ふと右を見ると、右肩の後ろに人の顔があったのです。
まるで、私のパソコン画面を覗き込んでいるかのようでした。
ギクリとしてよく見ると、その顔はもうありませんでした。
最初は気のせいかと思い、また作業に取りかかりました。
するとしばらくして、最初の時と同じように人の顔が私の右後ろに見えました。
素早く振り返ると誰もいません。
このように、人の顔が一瞬だけ見えることがよくあります。
家に一人でいると、階段にある柵の間に人の顔が見え、ハッとしたことが何度かありました。
単なる気のせいなのでしょうか。
それともやはり何かいるのでしょうか。
[無名氏@]
死角に潜むモノ。単なる「物」でも怖いですね。
その内、T君の友達の一人が、「あ、あそこにおじさんがいる」と指さして言いました。
T君もそちらを見ました。
が、誰もいません。
「何いってんの、誰もいないじゃない」と、T君は言いましたが、他の友達も「うん、いるいる」と言ってます。
その内、一人の子が、「こっちにおいでって言ってるよ。お小遣いをくれるみたい」と言いだし、誰もいない方向へ歩いていきます。
「おい、やめろよ」とT君は止めましたが、その子は歩いていき、ある所で立ち止まって手を差し出しました。
その時、その子の手に、チャリンという音とともに、数枚の百円硬貨が落ちてきたそうです。
「わーい、三百円だ」とその子は言い、「おじさん、ありがとう」と言って何事もなく戻ってきました。
その後、T君は友達を自分の家に連れて行きました。
そして、家にいたお婆ちゃんにその話をしたそうです。
するとお婆ちゃんは「お金をくれた人ってこの人かい?」と言って、一枚の写真を出しました。
「そう、このおじちゃんだよ」と、お金をもらった子が答えると、お婆ちゃんは「今日はね、このおじちゃんの命日なんだよ。子供にお金をあげるのが好きだったからねえ」と言ったそうです。
亡くなった人からお金を頂くなんて、すごいですね。
[無名氏@]
うーん、不思議な話です。
父は享年80歳でこの世を去りましたが、晩年は寝たきりの状態でした。
ある時、意識が朦朧としているため医者の手配により近くの救急病院に搬送され、緊急入院することになりました。
今回で2回目のことなので、私はまた回復して自宅に戻ることになるだろうと思っていました。
結局、大部屋から個室へ、そして集中治療室へと移り、最後の入院となりました。
私の母は、ある銀行の社員寮の管理人をしていて、朝夕の食事や清掃が終われば比較的自由な時間が取れたので、毎夜父の病室に徹夜で付き添っていました。
私も独身で母と共にその社員寮に住んでいました。
会社の帰りだけ病室を覗いて父に声をかけて、家に帰る毎日が半年位続いたでしょうか。
ある時、その日に限って父が私の手を病人とは思えない力で握りしめ、「今夜だけは帰らんとここに居てくれ。怖いんや」と、何度も私を引き止めました。
私は、どうして今夜はこんなに引き止めるのだろう、と不思議でいましたが、疲れていたのと翌日が土曜日ということもあり「また明日早めに来るから。な」と父の握りしめた手を振りほどき帰りました。
その翌日、朝の7時過ぎ位に母から「お父さんが息をしてないねん。すぐ来て」と連絡があったのです。
それが父の最後でした。
あとで母に聞くと「今思うと不思議やけど。毎日夜は本を読みながらお父さんの側に付いてたけど、今まで眠ったことなんか一回もなかったのに、昨日の夜だけはぐっすりと寝てしもた。なんでやろ」ということでした。
父も最後は母に「お疲れさま」ということで熟睡させたのでしょうか。
あとで、父は死期が来たことを強く感じていたとしか思えません。
父が生前よく私に話していたことですが、父が田舎で一時期お寺に住んでいた時、誰かが死ぬと決まってお寺の周りを歩く人の気配があったそうです。
その音を聞くと住職が「誰か亡くなったな」と言い、その通り翌日に葬式の依頼がきたそうです。
この場合は、死者が直接連絡に来たということで父の例とは異なりますが、不思議なこともあるんですね。
私は霊感もありませんし小心者ですから、霊の話は信じたくない反面で、自分の死後には「無」しかないと考えるのも、それ以上に信じたくない気持ちもあるんですが、皆さんは如何ですか?
