京葉道路市川ICの近くで、ある場所の裏側の道がかなり危険です。
地元で遊んでいて、別々のスナックで別々の3人からその場所の話を聞いています。
私自身もこれらの話を聞く前から、そこは通らないようにしています。
なにしろ、その空間だけ空気が違いますので。
因縁については分かりませんが、市川ICは、前から心霊スポットとしては有名なのですが、今回の場所はちょうど真北の方向になります。
何かの通り道になっているのかもしれません。
[神谷明]
北東の方角なら鬼門なのですが。
ある夜、友人がその店のカウンターに座っていると、どうも妙な感じがする。
カウンターの左端の席には誰も居ないはずなのに、視線の隅に女性が座っているのが見える。
左を向くと、誰も居ない。
あんまり気になるので、マスターにその事を話すと、なぜか怒り出したそうです。
その友人は、とても霊感が強い奴なので、「まっ、そんなこともあるか…」と深く考えず、やがて店を出たそうです。
すると突然、すごい空腹感を覚え、あるラーメン屋に入ってメニューを見ていると、なぜか注文する気にならない。
腹はめちゃめちゃ減ってるのに、どうしても食べる気になれない。
で、ラーメン屋を出てしばらく歩いてたら、やっぱりラーメンが食いたくてたまらなくなる。
別のラーメン屋に入る。食べられない。
そんなこんなで結局家に帰り、トイレに入ると今度は小便がでない…。
後日、この話を件のパブ!!で酒を飲みながら、友人から直接聞きました。
「めしを食いたくても食えない。排せつしたくってもできない。成仏してない霊って、始終こんな気分を味わってんだろうな」
なんてことを話しながら、カウンターの左隅をちらりと見て、友人いわく「今日も居るよ…」
[GEN@te]
マスターは何故、怒ったのでしょう…。
薮知らずというのは、私と友人たちの間でずっと話題に上っていたのですが、その夜友人たち(6人だったと思います)は、そこに忍び込みに行ったのです。
御存知ないかもしれないので一応言っておくと、薮知らずというのはブロック塀で囲まれています。
20m四方ぐらいだったと思いますが、国道に面した所から中央付近にあるお堂というか、お社の所へ行けるように道が作ってあって、そこを回り込んで塀で囲ってあるんです。
そこから友人たちは中に入ったわけですが、もちろん何もない。
夜だし、ほとんど何もみえない。何もいない。
どんどん奥へ行こうとすると、その中の三人が、「早く出よう」「もう出た方がいいって、早く帰ろう」と言いだした。
「なんでだよ、まだ入ったばっかりだろう」と、先を歩いていた人は言ったのだが、三人は必死な形相をしている。
心霊体験の多い三人のそんな様子を見て帰ろうと考えたその時、「もうだめ」と言って一人が逃げ出し、全員それを追うようにして外へ出て、その場から離れたそうだ。
離れた所で、その三人に何があったのかを聞いたところ、こう言った。
「はやく出ていけって、入った瞬間から言われてたんだよ。ずっと。何かは分からないし、何処から聞こえてたのかも分からないけど、ただ、出ていけって」
その次の日、私は彼らに会い、その話を聞いた。
一緒に行きたかったという私に、友人は「今はイヤだけど、また今度だったら考えとく」と、そう言いながら「当分無理だけどな」とつけ加えた。
数日後、その友人に会って早々言われた。
「もう絶対、薮知らずなんか行かないぞ」
なんでさと聞くと、こう答えが返ってきた。
「このあいだの夜中、気がついたら、薮知らずの前に立ってたんだ。三人とも」
別に話し合ったわけでもないのに、夜遅くに、あの夜声を聞いた三人が、薮知らずの前で鉢合わせしたのだった。
一人は、気がついたら。二人は、行かなければならない気がして…。
三人は鉢合わせした瞬間、まずいと思って急いでその場を離れたらしい。
薮知らずについて、因縁めいた話は聞いたことがないので、それが何かは分からないが、私たちの間では忠告だったのではないかという事になっている。
以上、長くなってしまいましたが友人の体験談ですにゃ。
その後、薮知らずについて調べたのですが、実家に置いてきてしまっていて、今思い出せませんにゃ。
小説のネタにしようと思っているので、実家に取りに行くか、友人に調べてもらったら、また書きますにゃ。
[かさね]
八幡の薮知らずのエピソード。ご隠居ですよ、ご隠居(^^)
夜、父が現場を見ていて、電気をつけっぱなしにして2階に上がってしまいました。
私はまた戻ってくる気だろうなと思ってそのまま2階に上がり「電気つけっぱなしだったよ」と言いました。
