やがて夏休みに入り、日中に野球部員達が学校のグランドで練習をするようになりました。
そのうち外野に守っていた部員の所にボールが飛び、そのボールが校舎の方に転がって音楽室の窓の下まで行きました。
彼は仕方なくボールをとりに行くと、夏だというのに黒い学生服を着た男が後ろを向いて、チューバを吹いていたそうです。
その日は吹奏楽部はお休みだったそうで、誰もいなかったとのこと。
部員達は「きっと彼が新しく入ったチューバを吹きに来たんだろうね」と話しあったそうです。
不思議ですね。
[無名氏@]
叶えられなかった願いは、きっと…。
夜の3時すぎ、疲れたので寝ようかと思い、ふとノートから目線を窓にむけると、なんと窓に映った自分がワンテンポ遅れて、私と目があったのです。
すっごく怖かった思い出です。凍りつきました。
[るいるい@justnet]
どんな表情でしたか。
ある日僕が夜寝ようとしたとき12時ぐらいだったでしょうか…、ふと、部屋の天井の隅を見たんです。
そのとき、そこに「般若」がいたんです。
その般若は僕ではなく、別のところを見てました。
そちらに目を向けても何もいなくて、もう一度般若の方を見たのですが、もういません。
ただ僕は、そのころ小学2年生ぐらいで般若を知らなくて、びっくりしただけでした。
そして、その頃を忘れかけてた2年後ぐらいに、また現れました。
相変わらず、僕とは違うところを見てるんですが、前より悲しい顔をしていたような気がします。
ですが、そのときにはすでに僕は「般若」というものを知っていて、前よりも驚きました。
しかし、なぜか恐怖は湧いてこず、それ以来般若は見ていません。
引っ越してから数年後、テレビで古い病院を調査していたんですが、そこに、同じシチュエーションで般若が映っていたんです。
それに気づいた高校生くらい?の調査隊は驚いて逃げてしまいました。
僕の前の家と、どこかの古い病院…。
何か関連があるのでしょうか…。
[J@justnet]
一体何を見ていたのでしょう。
私は自宅から通っておりますので、電車に乗ると知っている人に会うことが多いのです。
その日、私は別の中学時代の同級生に会いました。
彼は少しうつむき加減でした。
「どうしたの?」と聞くと、彼は「知ってた? Aが死んだんだって」と答えました。
「何でも事故って死んだって話だよ。葬式前にAの家に行っておけよ」。
この言葉に私は「ああ、今日A君のことを思いだしたのは、虫の知らせに近いものなのかな」などと思ったりしました。
そしてその日の夜、私は自分の部屋で洗濯物をたたみながら「ああ、A君が死んだのか」と思ったときです。
ものすごい金縛りが私を襲い、動けなくなってしまいました。
洗濯物の山に倒れ込みそうになったのが、その日の最後の記憶です。
その後のことは全く覚えていません。
彼が来ていたのでしょうか?
[無名氏@]
ふと思ったら再会した、というのは結構あるものですが。噂をすればなんとやらです。
母方の祖父は、若い頃とても霊感があったそうで、夜眠っていると決まって金縛りにあい、足下に沢山の人の顔がフワフワ浮いていたそうです。
この人達は、祖父に助けを求めていたのかもしれません。
10年ほど前、この祖父の友人に当たるそば屋のご亭主さんが、配達途中、交通事故にあって亡くなりました。
その葬式で、祖父がお経をよんであげたそうなのですが、その晩、亡くなったそば屋のご亭主が便所に入った祖父のところに現れたそうです。
祖父は大変怖がり、便所にお札を貼り付けたところ、出なくなったとのこと。
祖母は「きっとじいちゃんにお礼を言いに来たんだ」と言ってました。
そのお札を私も見ました。
それまで霊という存在すら知らなかった私ですが、それを見て「ああ幽霊は本当にいるんだ」と、見てもいないのに実感したものです。
祖母は、母を生む前に5才の息子を亡くしています。
ですから、祖母は母をその男の子の生まれ変わりと思って大切に育てたといいます。
この、母から見れば兄に当たる人を、なぜか私の父が見ています。
母に初めて子が産まれた時、父は夢の中でこの義兄に会ったそうです。
父は「○○さん(母の兄の名前)が自転車に乗って、手を振りながら祝ってくれた」と、母に告げています。
父は当然、義兄に会ったこともないし、写真も幼い頃のものしかないので、自転車に乗った人を義兄とわかるはずがないのですが。
両親の親族の人達で特別、霊感が強いという人はあまり聞かないのですが、この手の話ならどちらにも結構多く、密度の濃い人間関係を形成していたんだな、と私は思います。
[無名氏@130034]
霊感と言われるものは、遺伝するのでしょうか?
