不思議小話
第53部


  1. 最近、千葉県市川市の話題が出ているので一つ。

    京葉道路市川ICの近くで、ある場所の裏側の道がかなり危険です。
    地元で遊んでいて、別々のスナックで別々の3人からその場所の話を聞いています。

    1. 鉄砲を担いだ下半身のない兵隊が直立不動で立っている。その他、犬猫の霊が集まっている(自称霊能者)
    2. 白い固まりがいくつも飛んでいて、ぶつかりそうになった。(自称霊感人間)
    3. 白い固まりが飛んできてフロントガラスにぶつかったが見えなくなった。 バックミラーを見ると後部座席に漂っていたので車を捨てて逃げ帰った。 車は駐車禁止でレッカー移動された。(霊なんか信じない、それよりも警察が怖い)

    私自身もこれらの話を聞く前から、そこは通らないようにしています。
    なにしろ、その空間だけ空気が違いますので。
    因縁については分かりませんが、市川ICは、前から心霊スポットとしては有名なのですが、今回の場所はちょうど真北の方向になります。
    何かの通り道になっているのかもしれません。
    [神谷明]
    北東の方角なら鬼門なのですが。

  2. これは、私の友人がとある深夜営業のパブで体験した出来事です。
    そのパブは、かなり古いバーだった物件に数年前に手を加えた店(改装とまでいかない)で、カウンターとボックス席からなる細長い造りになっています。

    ある夜、友人がその店のカウンターに座っていると、どうも妙な感じがする。
    カウンターの左端の席には誰も居ないはずなのに、視線の隅に女性が座っているのが見える。
    左を向くと、誰も居ない。
    あんまり気になるので、マスターにその事を話すと、なぜか怒り出したそうです。
    その友人は、とても霊感が強い奴なので、「まっ、そんなこともあるか…」と深く考えず、やがて店を出たそうです。

    すると突然、すごい空腹感を覚え、あるラーメン屋に入ってメニューを見ていると、なぜか注文する気にならない。
    腹はめちゃめちゃ減ってるのに、どうしても食べる気になれない。
    で、ラーメン屋を出てしばらく歩いてたら、やっぱりラーメンが食いたくてたまらなくなる。
    別のラーメン屋に入る。食べられない。
    そんなこんなで結局家に帰り、トイレに入ると今度は小便がでない…。

    後日、この話を件のパブ!!で酒を飲みながら、友人から直接聞きました。
    「めしを食いたくても食えない。排せつしたくってもできない。成仏してない霊って、始終こんな気分を味わってんだろうな」
    なんてことを話しながら、カウンターの左隅をちらりと見て、友人いわく「今日も居るよ…」
    [GEN@te]
    マスターは何故、怒ったのでしょう…。

  3. 千葉県の、とある家について投稿させていただいた『かさね』です。
    八幡の薮知らずでの、(かなり信用のおける)友人たちの経験談を。

    薮知らずというのは、私と友人たちの間でずっと話題に上っていたのですが、その夜友人たち(6人だったと思います)は、そこに忍び込みに行ったのです。
    御存知ないかもしれないので一応言っておくと、薮知らずというのはブロック塀で囲まれています。
    20m四方ぐらいだったと思いますが、国道に面した所から中央付近にあるお堂というか、お社の所へ行けるように道が作ってあって、そこを回り込んで塀で囲ってあるんです。

    そこから友人たちは中に入ったわけですが、もちろん何もない。
    夜だし、ほとんど何もみえない。何もいない。

    どんどん奥へ行こうとすると、その中の三人が、「早く出よう」「もう出た方がいいって、早く帰ろう」と言いだした。
    「なんでだよ、まだ入ったばっかりだろう」と、先を歩いていた人は言ったのだが、三人は必死な形相をしている。
    心霊体験の多い三人のそんな様子を見て帰ろうと考えたその時、「もうだめ」と言って一人が逃げ出し、全員それを追うようにして外へ出て、その場から離れたそうだ。

    離れた所で、その三人に何があったのかを聞いたところ、こう言った。
    「はやく出ていけって、入った瞬間から言われてたんだよ。ずっと。何かは分からないし、何処から聞こえてたのかも分からないけど、ただ、出ていけって」