そしたら、ちゃんと消したと言われて、ついていたなら消してこいと怒られてしまいました。
1階で、どうせならと思って冷蔵庫を覗いていきました。
何もなかったので閉めたら、電気が一緒に消えました。
「冷静」がモットーの私なので、普通に歩いて2階に戻りました。
「冷蔵庫閉めたら消えた」と報告すると、変な顔で見られましたが(^^;
その後、ブラウスをかけるのを忘れたなと思って階段を降りようとすると、電気がまたついているのです。
今度は早足で両親のところに行って、「お母さんついてきて!」と一緒に来てもらいました。
今度は母がコンセントを抜きました。
今思い出すと、臨時の電灯だったし、ショックで回路が繋がってもおかしくないというのもわかります。
でも、その時は本当に怖かったです。
[A.Codante HomePage]
タイミングが合うと、妙な気分になりますね。
でも、そいつは結構しつこくていっこうに消えてくれません。しまいには僕の視界を左右に行ったり来たりする始末です。
手の方もそいつの事が気になるらしく止まってしまいました。
しつこい錯覚だなぁと思ってましたが、錯覚にしてはやけにはっきり見えるし、実感があるというか何というか。
そこで、そいつをじっくり見てみることにしました。
するとそいつはそれを待っていたかのように僕の方へ振り返り、熱い瞳?で見つめてきます。
そいつは頭だけの女性でした。結構な美人系の顔で、しかも少しタイプだったりします。
やっぱり疲れているんだな、しかも欲求不満だったとは…。
なんて思ってるとそいつがニヤって一瞬笑って消えていったんです。
同じ様なことが連続して何日も続きました。さすがにあれは錯覚じゃねぇなと思い、F君に連絡を。
Fは飛んできてくれました。そしていつもそいつが現われる時間まで雑談してました。
いよいよ時間が来てそいつが現われ、いつものように一瞬笑って消えました。
「ほらな」僕はやっぱり錯覚じゃないだろというニュアンスを含ませながらFに同意を求めました。
「ああ、確かにな」彼はそう言いました。
で、「どうなんだ」って聞くと、「どうなんだって言われてもなぁ。多分お前のこと気に入ってるんじゃねぇの」って言われました。
「何でだ」と聞くと…。
「実はなぁ、あいつが現われたと同時にな、お前の後ろに首の無い女の身体が現われてなぁ。
で、あの首と同調するみたいに動いてな。そしてお前の首に絡み付いたんだよ。
それを見たアイツが嬉しそうに笑うと同時に二つとも消えたんだよ」って。
僕はウレシイようなコワイような複雑な気分になりましたが、結局祓ってもらって事無きを得ました。
それにしてもあの女の人はいったい誰だったんでしょう? 見覚えが無いんです。
で、その日も吊革に掴まって電車に揺れていたんです。
しばらくして次の駅に着きますよね。そこで何気になんですがホームを見渡してみたんです。
すると向こうの方に灰色のスーツを着た少し疲れた感じのサラリーマン風の男性が立っていました。
だからといって別にどうということはなかったんですが、何だかやけに印象に残ったんです。
でもね、次の駅でもまたその人を見かけたんですよ。
よく似た人もいるもんだなぁと思ったんですが、立っている位置といい青ざめた顔色といい、あの微妙に曲がっていたネクタイといい。
先に着いたの?他人の空似? とか思っていると電車が動きだしたんです。
勘違いだったのだろうということにしたんですが、次の駅でまた同じ位置に同じ格好の人が立っていたんです。
まあ、世の中には似た人が3人はいるっていうから他人の空似なんだろうと思うことにしました。
でも、その男の人は止まる駅、止まる駅に現われたんです。さすがに気持ち悪くなって僕は見ないようにしました。
電車はとうとう僕の降りる駅に着いたんで、降りました。
念のため駅のホームを見てみましたがあの男の人はいません。
ホッと胸を撫で下ろして改札へと急ぎました。
この駅は改札までけっこう距離があって更に降りる人も少ないんです。
ガランとして寂寥感が漂う…とまで言っちゃ言い過ぎなんですが、変なものを見ちゃったのもあり、気味が悪かったので僕の足は必然的に急ぎ足になりました。
「すみません」
僕は唐突に背後からそう呼び止められました。嫌な予感がしていたんですが振り返って見ました。
案の定、あの男の人が疲れた感じで立っていました。
「な、何ですか?」雀の涙ほどの勇気を振り絞って聞いてみました。
すると、「じゃあ、後はよろしくお願いしますね」とだけ言って虚空にスーっと…。
僕は呆然となってしばらく動けませんでした。
ヨロシクお願いしますって、何が…?
