世界の不思議
第1部


  1. 大学生時代、アメリカで留学生活を送っていた時の事。
    ある夜、大学の寮の部屋(ルームメイトと一緒)のベッドで横になって、なんでか分からないけど、日本を発つ前に見た映画「スゥイート・ホーム」の内容を思い出していた。
    全然怖くなかったな、そう結論を出して目を閉じようとした途端、誰かが俺の毛布をグイッ、グイッと引っ張っているのに気付いた。
    部屋の両側の壁に設置されたベッドで、ルームメイトのベッドまでは2メートル位の床がある。
    彼はぐっすり眠っているようだ。
    「なんで?」と思った瞬間、すんごい力で俺の体は部屋のドアの所まで、すっ飛ばされた。
    ドアの前の所に倒れて、ルームメイトのベッドからはみ出した彼の足を見上げている。
    「うわ、早く自分のベッドに戻らないと。友達が気付いて『何やってんだ?』なんて聞かれたら、言い訳のしようがないぞ」。
    なんか冷静にそんな事考えて、俺は立ち上がった。

    フラフラしながら、自分のベッドに戻り横になる。
    そして横になった途端に、金縛りになった。
    生まれて初めての金縛りで、俺はもうパニック寸前。
    「うわー、ホントに体が動かないよ。シャレんなんないぞ、これは」。
    目を開けると、部屋の照明が見えた。夢ではない事の確認のつもりで。
    首も動かなくて、隣に眠っているルームメイトは見えない。
    声も出せなくて、状況を伝える術がない。

    「ドンっ」と足がのっかってきた。俺の体の上に。
    やたらデカイ足。俺の首から股間のあたりにかけて、ぶっとい足が乗っている。
    俺は横になった状態で、頭を壁に向けて寝てるから、その足は壁から生えている事になる。
    次第に足が動きだした。
    モゾモゾ動いてたのが、ドンドンという上下運動に変わる。
    股間が特に痛い。
    痛いと感じてる自分に気付いたら、やたらと怖くなって、全身の力を込めて起き上がろうとしていた。
    不意に足が消えて、体が自由になって、俺はベッドの上に起き上がった。
    その瞬間、ガシャーンというガラスの割れるようなもの凄い音と、誰かが廊下をドタドタと走っていく音がすぐ近くで聞こえた。
    怖いから、そのまま動かずに朝を待った。

    次の日、俺達の部屋の隣のトイレのでっかい鏡が、すべて割られているのが分かった。
    照明も壊れ昼でも薄暗く、そして何故か廊下に、そのトイレからトイレットペーパーが1本だけ伸びていて、ずっと道を作ってた。
    それを辿っていったら、4階建ての寮の廊下から階段すべてを巡って屋上に続いていた。
    屋上のドアには鍵がかかり、その先は分からなかった。

    誰かのイタズラだって事で終わったけど、俺は今だに、あのドタドタと廊下を走ってった足と、俺の体の上でうごめいていた足とが、同じ『足』だったように思えてならない。
    だって、俺が頭を向けていた、そしてそのでっかい足が生えていた壁の向こうは、トイレだったんだから。
    おかげさまで? その後も2度ほど金縛りに遭い、変な事もいっぱいあった。
    さすがはアメリカ。あなどれませんね?
    [RYUS]
    騒霊現象って奴ですね。

  2. 金縛りが、大流行ですね!
    私もソファーで寝ていて、明らかに人の足でお腹を蹴飛ばされたり(もちろん誰もいない)、飼っていたウサギが死んでまもなく、うたた寝していたベッドの布団の上を、何かがポンポンと軽やかにやってくる感覚がしたり…。
    でも、いちばん印象的だったのは、7年前HAWAIIに行ったとき1Fがセブンイレブンのホテル(となりがマハラジャ)に泊り、ベッドに仰向けになってうたた寝していたときです。

    そのホテルは、はっきり言って古くて、部屋に入ると鏡が斜めに掛かっていて、カーテンはボロくて、古いホテルの臭いがしました。
    そして、木のドアのシャワールームで、シャワーを浴びて出ようとすると、ドアが膨張して外から押し開けてもらわないと出られませんでした!!
    10万ほどの安いツアーだったので仕方ないと思いますが…。
    街を歩いて疲れていたので少し眠りましたが、まもなく目が開きました。
    そのとき、私の周囲から大勢の外人の笑い声が「ワッハッハ…」と聞こえました。
    たくさんの人が私を囲んでいるような感じがはっきりとわかりました。

