岐阜県の山中で、一本道を車でゆっくり走っていた時のことです。
道の真ん中で、小さな黄色い鳥が羽づくろいをしていたのに出会いました。
鳥が道を開けてくれないと通れません。
けれど、鳥のことだから近づけば飛んで行くだろうと思い、車で近づきました。
しかし、そのままでいるのです。
少し戸惑いましたがさらに近づきました。
すると、「ようやく飛び立った!!」と思いきや、3mほど先に舞い降りました。
「頼むよー、どいてくれ」と思いながら、また近づきました。
すると、また3m先に舞い降りたのです。
これを何回繰り返したことでしょう。
もう先に進むのをあきらめて引き返そうかと思ったそのとき、鳥はどこかへ飛んでいきました。
これで先へ進めると安心したのも、つかの間でした。
カーブを曲がって急ブレーキ!
なんと大木が倒れて道をふさいでいました。
これでは引き返すしかありません。
しかし、車をUターンさせるスペースはなく、バックでいくらか戻り、なんとかUターンさせました。
大変なことに出会ったものだと思いながらの帰り道、再び出会ったのはあの鳥でした。
今度は時々道に降りながら邪魔することなく飛んでいきます。
まるで道案内でもしているかのようでした。
不思議な感じを抱きつつも、もしかしてあの鳥は道が通れないことを教えていてくれたのではないかと思いました。
だから、行く時には進む邪魔をし、帰る時には道案内をしていたのではと。
鳥は、道の上を低空で長い距離飛びました。
そして道の端に降りたのです。
その横を車で通り抜けました。
振り返ると黄色い鳥は、また羽づくろいをしていたのでした。
田舎の山中の出来事でした。
[植物を学ぶ大学院生@bddagg]
動物は時として人間を助けてくれますね。イルカとか…。
しかし、周りの人にその事を告げても、母以外の人には見えていなかったそうです。
その時は深く考えずに帰宅した母でしたが、翌日出勤すると、彼女が受け持っていた患者さんが亡くなったという事でした。
しかも良く聞くと、まさに火の玉を見た時間に亡くなったのだそうです。
この話を初めてしてくれた時に「挨拶に来たのかしらねえ」と笑っていたのが、何となく記憶に残っています。
[風見亜希]
やっぱりあるんですよね、こういう話。
当然両親も非常に心配したのですが、そこで母親のとった行動が意外でした。
数日前、柱にカレンダーをかけたらしいのです。釘を打って。
それがいけないんだと言い出して、母はいきなり釘を引き抜きました。
そして、「これであんたの腰はぜったい良くなるわよ」。
果たして、そのとおりでした。
翌日目が覚めると、あれほどひどかった痛みが、ほとんどないのです。
しかし体には激痛の感覚が鮮明に残っており、そのくらい急激に痛みがひいたのでした。
「言った通りでしょう」と、母は勝ち誇ったように宣言しました。
懸命に治す方法を考えてくれた母には頭が下がります。
しかし、よく考えれば柱の釘と腰痛に、どんな因果関係があったというのでしょう。
それともただの偶然でしょうか?