[まあちゃん@尼崎市]
病院で死を悟る、どんな感じなのでしょうか。生きる気力を失わぬよう心がけたいですね。
それは校舎の2階の廊下の突き当たりの窓に、女の人が写っていた(ように見えた)のです。
私たちは、その窓の真下に整列して撮影したのですが、確かに女の人のように見えたので、その写真をアルバムに貼る事をためらったのを、はっきり覚えています。
その小学校は新興住宅地に新しく造られたもので、学校にまつわる怖い話などひとつもありません。
初めての怖い話にクラス中大騒ぎになりました。
その後、怖い思いをしながらも何度も取り出して眺めてみましたが、何度見ても女の人が写っていて私たちを見下ろしており、毎回毎回「本当に幽霊だ」と信じていました。
ところが、担任の先生も母も取り合ってはくれませんでした。
他に何の怖い思いもせずに無事小学校を卒業しました。
大人になってフト思い出して、例の写真を取り出して見たのです。
ちょっと時代錯誤に陥りそうな白黒写真。
2階の窓には例の女の人…、がいない!
いないのです。
えっ?
窓にセミロングの女の人が私たちを見下ろす様に写っていたのに、今見てみると、窓に白い影は見えるのですが、人の姿には見えません。
どうしてだろう?
ただの子供の錯覚だったのでしょうか?
だからあの時、先生も母も取り合ってくれなかったのでしょうか。
大人には見えないのでしょうか?
不思議です。
[まき@cac3hcb2]
遠い日の思い出だったら良いのでしょうけど。
そういえば別の子にも似たような話を聞きましたよ。
彼女は待ち合わせ場所に向かう電車の中で「源氏物語」現代語バージョンを読んでいたらしいのです。
源氏と女性の別れの場面にさしかかると、電車の中だというのに涙が出て止まらなくなってしまったんですって。
電車には乗客がいたので恥ずかしいという気持ちはあったそうですが、自分の力で涙を止めることができなかったというのです。
彼女もやはり、この日に別れようと言われてしまったそうです。
しかも本の内容と似ている状況だったというおまけ付きで…。
彼女たちは「この恋、諦めざるをえないね」と慰め合っていました。
なんだか不思議な力が関わってるって。
なんだか怖くて源氏物語が読めなくなってしまいました。
[まき@cac3hcb2]
うむむ、不思議です。
その夜、私は非常に疲れていて、飼い始めたばかりの雌のインコの雛を抱いたまま、いつのまにか寝てしまいました。
夜中に「いけない!」と気づいたときには、お腹の下でインコが…。(思い出すだけで、泣きそうです)
私に全面的な信頼を預け、見上げるインコの黒い瞳を思い出すと、油断した自分が許せなくて申し訳なくて、ぼろぼろ泣いてしまいました。
その日は学校も休んで、ずっと家にいました。
罪悪感で何も食べられませんでした。
いつの間にか疲れて寝入ってしまった私は、夢をみていました。
小さな女の子が、食べ物を盛った皿を持って、黙って立っているのです。
何も言わずに、じっと私を見て「食べていいよ」というように、その皿を私に押し付けるのです。
私は「ありがとうありがとう、でも」と言うのですが、女の子は引きません。
私は、その子の目をどこかで見たことがあると思いました。
目を覚ました瞬間、私はその目が、あの時のインコそっくりだったのを思い出しました。
ちょっと都合よすぎますよね…。
そんな簡単に許してくれるとは思わないので、自分に都合のいい夢をみたのかもしれませんけど。
でも、今いるインコたちの澄んでつぶらな黒い目を見ていると、そんなこともあるかな、本当に優しい子たちだもの、と思います。
[アヤコ@infoweb]
お気持ち、お察しします。私のインコは水浴び中に、私の過失で…15年も前の話ですが…。
その子は、ぜんぜん霊感が無いので、な〜んにも感じずにスタスタと歩いていたらしいのです。
ところが、彼のほうが次第に無口になって、そのうち「やばいよ、もう出よう」と言いだしました。
その表情があまりにも切羽詰まっていたので、あわててその場を立ち去ったのです。
帰りの車の中で「おい、お前はなにも見なかったか?」と言われ、何も見ていないので「全然」と言いました。
彼は見たそうです。
背の高い草むらの中にあった光る小さい顔を。
じっとこちらを見ていたそうです。
あと、ものすごい生臭いにおいもしたそうです。
鈴ヶ森など、いかにも出そうな所には遊び半分で絶対いかないように!!