    部屋には霊感の強い友人が寝ていました。
    そのあと「海外では外人の霊がでるんだね」と友人に話しました。
    それから、これは聞いた話ですが、霊感の強い人と一緒にいると霊感がうつるそうです。
    私も霊感の強い女の子と同じ会社で一緒に行動していたとき、よく金縛りにあったり(朝4時頃三輪車の急ブレーキかけた子供の声を聞いたり)、いつもと違う経験をしましたが、会社を辞めてその子と会わなくなったらピタリととまりました。
    ちなみにその子は、毎朝トイレに座ると1日のできごとが目に浮かぶと言っていました。
    [いそぴー@melco]
    海外での霊の声って、やっぱり日本語以外で聞こえるのでしょうか。

  3. 私のアメリカ在住も、もうすぐ15年になります。
    これは、渡米半年後頃に一時的に住んでいたアパートにまつわる話です。

    その頃超貧乏留学生でしたので、とにかく家賃の安い住居を探していたところ、ガールフレンド(現在の家内)の友人のそのまた友人がルームメイトを探しているとの話があり、このさい家賃さえ安ければ何でも良いと場所も見ないで決めてしまいました。
    場所は、サンフランシスコのダウンタウンにありました。
    実際に入居してみると、家賃の割には見た目にかなり奇麗なアパートでした。
    奇麗といっても、築50〜60年位はたっていたでしょうか。

    そのアパートの賃貸主のF氏は、ユダヤ系アメリカ人で30過ぎた大学院生でした。
    入居後彼に、全体の家賃を聞いたところ、なぜか私の払いは全体の4分の1程度とのこと、折半が普通ですからチョット変な気はしました。
    が、彼も日本語の勉強をしたいからいいんだと言うので、その場はなんとなく納得しました。
    しかし、それがどうも真実でないことは、住んでしばらくして分かりました。
    これは、そのアパートを出る直前に分かったのですが、私の前もそのまた前の住人もすぐに出てしまったらしいのです。
    勿論、F氏に問題があったわけではなく、彼自身とても良い人だったのです。

    入居後、1週間位たった頃から問題がおき始めました。
    渡米前、私は金縛りなどと言うものは一度も経験したことがなかったのに、突然毎晩のように金縛りにあうのです。
    最初は、疲れのためかとも思っていたのですが、あまりにも毎晩なのです。
    金縛りに遭遇している最中に「ミャー、ミャー…」という子供か、動物のうめき声のよう(ちょうど昔あった、寝かせると泣き声を出す人形のような音)が耳元で聞こえたり、壁がすごくドロドロした部屋にいるような感触を感じることも度々でした。

    入居1ヶ月頃、レポートを作成するため、ガールフレンドに手伝いに来てもらい徹夜でがんばっていたときです。
    ようやくレポートが完成したのは朝、外が十分明るくなった頃でした。
    授業は午後からなのでそれまでひと寝入りすることにして、彼女が先にベッドに入り、自分も寝ようとしたのですが、ブラインドを下げるのを忘れていたので窓のほうへ向かったときです。
    窓の下のほうから、直径30センチ程度の球体が窓の下から突然浮き上がってきたのです。
    そしてその球体は、ちょうど窓の中間あたりでほんの一瞬だけ止まりました(1秒ぐらいだったでしょうか)。
    そして、また上に昇り窓の上に消えました。
    私は、唖然として彼女の方を向きました。
    その時、彼女が私の顔を見て飛び上がらんばかりに驚いたのです。
    「どうしたの?今の見た?」と問い掛けると、彼女も少し平静を取り戻し「今あなたの顔がぐちゃぐちゃに見えたの…」と言うのです。
    勿論、彼女もさっきの球体を見ていました。
    表面がギザギザで渋い銀色だったように記憶しています。
    私の部屋は5階にありました。
    あれが何かは当然知る余地もありません。

    それから数日後、決定的なことが起こりました。
    睡眠中にまた金縛りに襲われたのですが、この時はいつもと違いました。
    自分の体が空中に浮いている感覚があるのです。
    多分、天井ぎりぎりの所にいるのが感覚で分かりました。
    そして、体が180度回転し丁度下を見下ろす体勢になりました。
    目を開けました、すると下には自分が寝ているはずのベッドが見えます。
    その日も彼女が泊まっていたのですが(恐くて一人で寝れなくなっていた)、彼女は下で寝ているのです。
    苦しくてうめき声を上げた瞬間、自分の体がものすごいスピードでベッドに戻るのが分かりました。
    彼女も私のうめき声に気づき目を覚ましました。
    そして、私の体が上から落ちてきたことを認識できたそうです。

    話は、ここまでです。
    翌朝、私はそのアパートを出ました。
    今は、会社員となりニューヨークに住んでいますが、あの時のようではないものの時々金縛りにあいます。
    あの時に、悪い癖がついてしまったんでしょうか?
    [tomoe@mindspring]
    アメリカですから宇○人によるアブダクションを想像してしまいました。
    見下ろしたときに、自分はベッドにいましたか? そうなら幽体離脱(OBE)を体験したことになるのですが。 でも、体そのものが浮いていたようですね。