他愛無いかもしれませんが、この結末には、正直言って話すたびに鳥肌を覚える怖さを感じるのです。
[ATSUKO@157205]
何気ない行動が、得体の知れない災いを招くということがありますね。
給油を終え、缶コーヒーで一息ついて出発しようとした時です。
スピードメーターやタコメーターがついたコンソールがひしゃげているのです。
まさかと思い数回見直しましたが、やはりひしゃげています。
疲れたのかなと思い煙草を一服した後にコンソールを見たら今度はひしゃげていませんでした。
「な〜んだ、やっぱり異常は無いじゃないか。さあ出発!」と街に走り出したのは良いのですが、間もなく速度超過でパトカーに御用となってしまいました。
ただそれだけの事ですが、後になって思い返すと、どう見てもひしゃげていたコンソールは何らかの警告を発していたのではないかと思います。
そのまま走り出していたら事故を起こしていたかも知れません。
その後の事です。
すれ違う人々の顔が時々ですが変に見える時があります。
この人、鼻が無い!とか、ひどい火傷があるとか。
何回か見直した後に再度見直すと異常は無いんです。
その変に見えた人達のその後を知りたい!と思いますが知る術がありません。
私の気のせいだと良いのですが。
[ふりむん@eujofu]
何か予感がして行動を止めたとき。それが福と出るか凶と出るか…。
その夜、ハイパー熟睡娘な私が珍しく枕元に人の気配を感じて目が覚めたんです。
それまで夜は、鳥をプラスチックケースに入れて寝かしてて、それを私の枕元にある低い本棚の上に置いてたんだけど、どうやらそこら辺に人が立ってる。
スンスンといった半泣きで、とっさに妹だと思った私は「早く寝ぇや〜」って声かけた。
そしたら妹はちょっと驚いた風だったけど、「うん、お姉ちゃんも寝ぇな」との返事。
素直に私は寝てしまった。
翌日、頭がはっきりしてくると不審な点がチラホラ。
いつものプラスチックケースは、その夜は本棚の上ではなくて玄関に置いてあった。
とすると、妹が鳥を忍んで泣いてたとしても、わざわざ私の部屋で泣く必要はないのでは…。
私と妹は4才離れてて、当時はまだお子様な妹は、かなり私よりも早くに就寝していた。
もし、鳥のことで眠れなかったのだとしても、わざわざ寝付いた私の部屋に来て、しかも声も掛けずに枕元に立ってるのも変な話…。
と、するとあれは妹ではなかったのだろうか。
当時は、妹の心境も察してつっこんで聞けなかったけど…。
聞いとけばよかったかなぁ。
[かちゅ☆@intergate]
返事をしたモノとは。インコは喋りますし…。
真夜中に足がすっごく痛くて目が覚めた。
滅多なことでは目を覚まさない、ハイパー熟睡娘を一気に覚醒させるほどの激痛。
ボーっとしながら痛みの出所である足の裏を見たら、なんと錆びた古釘がささってた。
なんか分かんないけど半幼児化してた私は「いたい〜〜」ってベソかきながら、今考えると無茶だけど、その釘を引き抜いた。
んで、寝た。
翌朝、母にそれを話したら怒られた。
曰く「破傷風になったらどーすんの!」。
朝になっても傷はあったが、いくら探しても釘は見つからなかった。
寝ぼけてたけど、足から抜いて布団の側に放ったのは覚えてる。
だいたい毎日同じとこに寝てたのに、今迄何ともなかったのにね。
私の家はちょっと古いし、木造系だから釘くらい使用されてはいるけど…。
釘の出所を探して布団の周りを丹念に見たけど、釘が抜けたような個所もなし。
本当に、あの釘は何処から来て何処へいったんでしょうかね。
これじゃ、怪我だけした私が悲しい…(笑)。
[かちゅ☆@intergate]
体から数10本の針が出てきたっていう噂もありますし…。
ここを、私の弟が犬の散歩のために歩きました。
階段を上っていく途中、弟は山の壁面に祠を見つけたそうです。
その時、その祠の周りの空気が非常に重苦しく、何か「ドーン」と迫ってくる感じがして、連れていた犬が異様な声を上げて吠えまくったそうです。
ただそれだけなのですが、また行ってみたら何も感じなかったそうです。
この階段は夜になると幽霊が出るという噂があり、私も通ったことがあるのですが、幸いにも見ることはありませんでした。
昔そのあたりは山奥で、人は住んでいなかったそうです。
何かあったのかもしれません。
弟がある昼過ぎ、テレビを見ていたそうです。
何気無くただボーッとテレビを見ていると突然花に包まれた、ある女優さんの写真が画面一杯に映り、続けて「どうしてこんな事が起こったのでしょう?」というキャスターの沈痛な顔を見たそうです。
そしてその日の晩に、その女優さんが事故で亡くなりました。
つまり、弟は女優さんが亡くなる前にその事故をテレビで見たのです。
私が「勘違いだろう」と言うと、「そんなことはない。次の日の訃報もテレビで見たんだ」と弟は言います。
ちなみに弟は大変な怖がりのため、恐い話をすると怒ります。
何かあると必ず「気のせいだ」「勘違いだ」といって済ませます。
それでもこういう話をするのですから、本当なんでしょうか?
