学校の七不思議
第4章


  1. これは、僕が通っていたZ中学校の話です。
    よくある話ですが、クラスの女子が数人でこっくりさんをやっていました。
    ところが、その中の一条さんという子の手が急に痙攣しはじめたのです。
    みんなが騒いでいるため、元女子プロレスラーで体育教師の月影先生が一条さんの手を押さえつけようとしましたが痙攣は治まらず、とうとう病院までいって鎮静剤をうってもらいました。
    しかし、薬の効果がきれると、また痙攣し始めたため霊媒師をよんだところ、狐の霊が憑いていたそうです。
    その後、一条さんは元気になりましたが、それ以来うちの学校では、こっくりさんはタブーとなりました。
    [ぐっぴー@so-net]
    個人名は仮名です。霊と集団ヒステリーと痙攣との因果関係は…謎。

  2. 愛知県は淑徳大学の話です。
    学校の前にあるバス停の電話ボックスでは、霊感の強い人なら夜の9時すぎには必ず女の幽霊が見えるという。
    その幽霊は、泣きながらどこかに毎日電話をしていて、前の道を通る車を見つめている。
    そのせいか、車のステレオが突然止まったり、ラジオに雑音が入ったりすることが、たびたびあるのだ。
    [安達@mirai]
    霊は磁場を形成するものなのか?

  3. 愛知県は名古屋市にある愛知学院大学の話です。
    愛知学院大学のトイレには鏡が一枚ずつしかない。3枚分のスペースがあるのに2枚取り外してあるのだ。
    10数年前、毎晩の巡回の度に幽霊が鏡に映るため全て外したのだが、学生からの抗議でお祓いをした後、やむなく1枚だけ取り付けたのだという。
    また、食堂の前の電話ボックスは、中にもう一つ電話ボックスがあるという不思議なカタチをしている。
    なんでもその昔、この電話ボックスの中で焼○自殺があったのと関係があるらしい。
    そして、なぜかこの電話ボックスだけは、声が遠くなってしまうというオマケもついている。
    [安達@mirai]
    痛々しい…。

  4. 愛知県は名古屋市にある南山大学の話です。
    雨の降る日にバッヘ・スクエアを歩いていると、どこからともなくセリフを練習しているような声が聞こえてきて、振り返ってみるとあたりには人はいない…。
    こんな事が南山大学ではあるそうだ。
    もう何年も前のことになるが、毎年恒例の宗教劇が学園祭で演じられた。学生たちの努力もあって芝居は大成功だったという。
    だが、その芝居でキリストを殺す役を演じた学生が、信仰心があまりにも厚かったため罪悪感にさいなまれた挙げ句に自殺をしてしまった。
    そして、その学生の霊が今もなお、熱心に芝居の練習をしているというのだ。
    [安達@mirai]
    信仰心の厚い人は人一倍、気を使うものですね。

  5. これは、僕が通っていた中学校の噂話です。
    8年ほど前なんですが、3年生に五十嵐君という優等生タイプの男の子がいたそうです。
    その子が、ある日学校に宿題をやるノートを忘れてしまったそうです。
    しかもそのノートを忘れたことに気付いたのが夜10時ぐらいで、そんなに遅い時間ではないけれど学校まで行くのは少し面倒だという気持ちがあったそうです。
    しかし、真面目な彼は行くことにしました。

    しかし夜の学校は、いつも以上に不気味な雰囲気を漂わせていました。
    警備員さんに頼んで中へ入れてもらうと彼は、走って3階の自分の教室へいきました。
    そして3年3組のドアを「ガラガラッ」と開けると…。

    そこには、いつもあるはずの机も椅子もなく、あるのは手術台と、そのそばにいる看護婦さんだけ。
    しかも看護婦さんは、彼に気付くと彼を睨みつけ近づいてくるのです。
    怖くなった彼は、教室を出て正面にある女子トイレに隠れしっかりと鍵をかけました。
    看護婦の足音はどんどん近づいてきます。彼は、汗をびっしょりかいて、いつの間にか気を失ってしまいました。