最近は悪さをする、もののけも減ったようですが、数年前に私の叔母も化かされました。
悪質な化かしではなく、道を迷わせただけなのですが、迷って歩いた距離の割に(それほど迷って歩いてはいないと言っていた)、家に帰り着くのが非常に遅くなってしまったとのことでした。
どこかで記憶に残らない行動をしていたのかもしれません。
叔母は狐に騙されたと言っていました(姿は見ていない)。
狐は、尻尾で人を化かすために、道を迷わせるには自分が先導して行かなければならないのだそうです。
一方、狢は手で化かすので人の後ろから操るため、崖から落とそうと思えば、それも可能で、狢の化かし方は、たちが悪いとのことでした。
姿が見えずとも、なにが化かしているのかわかるようです。
[ヘレボルス@infosphere]
狸囃子や狐の嫁入りなど、幻想的な話は各地にありますね。
父の実家の山の中で、以前誰かが首吊り自殺をしました。
村の人達はその木を気味悪がって切り倒してしまったそうです。
しかし、切り株だけになったその木から、どうしたわけか再び幹が伸び枝が生えて普通の木に戻り、何年か後にまたその木を使って自殺をした人がいたそうです。
父がまだ幼い頃、よく狐が出たそうで、何人かの人がばかされているようです。
ある村祭りの夜、一人の子供が行方不明になりました。
その子は次の日無事発見されたそうですが、その子の話によると、お祭りの場所から離れた所からボーッと光るものが見えました。
それを追いかけていくと目の前で消え、また少し遠く離れたところでボーッと光が出たそうで、それを追いかけているうちに一晩、山をさまよってしまったそうです。
父は、これは狐火だと言ってました。
父の祖父(私から見ればひいじいちゃんにあたります)も狐に関する話をしています。
隣町から魚をもらい、自転車の後に載せ家に戻る途中、真っ暗な道の途中でふと狐の臭いを感じ取ったそうです。
すぐ「これは後の魚を狙っているな」と気づき、用心しながら家に戻ったのですが、いつのまにか魚を盗られてしまったとのことです。
父の実家の奥の部屋に仏壇があり、その上に祖父の肖像画があります。
お盆やお彼岸などで父の実家に行くと、必ずその仏壇の前で祖父に手を合わせたものですが、以前その肖像画がニコニコと笑っていたことがあります。
恐いという感じはなく、何か懐かしい感じさえ致しました。
母に話すと「きっとお前が来たことを喜んでいるんだよ」と言ってました。
恐いと言うよりは不思議な話です。
[無名氏@130034]
都市化してしまった街には、廃れてしまった話ですね。
私は、玄関が1つの食堂付下宿(寮みたいなもの)に住んでいました。
そこは、平成元年に完成し、私は新築当初から入居していました。
そこで、3年間ほぼ決まった時期に霊体験をしました。
まず1年目。
5月の末、まだ肌寒い時期でした。
その時友達と4人で夜遅くまで私の部屋で話しをしていました。
いつしか怪談話になり夜2時ごろでした。
突然「ドン、ドン、ドン」と廊下を歩く音がします。
一人が「うるせーな。誰だ?」と部屋の扉を開けて廊下を覗きこみました。
住んでいたところの部屋のタイプは、廊下から部屋の方に扉が開く方式なので、みんなのスリッパは廊下にありました。
それで、その部屋の住人がいるかいないかを判断していました。
そのとき、「あれ、俺達以外のスリッパがみんな部屋の前にある。じゃ誰だろう」と言うのです。