  4. 西洋のある国では、魔女狩りなるものが今もつづいているらしく、罪もない女の人が裏ではたくさん処刑されているらしいですよ。
    [ぐっぴー@so-net]
    謎・謎・謎。

  5. アメリカのワシントン州チーニー(私の大学のあるところ)の幽霊墓地横の幽霊アパートがスポットとして有名です。
    脚の無い老人がうらめしそうに、廊下に立つそうです。
    友達が昔家賃が安いんで住んでました。
    そして、初日にいきなり見たそうです。
    霊感のない人でも結構鳥肌とかたつそうですよ。

    悪魔の部屋。
    モリソンホールの一室。悪魔教に取りつかれた生徒が、サバトを行っていた部屋。
    現在立ち入り禁止。
    六ぼう星はまだ消えない。ペンキを塗るが出てくる。
    [Black Jack@cet]

  6. 昔、アメリカの俳優のジェームス・スチュワートが主演した映画で「ハーヴィー」という映画がありましたが、ご存じでしょうか?
    その映画の名脇役として巨大なうさぎが登場するのですが、映画の中で肖像画はあるもののご本人は最後まで姿を現さないというものなのですが。

    私は、この映画を確か中学生か高校生の頃に、アメリカのカリフォルニア州のL.A.に住んでいた頃に、確か深夜映画で初めて観ました。
    その後、数日してから街の中を歩いていた時に、後ろから私の後を追いかけてくる足音を聞きました。
    後ろを振り返っても誰もいません。聞き間違いかと思いました。
    でも、確かに誰かが追いかけて来て「ポンッ」と肩を叩かれたので、振り向きました。
    すると、そこには大きなウサギがいたんです。
    「もしかして、ハーヴィー?」。ちゃんと正装をしたウサギが、手を振っているんです。
    私は、これは絶対に夢だと思って、ウサギに背を向けて急いで5数えて後ろを向いたら、そこには誰もいなかった。

    でも、確かに大きなウサギはいたと私は信じたいのですが、きっと夢なんでしょうね。
    全然、ぬいぐるみとかじゃなくて、本当に二本足で立っている、まるで映画の中の様なウサギだったのだから…。
    [ARKO@aif]

  7. この前はパソコン(PC)関係にまつわる、アメリカでの話でしたが今回もそうです。 しかし、今度は私のPCの話ではありません。
    実は私、PCを日本人の学生たちに組み立てて安く売っているんです。 さて、今回は友達の紹介でMという人のPCを作ることになりました。
    すべてうまくいきました。彼女の家へ行きセットアップをすませました。
    しかし、私、なんかその家で変な感じを受けたんです。それに、玄関の右側のだれも座ってない椅子に誰かがいる…という気がしました。
    ま、気にしませんでしたが、その家はなんだか妙な感じをうけました。
    そしてある日、彼女から電話があり「サウンドが鳴らず、どうもモデムが動いていないようだ」といいます。
    電話で全てチェックしましたが、どうやら設定などはOKのようです。
    彼女は私の家から少し遠いところに住んでいるのですが、わざわざ彼女がこちらへ来てくれるといいます。
    そして、彼女がきて私はPCをチェックしました。なんと、モデムとサウンドカードがいかれているではないですか。
    仕方なく、保証のためにサウンドカードとモデムは新しいのを買うしかありませんでした。
    そして、それからまた妙なことが起こったのです。
    なんと、買ったモデムはそのPCでは使用できないらしく、また1時間かけて買った店へ行き、違うモデムと交換しなければなりませんでした。
    そして、その店で交換をすませた後、なんと、私の車のエンジンがかからないではないですか!! やれやれ、友達に迎えにきてもらいました。
    今度のモデムはちゃんと動いているようです。
    さて、もう深夜1:00。私も眠くなってきました。それで、全ての機能をもう一度チェックしようとPCの電源をおとし、またスタートさせました。
    そして、ウインドウズに入ったとき、スタートの音が妙なんです…。
    「ううううううううーーー」と、なんか女の人のうめき声のような。
    もちろん私はそんな音を入れた覚えはありません。もう一度やった時はちゃんと普通の音が鳴りました。
    私は不気味に思ってこっそりPCの中に一枚の御札を貼り付けておきました。それからなにも妙なことはおこっていないらしいです。
    うーむ。やはり百物語が私にまだ影響しているのでしょうか。
    [ブラックジャック@cet]

