のPHSを借りて電話することにしました。
念のため友達に番号を押してもらいました。
私「もしもし?おかあさん?」
母「はいはい?」
私「さっきっから何切ってんの?」
母「え?切ってないよ?」
どうやら私が話そうとすると勝手に電話が切れるらしく、親には私の声すら聞こえていなかったらしいです。
本格的に嫌な予感がしてきたので、取り合えず親には今までの話をしました。
そして、雨戸を固くしめ、夜中に雨戸を叩く音がしても絶対に開けないでと話し、電話を切りました。
「今日、雨、降るかも」
なぜかそんな言葉が口から出ました。
皆「え?」っと驚いていました。
そして、私が「怖いから今日は4人ともAの家に泊まってよ〜」とねだり、皆Aの家に泊まる事になりました。
夜中になり、今が何時か分からない布団の中で、皆寝る事ができず、じっとしていました。
そして雨が降ってきたんです。
「ほんとに雨ふってきた!」
一番に沈黙を破ったのはAでした。
私はもの凄く嫌な寒気がしてたんです。
そして暫く経つと、プレハブのドアの一番下の方を「カリカリ」引っ掻く音が聞こえてきました。
Aの家では猫を飼っていたので、誰もが「猫じゃない?」と言いました。
しかし、Aは「え? (私が)雨降るかもって言ったから家に入れたよ」と。
「え!?」
私はハッとしましたが、平静を装うと「窓しめて」と一言いいました。
窓は、K君が閉めてくれました。
すると、その引っ掻く音は、どんどん上の方に移動していきました。
「カリカリカリカリ…」
そして、突然「ガーーーリ、ガーーーリ…」と上から下にかけて引っ掻きだした。
「猫じゃないよこれ!こんな上、届くわけ無いじゃん!」
Tちゃんが小声で叫びました。皆、絶句しました。
「多分、憑いて来たんだ」
私はゾッとしました。
「みんな、そのまま静かにしてて」
もちろん私も物凄く怖いんです。
皆そのまま一睡もできず朝を迎えました。
さて、誰がドアを開けるのでしょうか。もちろん皆、嫌がりました。
けれど、朝日も見えてる事もあり、怖さも和らいでいたんでしょう。
男の子一人だし、K君が開けてくれました。
すると、そこには何にも無かったんです。
Aの家は土場でプレハブが建っていますが、雨が降っていたのにも関わらず無いんですよ、足跡が。
それを見て、皆びっくりしましたね。
あの引っ掻く音を出していたモノの正体は、一体なんだったのでしょうか。
06/23[なるやん@]
音の正体、気になりますね。
雑誌『ほんとにあった怖い話』ファンページ「ほん怖本舗」。情報交換しましょ。
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