    その次の日、私は彼らに会い、その話を聞いた。
    一緒に行きたかったという私に、友人は「今はイヤだけど、また今度だったら考えとく」と、そう言いながら「当分無理だけどな」とつけ加えた。

    数日後、その友人に会って早々言われた。
    「もう絶対、薮知らずなんか行かないぞ」
    なんでさと聞くと、こう答えが返ってきた。
    「このあいだの夜中、気がついたら、薮知らずの前に立ってたんだ。三人とも」

    別に話し合ったわけでもないのに、夜遅くに、あの夜声を聞いた三人が、薮知らずの前で鉢合わせしたのだった。
    一人は、気がついたら。二人は、行かなければならない気がして…。
    三人は鉢合わせした瞬間、まずいと思って急いでその場を離れたらしい。
    薮知らずについて、因縁めいた話は聞いたことがないので、それが何かは分からないが、私たちの間では忠告だったのではないかという事になっている。

    以上、長くなってしまいましたが友人の体験談ですにゃ。
    その後、薮知らずについて調べたのですが、実家に置いてきてしまっていて、今思い出せませんにゃ。
    小説のネタにしようと思っているので、実家に取りに行くか、友人に調べてもらったら、また書きますにゃ。
    [かさね]
    八幡の薮知らずのエピソード。ご隠居ですよ、ご隠居(^^)

  4. 今、私の家では下水道を入れる工事をしています。台所も全部修理して、うちの中はバタバタです。
    それはあんまり関係無いのですが、大工さんが帰ってからも、工事現場にはノコギリや釘も出しっ放しになっています。

    夜、父が現場を見ていて、電気をつけっぱなしにして2階に上がってしまいました。
    私はまた戻ってくる気だろうなと思ってそのまま2階に上がり「電気つけっぱなしだったよ」と言いました。
    そしたら、ちゃんと消したと言われて、ついていたなら消してこいと怒られてしまいました。

    1階で、どうせならと思って冷蔵庫を覗いていきました。
    何もなかったので閉めたら、電気が一緒に消えました。
    「冷静」がモットーの私なので、普通に歩いて2階に戻りました。
    「冷蔵庫閉めたら消えた」と報告すると、変な顔で見られましたが(^^;

    その後、ブラウスをかけるのを忘れたなと思って階段を降りようとすると、電気がまたついているのです。
    今度は早足で両親のところに行って、「お母さんついてきて!」と一緒に来てもらいました。
    今度は母がコンセントを抜きました。

    今思い出すと、臨時の電灯だったし、ショックで回路が繋がってもおかしくないというのもわかります。
    でも、その時は本当に怖かったです。
    [A.Codante HomePage]
    タイミングが合うと、妙な気分になりますね。

  5. 不思議体験三連発

    [Anubis HomePage]
    久々の語り部Anubisさんでした。

  6. 初めて投稿します。
    今も残っているかわからないのですが、千葉県市川市にあった一戸建ての借家の話です。
    借りた人がすぐに出ていってしまうというありがちな話なのですが、住み始めてすぐは何もなく、少し経つと人の気配や物音が聞こえ始めます。

    子供が階段を上り下りする足音や、台所で包丁で何かを切っている音が聞こえたりという生活の中で出る音が、そこに誰も居ないのに聞こえてくる。
    それでも気のせいだろうと暮らしていると、今度は、人の姿が見え始める。

    そして、その人たちは、明らかにただ、その家で生活しているだけなのです。
    居間でテレビを見る老人、家事をする母、2階に部屋をもっている子供。
    その姿が少しずつはっきりと見え始めて、そこに本当に住んでいる人は、大体3ヶ月ぐらいで出ていってしまうのです。

    体調が悪くなったりするようなことはありません。
    何をされるわけでもないけれど、同じ空間にもう一家族、いるはずのない人々が居るというのは、とても恐いと思いませんか?
    不動産屋に聞いたところ、その家を建てた家族や住んだ家族で、死んだ人は当時誰も居ないということでした。
    私は未だに、それがどういう現象なのか分からないのです。
    [かさね]
    なんの因縁話も無いわけですか…。

