夏休みのことです。
2,3日ぐらい、どこへも行かずに家の中でテレビを見ながらゴロゴロしていました。
そんな中の日曜日に、実家で働いているおばさんが茶飲み話に来ました。
おばさんは、私を見るなり「KYOちゃん、昨日、H町(私の実家から10kmの所にある町)の本屋さんに行ったでしょ」と言いました。
私はその前日は、一日中家の中にいたので、もちろんそんなはずはありません。
しかも、田舎のことで、10kmも離れてるから歩いていけるような距離ではありません。
行ってませんよ。人違いでしょう。
「え?だってお父さんといたわよ。私が挨拶しても、知らん振りしてたんじゃない」
親父も昨日はどこにも出かけていませんよ。
「そうなの…?でも、本屋の駐車場に停めてあった車から二人で出てきたんだけど、あの車、三菱のギャランのセダンだった。お父さんが持ってるのと同じ、もう随分古いタイプの。
色も同じだったし。あんな車、今どき乗ってる人、そんなにいないしねぇ…」
私の父は、車を下取りにして買い替えるような人ではなく、一度買った車をとことん乗り潰してしまうので、その当時、父のギャランは中古店にもないほど結構古いものでした。
そういう車を、私達によく似た親子が、私達の住む地域に乗って現れるというのは、まず考えられないことなので、ゾッとしました。
おばさんは純朴な田舎の人なので、嘘を言って驚かす人ではありません。
実際、おばさんも、私や父が「どこにも行ってない」と言うと、大変困惑した表情を浮かべていました。
偶然似た親子が、たまたま同じ古いギャランに乗っていて、たまたまおばさんの前に現れたのか、それとも、私たち親子のドッペルゲンガーだったのか。
奇妙な思いをした帰省中の思い出に残る一日でした。
[KYO]
昔なら、狐に化かされた話になってしまうような、そんな出来事でしたね。
父はゼネコンで働いており、当時は東北道の延長工事の為、現場の事務所長として岩手に赴任しました。
工事は1年程で終了する予定でしたが、現場で土砂崩れが起き工期が長引いてしまうという事故がありました。
そこで、夜は現場にいる人間が工事現場を順番に見回りすることになったそうです。
父の同僚が見回りをした時に経験した話です。
深夜に見回りをしていると、遠くから二人の人影が見えたそうです。
その人影が近づいてくると、それは二人の子供でした。
その二人の子供に「そんな所にいると危ないから帰りなさい」と諭したそうです。
しかし後になって、そんな時間に子供がいるのはおかしいと感じ、大騒ぎになったそうです。
その現場のあった土地は、昔、「人減らし」として幼くしてこの世を去った子供たちが埋葬された場所だったそうです。
しかもそこは『しびとざわ(字は不明)』という地名だったそうです。
このような出来事があったせいで、現場ではすぐに御祓いが行われたそうです。
その御祓いの件は、地元の新聞にも(二人の子供の話は隠されて)掲載されたそうです。
[bobo@]
こけし、かっぱ。他にもそれと結びつけた話が多いのは切ないです…。
高校の時住んでいた寮がそういう所で、2年生の頃は毎晩のように現れるソレのおかげで、半分ノイローゼ気味で中退も考えたほどでした。
しかし、20歳を過ぎた途端、パッタリです。
最近ではよっぽど人間のほうが怖いと思うくらいで、恐怖感など感じる事が無いんです。
だからこのページを読みながらゾクゾクしてるんですが、真夜中の4時だというのに、なーんも「霊感」は感じません。
だけど、今回の体験はそれを過ぎてから、ゾっとした話です。
それは、友達のうちで集まっていた時の話です。
その日は、3人で集まっていつものように、くだらない話で盛り上がっていました。
そのうち、話も尽きて僕を含む二人は、黙ってバラエティ番組を観ながら時々、笑っていました。
そして、もう一人のT君は、疲れて眠ってしまったようで、そんな彼を気にもしていませんでした。
しかし、そんなT君が、バタっと起きて汗びっしょりで、僕らにこんなことを言うんです。
「今、変なじいさんに足ひっぱられた」と…。
彼に詳しく聞くと、床から上半身だけのおじいさんが自分の足を必死に引っ張ったそうです。
僕らに助けを求めようとしても、声も出なくてTVを観て時々笑ってる僕らが見えたとのこと。
そんな彼に僕らは、ただの夢だろ、とあまり信じませんでしたが、「だってココ掴まれた」と足を見せられた時、僕らはゾっとしました。
彼の両足に指の長い手形が、くっきりとアザになってるんです。
僕らは一切、彼の足に触ってないし、その手形は脚を下から持ったようについているので、自分で付けようがないんです。
そして一番怖いと思ったのは、それが、周りが全然そんな雰囲気じゃない場所と時間で起きた事でした。
だって真横で俺ら普通にTV見てたんですから。
その後「ちくしょう、ちくしょう」と言いながら足を必死に水で洗ってたT君が、ちょっと笑えました。
[猫なのにポチ]
怖さは本人のみぞ知る、ですか…。
ある朝遅くまでお布団の中にいると、お隣のおばあちゃんとその裏のアパートのおじさんが会話をしているのが聞こえてきました。
おばあちゃん:「もう、毎晩大変でしょう?」
おじさん:「ええ。でも向こうも何か訴えたくて出るんでしょうからな」
…何の話をしているんだろうか?