みんなもそれを確かめるために廊下に出てみると、確かに4人以外のスリッパは部屋の前にあります。
それから、もう一人の友達が言いました。
「そういえば、廊下を歩く音、3歩しか聞こえなかったよな」。
廊下は端から端まで10メートル程ある為、大人でも3歩でゆく事は出来ません。
「おかしいな」と思った瞬間、今度は1階(私の部屋は2階)でまた「ドン、ドン、ドン」と音がしたのです。
その時にみんなは恐いというよりは誰だというほうが強かったので、あわてて1階に下りたのですが誰もいません。
スリッパも全数あります。
「幽霊か!?」と思ったときに一人が「玄関に誰かいるよ」。
慌てて駆け寄った時には、もう誰もいませんでした。
わずか3秒程です。
「やっぱり幽霊?」とみんなで顔を見合わせて慌てて部屋に逃げ帰りました。
思えばそれが下宿をさまよう幽霊の前兆でした。
2年目は、私が体験したわけではないのですが、やはり5月の肌寒い時期です。
1階に住んでいた彼が、一人テレビを見ていたときです。
窓を「トントン」と叩かれたそうです。
「誰だ、友達か」と思いカーテンを開けたとき、赤い服を着た色の白い男が立っていたそうです。
そして、一言「こいつじゃない」と言って、スーッと消えてしまったそうです。
3年目、ついに私もそのさまよえる霊を見てしまいました。
時期は7月でした。
テスト期間だったので一人で試験勉強をしていたとき、夜1時頃でしょうか。
窓を「トントン」と叩く音がします。
「風かな」と思ってほっといたら今度は「ドンドン」と音がするのです。
「おかしいな」と思いカーテンを開けた瞬間、白い顔の男が、胸から血を流し赤く染まった服を着て立っているのです。
私の部屋は2階です。
普通そんな事はありえません。
そして一言「こいつじゃない」と言って、スーッと消えました。
私は無我夢中で友達の部屋に行き、「出た、幽霊が」と言ったのですが、友達には信じてもらえませんでした。
後で解かった話ですが、昔、下宿近くの道路で男の人が轢き逃げされたそうです。
今でも犯人は捕まっていないので、まだあの「さまよえる幽霊」は5月末〜7月にかけて犯人を探しているのでしょうか。
その後、私は東京に引っ越してきたので分かりません。
[タカP@202248094]
ということは犯人は近くにいたのでしょうか。それとも、現場に地縛しているのでしょうか?
一泊目、隣のグループ部屋に接している部屋に泊まってた奴が突然高熱。
39度まであがっちゃって。
「あっちの部屋で寝てたら絶対やばい何かある!!」って言うから、その晩は全員で一部屋に雑魚寝。
翌日はじゃんけんで負けて俺がその部屋…熱はでなかったけど一寸変な気分だった。
で、翌日。
部屋はね、南向きで朝は縁側に斜めに陽が当たるんだ。
でね、朝飯を食ってから朝のお勤めをしようとしたんだよ。
ところが自分達の部屋のはもうふさがってて、隣の部屋のは嫌だったんだけど我慢できなくて仕方なく借りたわけ。
「トイレの往復だけだから大丈夫」「トイレを出たら真っ直ぐみんなの所へ戻るぞ」って自分に言い聞かせていったんだ。
トイレっていっても昔の家だから縁側の端にあって、部屋に入ったり玄関回ったりする必要もなかったし。
だから縁側の一番トイレに近いところから入ってトイレを使った。
トイレから出てくるときも「すぐそこにビーサン脱いであるし俺はトイレ以外用ないから」って言い聞かせて戸を開けた…。
次に気が付いたときには俺、部屋の中にいたんだ!!
