それから2年経って「もう金縛りは起きないだろう」と安心していた頃、今度は寝ている間に頭の奥の方で「シャンシャンシャンシャン」と音がだんだん大きくなりながら鳴っているのです。
急いで目を開けようとしてもなぜか重たくって開かなくて、思いっきり力を出してやっと目を開けたんです。
そうしたら音も止まってなんともなくなりました。
「よかった」と思った瞬間、またその音が鳴ってくるんです。
原因を突き止めようと思い目を閉じたままにすると、音が頭全体に響きわたり真っ白になりました。
なんかどっかに引きずり込まれて落ちていくような感覚です。
そしてだんだんと景色が見えてきました。
それは江戸時代頃の風景だったと思います。
どっかのでっかい屋敷の前に立っていて、その前に赤い着物を着た女の子がいました。
急いで目を開けて現実に戻ったときは汗でびっしょりでした。
今だからやっと話せるくらいですが本当に怖かったです。
[吟遊詩人@threewebnet]
その女の子と言葉を交わしていたら…なんてことになったかもしれませんね。
ところで、私の家には「同居人」がおります。
引っかけたモノを追い払うのは家賃のかわりでしょうか。:-)
そのヒトのテリトリーは、お風呂と階段です。(うちの間取り上、お風呂の横に階段がある)
綺麗好きらしく、家族が完全に寝付いた真夜中、お風呂に入ってます。
また、夜中に階段をドタバタやるので、その存在に気付いていない母から、私のせいにされて困っています。
そのヒトは強いらしく、外で何かを引っかけてきても、家に入ろうとすると引っかけてきたモノは消えます。(逃げるらしい)
取りあえず、実害がないし、いいヒトらしいので、何もしてません。
[風間澪@rim]
ええっ!! 息苦しいですか。投稿者の意志をそのままページに持ち込まないように文章を適度に校正しているのですが…。
きっと、怖いものみたさの雰囲気が邪気を呼んでしまっているのでしょう。霊感と呼ばれているものを持っている人は、それに気付いてしまうのでは。
日本のWeb上には、投稿を生のまま読めるサイトもあるんですよ。そっちは大丈夫かなぁ。
前回、サークル内8人のうち4人までが霊感体質であると書いていましたが、あれからすぐに事情が変わっていたことがわかりました。
今までまったく霊感の無かったAちゃんのまわりで心霊現象が起こり始めているようなのです。
霊感の無かった人にまで影響を及ぼすこのメンバーっていったい…。
今回は、サークルの霊感体質者4人プラス1人の紹介及び役割分担(?)について勝手に書かせていただきます。
まず1人目は前回の主人公、京都出身のM美ちゃん。
彼女は前記にもあったように高校2年の時、霊に取りつかれて以来その力を発揮し現在も数多くの霊を呼び寄せてくれます。
しかし本人、霊の気配を感じるのみで見ることはできず、もちろん祓うことなんて夢のまた夢の状態です。
続いて2人目、和歌山県出身のSちゃん。
彼女ももっぱら霊を呼び寄せることを得意とし、M美ちゃんと同じく気配のみを察知できます。
しかも、その力は大学に入学し、このサークルのメンバーと出会ってから開花しました。
3人目にしてやっと現れる「祓える人」、三重県出身のMちゃん。
高校2年の頃、当時の友達の影響で目覚めた力は、霊を見る聞く気配を感じる、波長が合いさえすれば祓うことも可能。
お手軽、便利なクラスには1人ほしいタイプの、しのらー系の元気な女性です。
サークル内では、M美ちゃんの憑けてくる霊と波長があい、それのみならば簡単に処理できます。
そして4人目、島根県出身のYちゃん。
小学校低学年ごろから霊を見始めた彼女は、もう筋金入りの霊感体質です。
見る聞く気配を感じるなんてあたりまえ、話す諭す脅す、おまけに祓ったりなんかもできるオールマイティーな便利屋です。
現在、意識的に視覚を閉ざしているため、以前ほど霊との関わりはなくなったものの気配はどうすることもできず、サークルのメンバーの持ってくる霊に疲労困憊の毎日を送っています。
おまけの5人目、滋賀県出身のAちゃん。
霊体験は、ごく最近始まったばかりで、これからどこまでいってしまうのか非常に楽しみ…もとい心配の種です。