そういえば、あのおじさんは朝「キエー!」と気合いの入った掛け声のような大声を出している。
当時は、剣道の練習でもしてるのかと思ってました。
何かあるんだろうか?
お隣の幼なじみにでも聞いてみよう。ということで、おばあちゃんの孫にあたる幼なじみに話を聞いてみました。
すると、やっぱり「幽霊が出るらしいよ」とのことでした。
夜中に金縛りにあったり、体の上に乗ってきたり、浴槽に長い髪の毛が浮いていたりしていたそうです。
それで、明け方おじさんは「幽霊退散!」と言って塩を部屋中にまいていたんだそうです。
母に訊ねると、10年前(今から20年前くらい)に、そのアパートのお風呂場で女性の…があったそうです。
それから除霊が行われたそうですが、その晩はお隣の部屋で女性の泣き声が聞こえ、その部屋に泊りに来ていたお友達も全員耳にしたんだとか。
ウチまでは聞こえませんでしたけど。
それからおじさんは部屋に塩をまいていたので管理人さんから怒られ、引っ越されました。
今ではご夫婦が住んでいらっしゃいます。
でも、もうご近所でその話はしていません。
[K.SAKURA]
おじさんとともに、その何かは消えたのでしょうか。
埼玉県の桶川飛行場という所で離着陸訓練を終えて、そのまま調布飛行場へ向かう途中でした。
大宮NDBという航法施設(飛行中の目印みたいな電波を発信する施設です)を過ぎた時、ふと操縦席の窓の外を見ると自分の飛行機と並行して丸い球体が飛んでいます。
最初は風船だと思ったんですが飛行機は時速180kmくらいで飛んでいるし、高度もほぼ一緒、まさか風船が自分と同じ速度で飛ぶはずも無いと思うんですが…。
それに風船のような柔らかさでは無く、鉄球のようで表面はつるつるで銀色に光っていました。
呆然と観ていたら朝霞駐屯地の辺りでフっと消えてしまったんです。
その時は、一人で操縦していたので他に観た人はいないのですが、あれは何だったんでしょうか…。
[猫なのにポチ@mb]
未確認ゆえの不可思議。気になりますよね。
福岡県に宇美八幡宮があるのですが、そこへ家族と遊びに行ったんです。
兄は私の側にいました。私が遠くを見ていたら、突然真後ろにバッ!と何か寄ってきて、「ん?兄ちゃんがふざけてるのかな?」と思っていたんです。
ところが影を見ると自分の影しかなく、その時気配もまた、一瞬にして消えたのです。
驚いて辺りを見回すと、兄はだいぶ離れた所に立っていました。
「ここには何かいる?」そう思って、兄のほうに駆け出しました。
するとまた後ろに何かが迫るのです。
「間違いない!」と、兄にその事を告げようとしました。
すると、なんと兄のほうから私に、「お前…ここ何かおらんや?」と言ってきたのです。
その後、一度だけそこを訪ねましたが、その気配はありませんでした。
曰くありげなお宮というわけでもないですし。赤ちゃんが産まれた時、石を納めに行く所なんです。私の石もあるはずです。
いや、不思議ですね。
ん、この話だとあまり恐くないですね…。ま、いっか。
ありがとうございました。
[K.SAKURA]
安産祈願をする所ですが、何の気配だったのでしょうか…。
Aさん(男性)と頻繁に会っていた頃、私の方にある変化が現れました。
時々、人の「前世」が見えたりしたのです。
自分では「妄想かな?」と思っていたのですが、それが妄想ではない事がわかったので、その時の事をお話しさせて頂きます。
ある時期、私を写した写真は必ずと言っていい程、不思議な写真になっていた事がありました。右手の指が多く写るんです。
心配になった私がAさんに相談したところ、叔父さんである霊能者の方に見てもらってあげるよと言われ、その写真を渡しました。
数日経って彼から連絡が入り、会って詳しい話を聞く事になりました。
「この右手の指は悪い物ではなく、感謝を表すものだから心配無いって」
私はホッとしました。
でも叔父さんが『この子の前世は戦国武将だな。気が強い子だろう』と言っていた…というのを聞いて驚きました。
私が戦国武将!?