    どれぐらいの時間がたったのでしょう?
    彼が気がつくと鳥の鳴く声がしたそうです。朝になって、助かったと思った彼がふと上を見ると、さっきの看護婦が彼を見てニヤッと笑っていたそうです。
    また気を失った彼を、夜10時15分に心配になった警備員さんが見つけたそうです。
    うちの学校って昔、病院だったらしいんですよ。
    [ぐっぴー@so-net]
    病院には様々な人間模様が。朝だと思ったら夜だった…気を抜いたその瞬間に恐怖が襲う。

  6. ぼくの通っていた愛知県の某大学の伝説です。
    1. 学校の建設工事のときに、戦国時代(らしい)の人骨が大量に出土。
      しかも、事故が絶えず起こったので教授会でお祓いをすることに決めましたが、当時の学長が「そんな迷信にまどわされるな!」と一喝し話がながれてしまいました。
      ところが、その当の学長が急死してしまい相変わらず事故続出。
      結局、神主さんを呼んでお祓いをしたところ、その後なにごともなく工事完成できたそうです。
      学内には、そのとき出土した遺骨を弔い、霊を鎮めるため現在も小さな社が奉ってあります。

    2. この大学のすぐ横に立派な桜の樹があります。
      学校と桜の組み合わせはめずらしくありませんが、その樹の前には由来は不明の古い石碑が建っており、その周囲を小さなお地蔵様が囲んでいます。
      一体残らず石碑の方を向いて…。まるで何かの結界のように。
      あるとき、友人が夜遅くにそこの前を通りかかったところ、鬼火が浮かんでいたのを見たそうです。

    3. 大学祭の前日のことです。
      学祭実行委員会の10数人が連夜泊り込みで準備をしていました。
      やるべきことをなし終えて、合宿所で前祝の宴が始まりました。酒も進み夜も更け、すでに女子数人は先に寝室へ引き上げましたが残りの男たちは飲み続けていました。
      そのとき突然「キャー」という悲鳴が女子の寝室からあがりました。
      みんながあわてて部屋に飛び込むと、その部屋の女の子たちがガタガタふるえてひと塊になっていました。
      事情を聞くと「寝室の外にだれかいる!」と言います。窓から人が覗いていたと、青くて不気味な男だったと口々に叫ぶのです。
      男子は全員外に出てアヤシイ人影を探しましたが見つかりません。
      周囲は人が身を隠せる所はないのですが。山狩りまがいの捜索をしたのですが…。
      女子に聞いたところ、その場の全員がはっきり見ているので「絶対に錯覚や見間違いではない!」と言いきり、こんな言葉を付け加えました。
      「生きてる人の顔じゃなかった…」と。

    4. その翌年の、やはり大学祭の前日のことです。
      当時、クラブの部長をしていたぼくは真夜中近くまで展示の準備をしていたのですが、守衛のオジさんが「もう施錠するよ」というので一緒に作業していた後輩を先に帰し、同期の友人と展示室の施錠をして最後に校舎を出ました。
      部室から荷物を出し2人で駐車場へ向かったときには、キャンパスにはもう誰もいませんでした。

      その夜は11月にしては妙に暖かく霧が出ていました。
      友人がぼくの前を歩きバイクの置いてある駐車場へのせまい道を歩いていると、少し前を猫背ぎみの小柄な人影が歩いてゆきます。
      「ああ、守衛さんだ。悪いことしたな。こんな遅くまでつきあわせちゃって」。ぼくはそう思いながら自動車の駐車場の手前にあるバイク置場へ入りながら「お疲れさまでした」と声をかけました。
      そのとき友人がおかしな顔をして向き直り「よしちゃん、誰にいってんの」と言いました。
      「だれって、おまえの前を守衛さんが歩いていただろう」。「えっ、嘘だぁ。だれもいなかったよう」彼は言いました。
      「だって、すぐ前を歩いてたんだぜ」。言いながら振り返るとそこには、やはり誰もいませんでした。

    まだまだ一杯このテの話がありますが、それはまた次回と言うことで…。
    もしかして貴校は『黄泉学園』では…。
    前回の続き。

    1. 研究室。例の桜の樹の北側に教授の研究室があります。
      これは前々から噂にはなっていたのですが、どうやらホントらしいので紹介します。
      この建物の3階のある部屋は、祟りがあるという噂があり古参の教授は絶対に近寄らないとのことです。
      当然、空部屋ですが、たまに新規採用の講師の方が使われることがありますが、せいぜい2ヶ月と居られません。
      廊下で足を引きずる様な音がしたり、ノックがあって出てみると誰もいないことや、なにか急に気味が悪いと感じて体調を崩してしまったり…。
      7年ほど前には、そこの部屋を使っていた教授がスキーで骨折したのが元で亡くなったことがありました。 足を折ったのですが、突然合併症がでて急死してしまったそうです。
      そのときから噂になっていましたが、先日OB会の席で教授が酔ったはずみに「あそこは出る」と言ってしまったので間違いなさそうです。