つい昨晩も奇妙な体験をしたもようです。
それについて、今日のお昼休みに本人にインタビューしたところを載せておきましょう。
昨夜、Aちゃんは夜中の2時まで英語の勉強をしていたそうです。
2時を過ぎたあたりで、いつもとは違う感覚が彼女を襲い、Aちゃんはそうそうに寝てしまうことにしました。
布団に入ってすぐのことです。
耳元で奇妙な音を聞いた彼女は不思議に思い、すぐに立ち上がろうとしましたが、何故か体は動きません。
慌てて何とか動こうとするのですが、全く体は動きません。
しばらくして、やっと動けるようになった彼女は、全てを気のせいだということにして、寝てしまいました。
彼女は自分には霊感は無いからと言い張り、どうしても気のせいだということにしたいらしいのですが、そう訴えるAちゃんの顔色は悪く他のメンバーからは「やばいぞ」という意見が殺到しています。
ちなみにM美ちゃんは、さっそくAちゃんのそばにいるだけで体が重くなり、Aちゃんといつも一緒にいるSちゃんの2人のまわりには、黒い影が見えています。
ほぼ確実に今夜もAちゃんのもとを訪れるであろう現象を確信しながらも、まだ自分からは動きだそうとしないYちゃんの存在が本当は一番恐ろしいかも知れない。
P.S.この文章を書いている私のイニシャルをY.Mという…。
[まんぷー@caccajbhi]
「類は友を呼ぶ」不思議編といったところですか。
さて投稿者はいったい誰なのか…。(M美ちゃん,Mちゃん,Yちゃん∈メンバー=Y.Mと愉快な仲間たち)
それは、M美ちゃんが高校1年の5月のことでした。
そのころ彼女は夜中になると体中が痺れて動けなくなることが度々あったそうです。
そのうえ鈴の音が聞こえたり、時には女の人の笑い声のようなものまで聞こえることがあったそうです。
しかし、M美ちゃんは、それが金縛りであるとはまったく気づいていませんでした。
毎晩のように続く現象に日々やつれていく彼女を心配した友人達が、英語の先生の知り合いに霊能力者がいることを知り、そこへ相談しに行くことを勧めました。
その頃には、M美ちゃんは目もうつろに、かなり憔悴しきっていたので、とりあえず友人達の言うとおりにしてみることにしました。
先生の紹介を受けた霊能者は、M美ちゃんを見るとすぐに「最近家を建て替えましたか?」と聞きました。
M美ちゃんの家はちょうどその頃建て替えたばかりで、そのことが彼女に霊が取り憑いた原因だったようです。
それに霊能者は「背中から入られてますね。2体の霊の融合体ですね。しかも半狂乱になってるから言葉が通じませんね」と言うのです。
その場では彼女に取りついた霊を祓うことはできませんでした。
説明によると、M美ちゃんについている霊は、足に鈴をつけており、彼女が金縛りにあっていたときに聞いた鈴の音はそのためだったそうです。
取り憑いているのは、平安時代の人と戦国時代の人らしく「明智光秀が憎い」と言っていたそうです。
除霊することを断念した霊能者は「水晶を持ってくれば、その中に封じ込められたのに」と言いました。
その時ちょうどM美ちゃんは、紫水晶のネックレスをしていたので、その中に霊を入れてもらうことにしました。
それから約10分後になんとか水晶に霊を封じ込めることに成功しました。
霊の入った水晶は真っ黒に変化していたそうです。
その時は霊能者がその水晶を持ち帰り、祓うことになりました。
その後、M美ちゃんが調べたことによると、彼女の家の近くに明智光秀に攻め滅ぼされた城があり、彼女についていた霊はその時に沢山の子供を斬り殺された姫様だったそうです。
M美ちゃんの家系は、その姫の血を引いていると昔からいわれているそうです。
後日、霊能者が返してくれた紫水晶は、もとの色に戻り割れてしまっていたそうです。
この体験をきっかけに霊感体質になってしまったM美ちゃんは、現在も元気に大学に通いながら私たちのサークルによく霊を持ち込んできてくれます。
幸い、今は、ある程度の霊までならサークル内で処理することができるので大事には至っていません。
[まんぷー@caccajbhj]
心霊サークルでしょうか?