  7. 私は以前、池袋にあるサンシャイン60の中にある、店舗の洋服店に7年ほど勤務していましたが、かなりの数の怪奇体験をしました。
    最初は夜残業している時、人が出入りすると鳴るチャイムが、店のシャッターが閉まっているのにいきなり鳴り出しました。
    それだけですと機械の故障かと思ったんですけど、その後、同僚の女性社員が店の中の角の所に小さいおじさんが浮いていると言うのです。

    容姿を聞いてみると、髪が坊主刈りで身長が150cmぐらい、年齢が50歳ぐらいで学生服みたいな物を着てたそうです。
    私も同じような体型の人のようなものが、店の中の更衣室に消えていくのを二回見ています。
    また他の社員も足だけ見たとか足音を聞いたとか、かなり頻繁に体験していました。

    そして以前、浮いている小さなおじさんを目撃した女性社員が退社して5年ぐらいした後のことです。
    その話を知らない新入社員が朝出勤して、まだ誰も来てなく店に鍵がかかっているのに、中で背の低い坊主刈りの年配の男性が下を向き、何か書いてる様子を店の外の窓越しに見たという話には、さすがに寒気がしました。
    警備の人の話でも夜、不思議な体験をしているそうです。

    昔、拘置所があったせいかは分かりませんが、軍人の幽霊のような感じがしました。
    [Oさん]
    近代的ビルの怪異譚。不思議なものですね。

  8. こんばんわ。今回は知り合いA子から聞いた怖い話を書きます。
    もう8年ほど前に聞いた話なのですが、今思い出してもゾーっとします。

    当時、学生のA子はアパートで独り暮しをしていました。
    もともと霊感が強い彼女は、変な感じがすると風邪をひいた時のように体がだるくなったり、夜なかなか寝付けなかったりするそうです。
    その日も、体がだるく何だかおかしいと思っていたそうです。

    早めに布団に入ったのになかなか寝付けなくてウトウトしていると、何か顔のあたりがくすぐったいような気がする。
    何だろうと目をあけると、自分の顔の上に髪の長い女の首が浮かんでいる。
    その女の髪の毛が自分の顔をくすぐっていたのです。驚いて思わず体を横向きにしました。
    すると、隣には赤ん坊が寝ていたんです。
    彼女はそこで気を失ったそうで、気がつくと朝になっていたとのことでした。

    A子に「そのアパート、引っ越したの?」と訊ねたら、「ううん、その人はもう出てこないから、そのまま…」
    そのアパートは他にもいろいろ出たみたいですが、学生時代は、ずっとそこに住み続けたようです。
    [ミミちゃん]
    女性と赤ちゃんの組み合わせ。とすると…。

  9. えっと、また書かさしてもらうっす。
    怖い話の近畿のところで「首なしライダー」っていうのを読みました。
    それと同じかどうか知りませんが僕もそういうモンを六甲山ハイウェイで見ました。
    多分、裏六甲やったと思うけどね。

    でも僕の場合はバイクでツレとスゲースピードで走ってたら、いきなり横からもっと速いスピードで追い抜かれたんす。しかもカーブで。
    誰やねんって見たら、フルフェイスのヘルメットの男でした。
    そして後ろには女と思われる人を乗せていました。その女の人の頭がなかったんです! もうビビッたビビッた。
    そんで凄いスピードで走っていって、フッといなくなったんだけど…。あれはマジ怖かったっす。
    [ニーヤ]
    バイクの音はどうでしたか。

  10. こんばんわ、私の父の話です。

    父の知り合いが亡くなり、お葬式に行ってそのまま仕事場へ戻ったそうです。
    顔の横に何か気配がしたので振り向くと、自分の肩の上に施餓鬼がいたと言います。
    もう、いやなモノ見たなあ、と話していました。

    塩を振って消したらしいですが、葬式でくっつけてきたと、よくある事のように話していました。
    よくあることなんですか?
    [ねむ@at]
    よくあることなのでしょうか>ALL


[HOME][目次] [52][54]

Copyright (c)1999 kibitaro & web surfer
Since 09/13/1996, Last Updated 07/06/1999