    2. 駐車場。今はもうアスファルトが敷かれていますが、ぼくが通っていた当時は舗装がなく、砂利の上にロープで枠があるだけのお粗末なものでした。
      当然、灯りもなく暗くなったらどれが自分の車なのかもわからないぐらいです。
      この駐車場の一角に、出入り口に近くて便利なのに誰も車を停めないスペースがありました。
      ときには、三角柱のコーンが置いてあったりしたので誰かの占有スペースかとも思いました。
      格闘技系のクラブの先輩にそうゆうことをする人がいたので…。しかし、違ったのです。
      たしかに以前にその場所を占有していた先輩がいましたが、コンパの帰りに事故で亡くなっていたのです。
      それ以来、そこに車を止めると「ここは、俺のだ」という声がバックシートから聞こえたり、エンジンがかからなくなったりするそうです。
      入学したてのころ、友人のYがここに車をとめた時、ルームミラーに人影が映りビックリして後席をみたら、誰もいなかったのにシートが誰かが座っていたかの様に窪んでいたそうです。
      同様の噂がバイクの駐車場にもあり、こちらは幽霊はでませんが、そこに停めるとバイクを倒されるそうです。

    3. 交差点。駐車場をでて右に曲がると田んぼの真ん中に交差点があります。
      繰り返しますが、周囲はすべて水田で見通しはスゴクよいです。 しかし、事故がひんぱんにおきます。
      ここで起きる事故はいわゆる自爆事故(単独の)ではなくて、おおむね車対車のものが大半です。 ときには、亡くなる方もあります。
      事故の状況を聞いた話では「ぶつかるまで相手の車に気がつかなかった」という場合が多いのです。 特にスピードを出していたとか、よそ見してたとかではなく、双方が等しく相手に気付かないのです。
      先日、通りかかったら遂に信号が設置されてました。「事故多し。注意!」の看板とともに…。
      だけど、なぜか信号を見落としそうな妙な感じがしました。

    蛇足:前回の投稿以来何件かの「続きがみたい」旨のmailをいただきましたが、記事を入力していると突然フリーズが発生し、うまくいきませんでした。
    設定などは間違ってないし、他の投稿は別に支障なくできるのにと悩みましたが、某所で伏見稲荷のお札をSCANしたものをみつけデスクトップに貼り付けたところ、やっと今回無事に投稿できました。
    くわばら、くわばら…。
    [よしりん@iij4u]
    続きの投稿ありがとうございました。
    お守りは三坂天満宮<http://www.qupa.co.jp/tenman/index.html>にもありますが、本当の神社かどうかは不明。(^^;

  7. 合コンで知り合った人に聞いた、彼本人が体験した話です。
    学校のトイレの話って、よくあるのですが。彼(確か大阪の人)が友人達と、かくれんぼをしていた時のこと。

    トイレの一番奥って掃除用具入れになっていることがよくありますよね。
    そこに太い配水管があったので、ドアを開けられても上を見上げなければ見つからずにすむと考えて、よじ登って天井近くにいたそうです。
    じっとしていると頭の上から「あんた誰?」と大阪弁の女の人の声がしたそうです。
    ここで返事をしては見つかってしまうと無視していると、ふたたび「あんた誰?」。
    A君は怖いとは思わず、見つかってしまうから黙っていて欲しいとだけ願っていたそうです。
    が、トイレを探しに来た仲間に見つかってしまい配水管を降りたとのことです。

    しばらくして、ふと、どうして誰もいないから隠れたはずの掃除用具入れ場の、しかも天井辺りから、更に男子トイレなのになぜ女の人の声がしたのだろう??
    ここで初めてゾーッとしたとのことです。

    夏の暑い日、パフェを食べながら聞いていたのですが、思いっきり寒くなってしまいました。
    [まき@202227211]
    学校のトイレの話は怖いですね。


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