霊と鈴の音は、昔の怪異譚には沢山ありますね。水晶と霊の話は最近よく聞きます。
私の父方の家系には井伊直弼に学問(亀学)を教えた人、母方の家系には江戸幕府最後の○○奉行の娘がいますが、今後何か起きるかな? 3代、た○るって言いますから。
朝起きたら、私は本当に涙を流していました。
母にそのことを話していたら突然電話が鳴って、応対した母の顔が青ざめたのがわかりました。
なんと私の、はとこが亡くなったという電話だったのです。
それからは、ちょくちょく予知夢を見るようになりました。
[yoshi@mbn]
金縛りと予知夢。夜の怖い一時の出来事ですね。
彼女は思春期にさしかかってから、よく金縛りにあうようになりました。
枕元にお菊人形が立っていたり、大勢の人が通り過ぎて彼女をふんずけていったり、いろいろあったようです。
いつも、彼女は金縛りにあうと、お念仏を唱えたり、説教をしたりしていたらしいのですが、効果はあったりなかったりのようでした。
ある時、いつものように金縛りにかかり「またか」と思ったときです。
体に重みがかかり、荒い息づかいが聞こえてきたそうです。
彼女は嫌だったのと、怖かったのとで「南無阿弥陀仏」と唱えました。
すると耳元で、男の声が。
「南無阿弥陀仏、はないだろう」。
彼女は気を失いました。
彼女はいろいろ見えたり感じたりする人でしたが「このごろは歳をとったのか、大人になったのか、さっぱりだ」と云っています。
彼女といると私まで増幅されて感じやすくなったりしましたが、今では私一人でも妙なモノにあったりします。
こういう力って移動するのでしょうかね?
[魔魅心太@fujita-hu]
耳元で囁くってのも怖いですね。モノを感じるのは、彼女と心理的に同調(シンクロ)するからでしょうか?
正確にはいつごろかは忘れましたが、たぶん小学校4年の時だと思います。
当時の私は虚弱体質の子供で月に一度は学校を休んでいました。
その日も、風邪で休んでベッドで寝ていたのですが、お昼ごろに腹が減って目が覚めました。
母は買い物に行ったらしく、家の中は人気がありません。
「ああ、はやくご飯を食べたいな」、そんなことを考えながら、再びウトウトしかけた時…。
「ビシっ!」。
なにか木が割れるような大きな音が聞こえました。
「な、なんだ?」。
一気に目が覚めて起き上がろうとしましたが、何故か首から下が動かない!
そのくせ感覚が研ぎ澄まされて、外の物音やまわりの景色がやたらとはっきり分かる。
そのうち、やけに部屋が明るく感じられて「変だな」と思った瞬間に何かが右足を掴んだのです。
「ウワっ」。
足を掴んだ何者かはすごい力で私を引っぱりはじめました。
私は布団の中に埋もれてパニックを起こしました。
そのとき左足にベッドの足側の板があたる感覚を感じて、体の感覚が戻りました。
左足をおもいきり蹴飛ばして、体を元の位置まで戻そうと、もがいていると急に右足が離されました。
気がつくと汗びっしょりで、天井をみつめてあえいでいました。
今になって思えば、あのとき私の右足はベッドを突き抜けて壁の中まで入り込んでいた気がします。
じゃないと、左足が蹴りこめるほど曲げられないはずですから。
あとで右足をみたら、掴まれたあたりが青く変色していました。
その跡は、人の手というよりはロープで縛られたように細く一筋のはっきり境目のわかるものでした。
その後このような事はありませんが、あのまま引きずりこまれたらどうなっていたのかなあ…。
[よしりん@iij4u]
手が引っ張られた話ってあまり聞きませんが、あるとしたら怖いですね。振り向いたら目が合ってしまったとか。
例のごとく父は出張で、母は1階の寝室で一人眠っていました。
そして夜中に寝苦しさを感じて目が覚めると身体が動かない!
また金縛りかと思い一生懸命お祈りしていると、足元にズシッと重みを感じたのだそうです。
嫌だ、恐いと思いながらも消えてくれるように祈っているのに、あろうことかその重みは次第に上へとあがってくるのです。
母の身体を這うように。
あまりのことに気が遠くなったといいます。
そして、ついに胸元近くまできたとき、母は思い切ってそのものを掴んだのです。
それは人間の髪でした。
その感触と現実感に恐怖心がピークに達した時、金縛りは解け、その重みもなくなったそうです。
母はそのまま意識が遠のいていったのだそうです。
この話を友達にすると「それ、お父さんじゃないのー?」とからかわれます。
でも、あの日は父は遠くに出張していて家にはいなかったのです。
それだけは断言できます。
では、あの髪は一体…。
その部屋は、私が小さい頃にも怖い幽霊を見た場所で、何か霊の通り道のような場所なのかと思ってしまいます。
[ユーリ@gnjtrdh]
単に体が動かない話より、なにか異質な感じがしますね。体が触わられる事例は。
その部屋は家の中心から見て鬼門(北東)の方角にありませんか? だとしたら…。
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