[ゆき@aif]
打ち首獄門…、清らかな死ではありませんからね。
ちょうど「ペルセウス座流星群」が来るのと木星の観測をしようということで、よく撮れるように、屋上のフェンスを乗り越えた先の空間に、望遠鏡が設置してありました。
ただ、屋上のへり(高さも幅も30cmくらいしかない)には、気をつけるようにしていました。
ちょうど2時頃だったでしょうか。
部長のT君(彼も少し霊感がある)がある時ふと、屋上のフェンスを乗り越え、そのへりに腰掛けたのです。
その近くで話していた私は、ぎょっとして彼に離れるように言いました。
なぜなら、その背後には手招きする白い手首があったからです。
右手でした。
彼が後ろを振り向いた瞬間に、消えてしまったのですが、その30分くらい後に私は何か引っかかって、もう一度その場へ行きました。
が、何もありません。
首を傾げて立ち去ろうと背を向けたその瞬間、後ろから左肩をものすごい力で引っ張られました。
おまけに金縛りにかかって体を動かせません。
不自然に体をのけぞらせる私を、みんな呆然と見ていました。
ふと見ると、あと数10cmほどで屋上のへりだったのです。
祓詞を唱えてなんとかその場は助かったんですが、それ以来恐くて高校での天体観測には行っていません…。
では、また。
[麗子@gakushuin]
手首が招く…。怖いですね。
私は塾へ行くために自転車に乗っていつもの道を急いでいました。
家から数100mの所にさしかかった時、「シュー…」という音(耳で聞いたのではなく、
感じた)がしたような気がしたので、音のするほうを見上げました。
すると、とある家の屋根の上に炎がゆらめいた様な人魂が静止していました。
それは、見ていても恐怖感等はなく、2,3秒位でいきなり消えました。
それが消えると、音も聞こえなくなりました。
その後、その家や私の身の回りに不幸があったとか、そういう話は有りません。
あれは単なる自然現象だったのでしょうか?
[トラ×3@upzbnb]
不思議な現象でしたね。
当時仕事がとても忙しくて、会社に泊まることがよくあった。
いつもは事務椅子を並べて毛布をかぶって寝てしまうんだけど、その日はなんとなく「仮眠室で寝ようかな」って思ったんだ。
どうせ一人きりだし、いいかなって。
で、毛布を抱えて3階へ上がって、仮眠室のドアを開けたら何となくヒンヤリしていた。
丁度夏だったから、これはよく寝られるかなって呑気に考えて、電気を消してベッドに横になったんだ。
どのくらい経ったか、2,3人の小さな声で気がついたんだ「もう朝か…、随分早くから休憩室にくる人も居るんだな」。
なんて思って、起きなきゃだめかって動こうとしたら、これが全く動けないんだ。
「あれっ? これは…、まだ朝じゃないな…、しまった…」て思ったら、喋ってる声がだんだん大きくなるんだ。
人数もどんどん増えていって、しまいにはうるさいくらいになっちゃって。
「ちょっとまって、勘弁してよ」「南無阿弥陀仏」って心の中で唱えたんだけど全然効果なし。
声はどんどん大きくなるし、仮眠室の枕元からも聞こえてきてる感じ。
とにかくざわめいてうるさくて「うるさいんだよ! 勘弁してよ! 南無阿弥陀仏!」って心のなかで叫んだんだ。
一瞬、シーンと静かになったから「助かった!!」って思った瞬間、誰かがベッドのヘッドボードごしに上半身を乗り出して、両方の肩を「グッ!!」って押さえつけて…。
「うるさいのは、おまえの方だよっ! おまえがどこかにいけよ!!」って怒鳴られたんだ。
「エッ?」って思った瞬間、体が自由になったんだけど、力が入っていたのかベッドから落ちそうになっちゃった。
もうその後は大慌てで『仮眠室』を飛び出して『休憩室』を飛び出して自分の事務所に戻って、毛布を忘れて来ちゃったからジャンパー被って寝ました。
だけど寝た気はしませんでしたよ。
それから昼間でも休憩室には入っていません。
ちなみに会社は片側3車線同士の交差点の角で結構事故あるし、側を通る高速もカーブでよくフェンスにぶつかってるし。
道路を挟んだ向かい側はお寺だし、立地は余り良くないんですよね。
[m.h@mbn]
立地が気になりますね。仮眠室は鬼門かな?
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