[無名氏@]
夢で見たり、一瞬脳裏に浮かんだことが現実に起きることが、結構あるものです。
昼間でもかかるんだ…とか呑気なことを考えていると突然、空気が少し重くなったような感じがしました。
私は金縛りにはかなり慣れっこになっていたのですが、なぜか部屋のドアを見た瞬間から緊張感が高まって、ドアを開けてはいけないような気がしていました。
しかし、ドアは少し開いていました。
部屋の外は廊下があって向かいは弟の部屋のはずなのですが、白い煙が立ち込めた異空間のような感じでした。
突然恐くなったのですが、なぜか体はドアの外に向かって進んでいきます。
すると「きゃっきゃ」と甲高い声がして誰かが騒いでいる気配がしました。
そっと覗くと何と焚き火のようなものを囲んだ小さな(感覚的には80cm〜1mくらいの身長?)鬼が5,6匹だったでしょうか…、踊っているではありませんか!!
あまり鮮明ではないのですが、赤っぽい色と青っぽい色の鬼がいて「赤鬼青鬼とはよく言ったものだな」とふと思ったことを記憶しています。
しかし次の瞬間、物凄い恐怖が込み上げてきて「絶対見つかってはならない」と直感的に思い、息を殺して物陰に潜んでいました。
そして脂汗をかきながら部屋に戻ろうと後ずさりを続けました。
私の短い人生の中でもかなり恐かった出来事の一つです。
[虎猫@gunmanet]
もし見つかっていたら…。
薄暗い林道をしばらく走りバイクを止め、樹海の中を2,3分も歩くとその洞窟はありました。
懐中電灯を持ち中に入ってみると所々崩れており、とても奥まではいけないと思い引き返し、洞窟を出てバイクの方に歩き始めました。
あたりはもう薄暗く、3月ということもあり、とても冷え込んできていました。
その時友人が「おい、前からねーちゃんが歩いてくるぜ」と言うのでその方向を見ました。
すると、3月の富士山だというのに、半袖のしかも気味が悪いくらいに真っ赤なワンピースを着て、肩から黒いショルダーバックを下げた女の人がうつむきかげんで歩いて来るではないですか。
「こんな樹海の奥にねーちゃんが一人で、しかもこんな薄着でなんだー?」と思いながらも、スーッとすれ違いました。
友人に「へんなねーちゃんだな」と言い、顔を見ると真っ青になっています。
「どうした?」と聞くと、「今のねーちゃん口から血を吐いていたよ」と言うんです。
5,6歩ほど歩き、後ろを振り返ると、自分の目を本当に疑いました。
信じられないことに、もうそこには赤い服の女はいないのです。
僕らは叫びながらバイクの所まで死に物狂いで走り、慌ててエンジンをかけ、訳のわからないままホテルまで逃げ帰りました。
ホテルに入ってからもしばらくは震えが止まらず、放心状態のまま夕飯もとらずに眠りにつきました。
それから2,3週間した夜、テレビを見ていると、青木ヶ原の遺体捜索の話をしていました。
私は赤い服の女の事が脳裏に浮かび、恐る恐る見ていたのですが、西湖コウモリ穴のそばで遺体が5体見つかり、一人は若い女性だったとのことでした。
あの赤い服の女は自殺者の幽霊だったのでしょうか?
それともこれから自殺する人だったのでしょうか?
15年たった今でも、あの赤い服が忘れられません。
[F.N@infoweb]
TV番組では、樹海の捜索に米国の超能力者が出演していましたね。
それにしても魔の樹海ですね。
畑仕事の帰り道、藪に向かって小用を足していたときの事。
山道を向こうからおりてくるものがあった。
よく目を凝らしてみると、信じ難い事だが雛人形のような平安貴族のような格好をした、男女二人連れの小人だった。
小人は彼の足元まで近づいてきて「これ! おまえ、こんなところでションベンなんぞするでない!」と、甲高い声で叫んできた。
驚いて何者なのか尋ねると、「われは、この山の神じゃ! 無礼なことをするな」と答えたので、慌てて逃げて家に帰った。
…という話だったのですが、話が話だけに私がちょっと真剣に聞けずにいると、彼はとても不満そうに「嘘を言っとると思っちょろうが、これは、ほんっとうにこの目で見たんじゃち」と、大まじめに言っておりました。
何時頃なのか、どこの山なのか等も気になったのですが、周囲の人達の目も何だか気になったので深くは追求しませんでした(情けない…)。
また何か思い出したらお便りします。
[t-o-k-i]
実は塞の神かも…。後日談に期待しております。
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