額をいきなり何かに思いっきりゴチィンといっちゃったんです。
かなり勢いよくぶつかったらしく、しばらくはそのダメージから立ち直れませんでした。
痛む額をさすりながら何にぶつかったのだろうと辺りを見渡してみました。でも何もなかったんです。
もちろん標識なんて突き出ているわけでもなく、鳥か何かにぶつかったのか?と思ったんですが痛みがけっこう広範囲に広がっていたのでそれはないなと思いました。
なーんにもないんです。なーんにもいないし。ただ薄暗い虚空が広がっているだけなんです。
気になったんで、またぶつからないようにゆっくり慎重にその場所へ戻ってみました。
それはちょうど橋の中央辺りだったんですが、コツンと頭に何かが当たった感触がしたんです。
で、上も下も右も左も見渡してみたんですけどやっぱり何もないんです。
ここかなぁと、大体の当たりをつけて手で探ってみることにしました。
しばらく何もない空間をホント雲を掴むような感じで探っていたんですが、突然何かに触れたんです。
思いきって掴んでみることにしました。
確かにそこには何かありました。っていうか何かいたんです。
だって掴んでいると僕の手の中でモゾモゾとそれが動きましたから。
僕はサーっと血の気が引いてすぐにその場から退散しました。
それ以来あの橋は通っていません。だって怖いもん。
子供が階段を上り下りする足音や、台所で包丁で何かを切っている音が聞こえたりという生活の中で出る音が、そこに誰も居ないのに聞こえてくる。
それでも気のせいだろうと暮らしていると、今度は、人の姿が見え始める。
そして、その人たちは、明らかにただ、その家で生活しているだけなのです。
居間でテレビを見る老人、家事をする母、2階に部屋をもっている子供。
その姿が少しずつはっきりと見え始めて、そこに本当に住んでいる人は、大体3ヶ月ぐらいで出ていってしまうのです。
体調が悪くなったりするようなことはありません。
何をされるわけでもないけれど、同じ空間にもう一家族、いるはずのない人々が居るというのは、とても恐いと思いませんか?
不動産屋に聞いたところ、その家を建てた家族や住んだ家族で、死んだ人は当時誰も居ないということでした。
私は未だに、それがどういう現象なのか分からないのです。
[かさね]
なんの因縁話も無いわけですか…。
容姿を聞いてみると、髪が坊主刈りで身長が150cmぐらい、年齢が50歳ぐらいで学生服みたいな物を着てたそうです。
私も同じような体型の人のようなものが、店の中の更衣室に消えていくのを二回見ています。
また他の社員も足だけ見たとか足音を聞いたとか、かなり頻繁に体験していました。
そして以前、浮いている小さなおじさんを目撃した女性社員が退社して5年ぐらいした後のことです。
その話を知らない新入社員が朝出勤して、まだ誰も来てなく店に鍵がかかっているのに、中で背の低い坊主刈りの年配の男性が下を向き、何か書いてる様子を店の外の窓越しに見たという話には、さすがに寒気がしました。
警備の人の話でも夜、不思議な体験をしているそうです。
昔、拘置所があったせいかは分かりませんが、軍人の幽霊のような感じがしました。
[Oさん]
近代的ビルの怪異譚。不思議なものですね。
当時、学生のA子はアパートで独り暮しをしていました。
もともと霊感が強い彼女は、変な感じがすると風邪をひいた時のように体がだるくなったり、夜なかなか寝付けなかったりするそうです。
その日も、体がだるく何だかおかしいと思っていたそうです。
早めに布団に入ったのになかなか寝付けなくてウトウトしていると、何か顔のあたりがくすぐったいような気がする。
何だろうと目をあけると、自分の顔の上に髪の長い女の首が浮かんでいる。
その女の髪の毛が自分の顔をくすぐっていたのです。驚いて思わず体を横向きにしました。
すると、隣には赤ん坊が寝ていたんです。
彼女はそこで気を失ったそうで、気がつくと朝になっていたとのことでした。
A子に「そのアパート、引っ越したの?」と訊ねたら、「ううん、その人はもう出てこないから、そのまま…」
そのアパートは他にもいろいろ出たみたいですが、学生時代は、ずっとそこに住み続けたようです。
[ミミちゃん]
女性と赤ちゃんの組み合わせ。とすると…。
でも僕の場合はバイクでツレとスゲースピードで走ってたら、いきなり横からもっと速いスピードで追い抜かれたんす。しかもカーブで。
誰やねんって見たら、フルフェイスのヘルメットの男でした。
そして後ろには女と思われる人を乗せていました。その女の人の頭がなかったんです! もうビビッたビビッた。
そんで凄いスピードで走っていって、フッといなくなったんだけど…。あれはマジ怖かったっす。
[ニーヤ]
バイクの音はどうでしたか。
父の知り合いが亡くなり、お葬式に行ってそのまま仕事場へ戻ったそうです。
顔の横に何か気配がしたので振り向くと、自分の肩の上に施餓鬼がいたと言います。
もう、いやなモノ見たなあ、と話していました。
塩を振って消したらしいですが、葬式でくっつけてきたと、よくある事のように話していました。
よくあることなんですか?
[ねむ@at]
よくあることなのでしょうか>ALL
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