「うん、士農工商の士だから位が高くていいじゃない」
どんな人だったの?戦に出たりしてたのかなぁ
「叔父さん曰く、戦の作戦を練ったりする『作戦参謀』みたいな感じだったって。結構地位の高い人だったらしいよ」
え〜お姫様の方がいいなぁ…
そんな話をしていた時、急に頭の中にスクリーンが出てきて映像が映り始めたのです。
それはお城の庭のような所で初老の男の人が一人でのんびり俳句を練っている情景でした。
上手くいかないらしく、しきりに頭をひねっています。
顔は穏やかそうですが、眼光は鋭く、いかにも武士といった感じでした。
「どうした?」Aさんの言葉で我に返ると、今見えた事を話して聞かせました。
「それは自分の前世なんじゃないのか?そんな話をしてたから見えちゃったとか…」
まさか。私は完全に否定しました。
今までそんな物が見えた事は無かったし、そんな力があったとも思えなかったからです。
しかしその次にAさんに会った時、前回と同じように頭の中にスクリーンが出てきて、又、映像が映り始めたのです。
今度はお寺の中のようでした。
井戸の傍で赤い着物を着た女の人が一生懸命洗濯をしています。
沢山の洗濯物を手で洗っていてとても大変そうですが、女の人の顔は晴々としています。
どうやらこのお寺の娘さんらしく、色の白い綺麗な人でした。
「どうした?また何か見えたの?」
Aさんの言葉で、また我に返った私は今見た事をすぐ話したんです。すると…
「やっぱりお前は前世が見えるんだよ。だってそれ俺だもん」
ええっ!?今度は本当に心底驚きました。
Aさんって女の人だったの?それもお寺の。
「叔父さんに言われた事がある。『お前の前世はお寺の娘だ』って。でも、叔父さんでもそんな細かい所までは見えなかったらしい。
そうか〜俺は毎日沢山洗濯をしてたのか…可哀想に。
結婚はしてないみたい。あと、お母さんもいないみたい。
俺は嫁に行かないまま若くして流行り病で死んだって、叔父さんも言ってた。
お寺の娘だったせいもあって、俺の守護霊はお地蔵様なんだって」
その後もちょくちょく人の前世が見えたりもしましたが、今ではそのような事は全くありません。
神童も大人になればただの人…とはこんなところなんでしょうね。
ちなみにその当時の私の守護霊は「とても強そうで怖い顔した武士」だったそうです。
やっぱり気が強かったかな?
でも、ある時ふっといなくなったそうです。
Mさん曰く「もう自分がいなくても大丈夫だと思ったんじゃないの?」と言っていましたが…。
今はどんな方が見守ってくれているのか、私には知る由もありません。
[ラムちゃん]
いろいろな話の符合。なんだったのでしょうか…。
TさんにはYという弟さんがいたそうです。
Y君はとても元気で可愛く家族の誰からも可愛がられていました。
彼女も弟をそれこそ目に入れても痛くないほど可愛がっていて、いつも一緒にいたそうです。
しかし、ある日のことです。
彼女の家が火事になりY君は亡くなってしまいました。どうやら母親が買い物にいっている間にストーブが何らかの事故で倒れ引火したとのこと。
彼女はそれを聞いたとき心臓が止まるかと思ったそうです。
そして悲しくて悔しくて一晩中泣いたそうです。あれだけ可愛がっていた弟にはもう二度と会えない。それに自分がもう少し早く帰っていれば助けられたかもしれないと。
さらに遺体の状態から、亡骸には会わせてもらえませんでした。
長年住んでいた家を失い、大好きだった弟に最後の最期に会えなかったことで、精神的にかなり参ってしまったそうです。
しかし、新しい家が建ち、支えてくれた人がいたので何とか立ち直ることができました。
そこら辺の詳しい話は長くなるのではしょりますね。
新しい家が建ち、ようやく生活が落ち着いてきたとき、彼女はあることに気付きました。
家で家族以外の誰かの気配がするそうです。それはどうやら弟のようでした。
なぜかというと、突然だれもいない部屋で手を握られたそうです。
その手の感触が間違い無く弟のものだったそうなんです。
彼女はすごく喜びました。生きていないにしろ弟がいるんだと。
しばらく彼女は家で弟の気配を探しては、その存在を実感していました。
その日の夕方も気配を探して2階の隅の部屋に彼女はいました。
いつものように弟の手らしき感触が手を包みました。
嬉しくなって名前を呼びながらその手を強く握ってみました。
するとその感触はちゃんと反応して、手を強く握り返します。間違い無く弟がいる!
