フラフラしながら、自分のベッドに戻り横になる。
そして横になった途端に、金縛りになった。
生まれて初めての金縛りで、俺はもうパニック寸前。
「うわー、ホントに体が動かないよ。シャレんなんないぞ、これは」。
目を開けると、部屋の照明が見えた。夢ではない事の確認のつもりで。
首も動かなくて、隣に眠っているルームメイトは見えない。
声も出せなくて、状況を伝える術がない。
「ドンっ」と足がのっかってきた。俺の体の上に。
やたらデカイ足。俺の首から股間のあたりにかけて、ぶっとい足が乗っている。
俺は横になった状態で、頭を壁に向けて寝てるから、その足は壁から生えている事になる。
次第に足が動きだした。
モゾモゾ動いてたのが、ドンドンという上下運動に変わる。
股間が特に痛い。
痛いと感じてる自分に気付いたら、やたらと怖くなって、全身の力を込めて起き上がろうとしていた。
不意に足が消えて、体が自由になって、俺はベッドの上に起き上がった。
その瞬間、ガシャーンというガラスの割れるようなもの凄い音と、誰かが廊下をドタドタと走っていく音がすぐ近くで聞こえた。
怖いから、そのまま動かずに朝を待った。
次の日、俺達の部屋の隣のトイレのでっかい鏡が、すべて割られているのが分かった。
照明も壊れ昼でも薄暗く、そして何故か廊下に、そのトイレからトイレットペーパーが1本だけ伸びていて、ずっと道を作ってた。
それを辿っていったら、4階建ての寮の廊下から階段すべてを巡って屋上に続いていた。
屋上のドアには鍵がかかり、その先は分からなかった。
誰かのイタズラだって事で終わったけど、俺は今だに、あのドタドタと廊下を走ってった足と、俺の体の上でうごめいていた足とが、同じ『足』だったように思えてならない。
だって、俺が頭を向けていた、そしてそのでっかい足が生えていた壁の向こうは、トイレだったんだから。
おかげさまで? その後も2度ほど金縛りに遭い、変な事もいっぱいあった。
さすがはアメリカ。あなどれませんね?
[RYUS]
騒霊現象って奴ですね。
そのホテルは、はっきり言って古くて、部屋に入ると鏡が斜めに掛かっていて、カーテンはボロくて、古いホテルの臭いがしました。
そして、木のドアのシャワールームで、シャワーを浴びて出ようとすると、ドアが膨張して外から押し開けてもらわないと出られませんでした!!
10万ほどの安いツアーだったので仕方ないと思いますが…。
街を歩いて疲れていたので少し眠りましたが、まもなく目が開きました。
そのとき、私の周囲から大勢の外人の笑い声が「ワッハッハ…」と聞こえました。
たくさんの人が私を囲んでいるような感じがはっきりとわかりました。
部屋には霊感の強い友人が寝ていました。
そのあと「海外では外人の霊がでるんだね」と友人に話しました。
それから、これは聞いた話ですが、霊感の強い人と一緒にいると霊感がうつるそうです。
私も霊感の強い女の子と同じ会社で一緒に行動していたとき、よく金縛りにあったり(朝4時頃三輪車の急ブレーキかけた子供の声を聞いたり)、いつもと違う経験をしましたが、会社を辞めてその子と会わなくなったらピタリととまりました。
ちなみにその子は、毎朝トイレに座ると1日のできごとが目に浮かぶと言っていました。
[いそぴー@melco]
海外での霊の声って、やっぱり日本語以外で聞こえるのでしょうか。
その頃超貧乏留学生でしたので、とにかく家賃の安い住居を探していたところ、ガールフレンド(現在の家内)の友人のそのまた友人がルームメイトを探しているとの話があり、このさい家賃さえ安ければ何でも良いと場所も見ないで決めてしまいました。
場所は、サンフランシスコのダウンタウンにありました。
実際に入居してみると、家賃の割には見た目にかなり奇麗なアパートでした。
奇麗といっても、築50〜60年位はたっていたでしょうか。
そのアパートの賃貸主のF氏は、ユダヤ系アメリカ人で30過ぎた大学院生でした。
入居後彼に、全体の家賃を聞いたところ、なぜか私の払いは全体の4分の1程度とのこと、折半が普通ですからチョット変な気はしました。
が、彼も日本語の勉強をしたいからいいんだと言うので、その場はなんとなく納得しました。
しかし、それがどうも真実でないことは、住んでしばらくして分かりました。
これは、そのアパートを出る直前に分かったのですが、私の前もそのまた前の住人もすぐに出てしまったらしいのです。