不思議なことに、その瞬間俺が感じたのは「きれいな部屋だな、…帰ってきたんだ」の二つで、ヤバイとかシマッタとは思わなかった。
なんだか部屋の中が明るくて、なんか懐かしい感じがあったな。
「オイ! 何やってんだ!?」の声で我に返った瞬間、全身に鳥肌がたって寒くて寒くて仕方がなかった。
八月半ばだったから朝っていっても25,6度あったはずなのにね。
でね、熱だしちゃった奴はもうバテ切っちゃって海にも入らない。
俺も朝の出来事で今一。
夜はみんな一部屋に集まって、ずーっと隣の部屋の話ばかり。
絶対ヤバイが結論。
結局翌日予定を切り上げて帰宅したんだけど車の中も全然もりあがんなかった。
当時実家(神奈川)に板もウェットも置いて、東京に住んでたんだけどアパートが潮臭くなったんだ。
会社から帰るとその臭いがすごいの!
で、夜中、ふと目が覚めたら誰か居るんだよ、やけに顔の細い奴が!!
それもね、ベットとドアの隙間、わずか10センチの所に、びっくりしたし怖かった。本当。
それから毎日のように居るんだ。
「ごめんね」って言って寝るでしょ、すると今度は足下からズズーッと上がってくるんだよ顔だけが。
足から腰、胸から肩へ、そして顔の上までくると、フッと消えて突然両方の耳に別々の事を囁くんだ。
ずっと「勘弁してよ」なんて思ってもだめ。
金縛りを力づくで解き放つまでずっと…。
その一週間後俺、肺炎にかかっちゃったよ。
熱は39.6度。一週間かかった。
治ったときに真っ先に霊媒師を訪ねてお札もらった。
アパートに帰ってお札を貼ったでしょ。
翌日、テレビが煙吐いて壊れて、やっと潮臭さもなくなったんだ。
大して怖くないけど、こんな事もあるんです。
[m.h@mbn]
憑いてきてしまったのでしょうか。何を囁いていたのか?
友人が見てしまったものは
合宿仲間二人が夜の山道を走っていると用を足したくなり、車を止めて崖をほんの少し降りたそうです。
彼らのすぐ横にコカ・コーラの赤い看板があり、友人は「流石コカ・コーラ。こんな所にも看板立てて…」と思いながら用を足していました。
友人と一緒にいた人が、その人は霊感が強いらしいのですが「なあ、終わったら振り向かずに行こうな」と言ったのです。
友人は「この人がこう言う時は、その通りにしよう」と後ろを決して振り向かず車に戻り、山道を急いだそうです。
しばらくして落ち着いた頃に霊感の強い人が言うには「崖に血だらけの女の人が立っていた」らしいのです。
友人が見たコカ・コーラの看板は、実は看板ではなく血だらけの女の人だったのです。
看板だと思い込んでいて良かったですよね。
この霊感の強い人は霊を呼んでしまうらしく、合宿所の部屋も「今日はここに入るな」と言うことが時々あったそうです。
夫自身もこの彼と一緒の部屋にいて見てしまった
彼らの合宿所は2段ベッドが幾つかある大部屋だったのですが、寝ていると、すーっと扉が開いて髪の長い女の人が寂しそうな表情でじーっと見ているのだそうです。
扉に一番近いベッドの上の段にいた人は、その女の人の長い髪の毛が顔にかかる状態で、しばらくの間、誰もが声を出すことも身動きすることもできずに、じっとしていました。
すると、ふっと女の人は消えてしまったそうです。
それでもその直後は誰も話すこともできずにいて、後で「怖かったな」と話し合ったそうです。
夫が言うには、はっきり見えたけど、目で見たのではなく、感じたのだそうです。
ずいぶん前に聞いた話なので記憶違いがあるかもしれません、でも確認の為に再度聞くのは怖いので、記憶を辿りながら書いてみました。
[まき@caccchcbb]
トンネルの両端に佇む販売機の話、ご存知ですか?
いわゆる霊体が目撃される所には、必ず販売機があるそうですが…。
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