「Yちゃん。いるのなら姿を見せてっ!」遂に堪え切れずにそう叫びました。
すると突然電気が消え、手の感触も無くなってしまいました。
しばらく辺りを静寂が包んだそうです。
どうしたのだろう、弟の機嫌でも損ねてしまったのだろうか?
そう思っているとまた突然電気が付きました。すると、その痛ましい姿が目の前に…。
彼女はその後、一週間ほど寝込んでしまい、弟は二度と現われなかったそうです。
[Anubis HomePage]
怪談研究家Anubisさん、今年もよろしくお願いします。
夏休みのある夜、コンビニへ友人と二人で行った帰り道、横を歩いていた友人が突然倒れました。
びっくりして「オイ!!」などと言って、肩とかを叩きましたがウンともスンとも言いません。
この時点で、かなり混乱してたと思います。
しばらくして、オッサンが通りがかり「その女の子どうしたァ!」と話しかけてきたので事情を話しました。
「じゃー携帯で救急車呼ぼかー」と言われて、はじめて救急車を呼べばいいんだ!ということに気が付き、呼んでもらって救急車のサイレンが聞こえてきた時は本当に安心しました。
そして、救急隊の人が「おたくも乗って」と言ったので車に乗りました。
救急車が走り出して2分くらいして、処置を受けてる彼女を見ている僕は、不思議なモノを見ました。
車の天井に何だか白いモノが、浮いているのです。
ずっとソレを見ていると、何だか耳に入ってくる音が小さくなってくるような感じがしました。
そして、その白いモノが彼女の体と繋がっているというか、体の方に引き寄せられるような感じがして、上を見るともう既に白いモノはありませんでした。
それから病院に着くまでボーッとしてたと思います。
病院に着いてから音が聞こえてきました。とにかく救急車の中では、かなりボーッとしてました。
彼女は、僕に見つめられる夢?をみていたと目が覚めてから言いました。
それで結局彼女は、倒れた時に膝を擦りむいただけで大丈夫でした。
[ピーマン@m]
白いモノ。何だったのでしょうか…。
その年は大雪で交通も麻痺しかかっており、誰も駆けつける事が出来ず、母一人が病院にいました。
小学生の私は何の役に立てる訳も無く、祖父から「電話があるかも知れないから、お前は残っていなさい!」と留守番を言い渡され、広い祖父の家で一人、祖母の容体を心配していました。
暫くして母から電話がかかり「保険証を病院に届けて欲しい」と言われました。
祖父もおらず、タクシーを呼ぶ事も出来なかった私は、歩いて病院まで行ったのを覚えています。
そして病院に着いた時、母から「おじちゃん(母の弟)から連絡は無かったか」と尋ねられました。
他の兄弟には連絡がついたのですが、母のすぐ下の弟だけ連絡がとれないと言うのです。
その弟は県内に住んでおり、一番早く駆けつけられる筈なのです。
会社の方に連絡したところ「外出したまま戻っていない」と言われたので、伝言を頼んでおいたとの事でした。
「きてない」母に告げると、「じゃあ電話が来るといけないから、じいちゃんの家で留守番していてね」
母はタクシーを呼んでくれて、私はまた祖父の家に戻って行きました。
家に着いて暫く経った頃、玄関のドアが開いた音がしたので見に行くと、そこに連絡のとれない叔父がいたのです。
母の伝言を聞いて急いで来たとしても、着く筈がありません。片道2時間はかかるのですから。
まして大雪です。もっと時間がかかるでしょう。
「おじちゃん…どうしたの?」あまりの驚きで呆然となってしまった私に
「いやぁ何だか急にこっちに帰って来たくなって、午前中に向こうを出たんだ。誰もいないのか?」叔父はごく普通の様子で答えます。
「そうだ!ばあちゃんが倒れて病院にいる…」
「何だって!?」
叔父はそのまま病院へと向かいました。
祖母は翌日みんなに見取られて息を引き取りました。
10数年が経ち、叔父とこの話をした事があります。
「あの時は本当に不思議だった。会社にいたんだけど帰りたくて帰りたくて仕方が無くなって、外出する…と言って急いでこっちに向かったんだ。
きっと、かあちゃんが呼んだんだよ…」
叔父は今でもこの話しをすると涙が出る…と言っています。
[ラムちゃん@]
何とも言えない話です…。
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