  8. 怪奇ページを製作しだして、はや2ヶ月あまりがたとうとしています。
    私は結構霊を信じていて、百物語とかをやると霊障などがあると聞いていました。
    その霊障でしょうか不思議なことが起りはじめたのです。
    第一に一ヶ月くらい前、あるメジャー怪奇ページの作者とバーチャルチャットをしようと時間をあわせて、そのページにアクセスしようと思っていた日の事です。
    その日は授業があったので、車でSpokaneという町のキャンパスへ行っていました。
    すると、帰りに珍しく渋滞がおこったんです。アメリカでは渋滞なんて滅多にありません。
    どうやら事故のようです。さあ大変、1時間ぐらい帰宅が遅れてしまいました。
    家に帰ると約束の時間まであと2分ほどなので、遅れないように先にコンピューターの電源をいれようとしました。
    でも…。私のコンピュータがうんともすんとも言わないんです。
    中を開けてみましたが別におかしいところはありませんでした。 後で悪戦苦闘の上発見したんですが、なんと電源部がショートしていたようなのです。 僕のPCは最新です。本当に丁寧に扱かっているつもりです。それにそんな所めったに壊れないでしょう?
    しかし「カチャカチャ」と何回もスイッチを押すと、やっとブートアップしてくれました。 そして、やっとそのチャットのコーナーに入れました。
    なぜ遅れたかとその人に詳細を話すと、なんと「その人のPCも20回ほどブートアップしないと、コンピュータが作動しなかったそうなんです…」。
    妙なことはあるもんですね。そして昨日発見したんですが、なんと私の新しいハードディスクの一部がクラッシュしているんです…。スキャンディスクをして解りました。
    それと私のモデムはボイスサポートのあるものなんですが、PCから直接話せる電話機能が急に使えなくなっています。
    モデムの表面をみると、一部のハンダ付けされた部分が壊れています。修理しようとしましたが、現在もまだ電話機能は使用不能です。妙でしょう?
    あまり妙なので、これはもしかして霊障かと思い供養のため、百物語のページと妖怪学校の両方に、お経の一句と、壁紙にこの間自分で描いた仏様の絵をはめこみました。
    それからおかしいことはないようです。でもまた変なことがおこったら、どうしよう…。
    [Black Jack@cet]

  9. 私と主人の二人はタイのバンコクへ旅行にいきました。そこのホテルで恐ろしい目にあったのです。
    バンコクはたいへん暑くて、その日も私は暑さに疲れて10時にはベッドに入っていました。
    そして、しばらくするとドアがそっと開いて背の高い男が入ってきたのです。 私は叫ぼうとしましたが、恐ろしくて声がでませんでした。
    その男はすばやく私が寝ていたベッドに近づいてきて、私をみるといきなり私の首を絞めはじめたのです。 苦しくて苦しくて「うん、うん」と私はうなりました。
    そして「あーもうだめだ」と思った時、枕元のスタンドがパッと明るくついたのです。 そうしたら、その男はサッとドアから走り去りました。
    電気をつけたのは、私の主人でした。 「今、男がいて私の首をしめていたのよ」と言うと「嘘だろう、誰もいなかったよ」と彼は平気な顔をして言うのです。
    でも、私は確かに男の顔を見たのです。やせ型で背が高く、今でもその顔を忘れることができません。 もちろん以前には会ったことのない人です。
    その時、時計をみると午前1時半でした。
    私はその夜、男が再び帰ってきそうな気がして朝まで寝ることができませんでした。
    [ラハイナ・ルナ@iris]

  10. 私は、カリフォルニア州のサクラメントに住んでいます。
    私が住んでいるアパートでは、時々へんな物音が聞こえてきます。その物音が何か分かりませんが、何か物を切っているような音で、それと同時に数人の話し声が聞こえてきます。
    但し、それが何を話しているのか、それがまた、英語なのか、それとも日本語なのか全くわかりません。
    ただ、何故だかわかりませんが数人で話しているのは確かです。ここは、アメリカなので日本語とは考えられません。
    つい数日前、何人かの人に足を捕まれた夢を見ました。翌朝、自分の足を見てみると剃刀で切った様な鋭い切り傷が無数にありました。
    あまりの怖さに、私は友人に泊りに来てもらい、一緒に寝てもらうことにしました。
    その晩、また同じような夢をみました。隣で友人がうなされているのが分かりました。 私も寝ているわけなのですが、それがはっきりと分かるのです。
    次の朝、友人の足にも同じような傷が無数にありました。私の方は、腕にも同じような傷が残されていました。
    友人に聞いてみると、彼も同じ様な夢を見ていました。私はそのことがあってから、アパートを移りました。
    あれは何だったのか未だに分かりません。
    [?@pacbell]

[HOME][目次] [2]

Copyright (c)1997,98 kibitaro & web surfer
Since 03/07/1997, Last Updated 06/19/1997