勿論、F氏に問題があったわけではなく、彼自身とても良い人だったのです。
入居後、1週間位たった頃から問題がおき始めました。
渡米前、私は金縛りなどと言うものは一度も経験したことがなかったのに、突然毎晩のように金縛りにあうのです。
最初は、疲れのためかとも思っていたのですが、あまりにも毎晩なのです。
金縛りに遭遇している最中に「ミャー、ミャー…」という子供か、動物のうめき声のよう(ちょうど昔あった、寝かせると泣き声を出す人形のような音)が耳元で聞こえたり、壁がすごくドロドロした部屋にいるような感触を感じることも度々でした。
入居1ヶ月頃、レポートを作成するため、ガールフレンドに手伝いに来てもらい徹夜でがんばっていたときです。
ようやくレポートが完成したのは朝、外が十分明るくなった頃でした。
授業は午後からなのでそれまでひと寝入りすることにして、彼女が先にベッドに入り、自分も寝ようとしたのですが、ブラインドを下げるのを忘れていたので窓のほうへ向かったときです。
窓の下のほうから、直径30センチ程度の球体が窓の下から突然浮き上がってきたのです。
そしてその球体は、ちょうど窓の中間あたりでほんの一瞬だけ止まりました(1秒ぐらいだったでしょうか)。
そして、また上に昇り窓の上に消えました。
私は、唖然として彼女の方を向きました。
その時、彼女が私の顔を見て飛び上がらんばかりに驚いたのです。
「どうしたの?今の見た?」と問い掛けると、彼女も少し平静を取り戻し「今あなたの顔がぐちゃぐちゃに見えたの…」と言うのです。
勿論、彼女もさっきの球体を見ていました。
表面がギザギザで渋い銀色だったように記憶しています。
私の部屋は5階にありました。
あれが何かは当然知る余地もありません。
それから数日後、決定的なことが起こりました。
睡眠中にまた金縛りに襲われたのですが、この時はいつもと違いました。
自分の体が空中に浮いている感覚があるのです。
多分、天井ぎりぎりの所にいるのが感覚で分かりました。
そして、体が180度回転し丁度下を見下ろす体勢になりました。
目を開けました、すると下には自分が寝ているはずのベッドが見えます。
その日も彼女が泊まっていたのですが(恐くて一人で寝れなくなっていた)、彼女は下で寝ているのです。
苦しくてうめき声を上げた瞬間、自分の体がものすごいスピードでベッドに戻るのが分かりました。
彼女も私のうめき声に気づき目を覚ましました。
そして、私の体が上から落ちてきたことを認識できたそうです。
話は、ここまでです。
翌朝、私はそのアパートを出ました。
今は、会社員となりニューヨークに住んでいますが、あの時のようではないものの時々金縛りにあいます。
あの時に、悪い癖がついてしまったんでしょうか?
[tomoe@mindspring]
アメリカですから宇○人によるアブダクションを想像してしまいました。
見下ろしたときに、自分はベッドにいましたか? そうなら幽体離脱(OBE)を体験したことになるのですが。
でも、体そのものが浮いていたようですね。
悪魔の部屋。
モリソンホールの一室。悪魔教に取りつかれた生徒が、サバトを行っていた部屋。
現在立ち入り禁止。
六ぼう星はまだ消えない。ペンキを塗るが出てくる。
[Black Jack@cet]
私は、この映画を確か中学生か高校生の頃に、アメリカのカリフォルニア州のL.A.に住んでいた頃に、確か深夜映画で初めて観ました。
その後、数日してから街の中を歩いていた時に、後ろから私の後を追いかけてくる足音を聞きました。
後ろを振り返っても誰もいません。聞き間違いかと思いました。
でも、確かに誰かが追いかけて来て「ポンッ」と肩を叩かれたので、振り向きました。
すると、そこには大きなウサギがいたんです。
「もしかして、ハーヴィー?」。ちゃんと正装をしたウサギが、手を振っているんです。
私は、これは絶対に夢だと思って、ウサギに背を向けて急いで5数えて後ろを向いたら、そこには誰もいなかった。
でも、確かに大きなウサギはいたと私は信じたいのですが、きっと夢なんでしょうね。
全然、ぬいぐるみとかじゃなくて、本当に二本足で立っている、まるで映画の中の様なウサギだったのだから…。
[ARKO@aif]
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