不思議小話
第13部


  1. 半年くらい前のことなのですが、私は母と妹二人とで温泉に行きました。
    そこの旅館は新しく建てられたもので、案内された部屋も大きくきれいでした。
    母は、早速温泉に行こうと言い出しましたが、私と三つ離れた妹は部屋に残ることにしました。

    妹は急に腹痛を訴え、トイレに駆け込みました。
    私は一人、窓を開け、外の空気を吸っていました。
    すると、窓ガラスに私の背後から小さな影がこっそりと覗いているのに気づいたのです。
    振り返りましたが誰もいませんでした。

    確か以前、この旅館の近くで女の人が飛び降り自殺を図った、と聞いたことがあります。
    でも、私が見たのは小さな女の子ですから、多分別人なのだと思います。
    では、私が見たのはいったい誰だったんでしょう?
    [ひすてりっくぐらんま@bhsfy]
    古くからその土地に棲むモノかも。

  2. 初めて投稿します。
    いつも楽しく鳥肌をたてながら、皆さんの体験談を読ませていただいています。
    私は自分では霊感があるとは思っていないのですが、何度か望まずして体験しました。
    今回はその中のひとつで、金縛りにあった話を書きます。

    あれは私が11歳の時でした。
    いつもと変わらず布団に入った時のことです。
    隣の部屋ではまだ両親が起きていました。
    時折聞こえてくるTVの声に「まだ起きていたいなぁ」などと思っていた時です。
    何気なく真っ暗な天井に目をむけた私の目に映ったものは骸骨でした。
    かすかに光を放っているように見え、「何だろう」と考えた瞬間、私の身体は動かなくなりました。
    それどころか、胸が苦しくなっていくのです。
    まるで見えない手に心臓を鷲掴みにされているように。
    しかもその力はどんどん強くなっていくようでした。

    苦しくて苦しくて、ここで死んじゃうのかなと、再び目を天井にむけると、まださっきの骸骨が不気味に浮かんでいました。
    私はそれがなぜだか死神に見え「殺される!」そう思ったとき、声を出そうとしましたがでません。
    私は必死に「まだ死にたくない。まだ生きていたい。私を連れていかないで」と声にならない声をあげました。
    しばらくして、天井の骸骨がスゥーっと消えていき、それと一緒に胸を締め付ける苦しみも消えていきました。

    友人にこの話をしても、ただの心臓発作だったのではと言われますが、あの暗闇に浮かぶ骸骨は絶対に見間違えではないと思っています。
    でも、あの時「このまま死んじゃうんだ私」なんて後ろ向きな事を考えていたら、今こうして生きていなかったかもしれないと思うと、11歳の自分に感謝したいです。
    [がう@202225021]
    何事も、弱気になっているところを見せたら負けですね。

  3. 最近ご無沙汰してました、K橘女子大学個人サークルまんぷーです。
    前回の投稿からずいぶんと時間が経ってしまいました。
    どうやらメンバーの能力があがってきたらしく、最近ではあまり憑けることがなくなってきていたので…。
    それぞれ個人的にはたまに寄せてるらしいのですが、周りに影響を与える間もなく離れていってるようです。
    そこで今回は、私ことYが初めて不思議な現象に遭遇した頃の話をしてみたいと思います。

    霊現象というものとは少し違うのですが、私は小学校低学年頃から妙なモノを見始めました。
    当時、私の家の2階には、物置として使われている部屋がありました。
    部屋の隅にカーテンで仕切られた棚があり、中には段ボールの箱が積み上げられていました。

    ある日、私が何気なくそのカーテンを開けてみると、そこに段ボールの箱は無く、ただ青い空間が広がっていたのです。
    呆然とした私は静かにカーテンを閉めて、何事もなかったようにその場を去りました。
    その後も時々そこには青い空間が広がることが何度かありましたが、私はそのことを誰にも言わず気にしないようにしていました。

    それよりも、もう少し驚かされた現象としては、私が姉と一緒に子供部屋で遊んでいた時に、突然現れた光のことがあります。
    私が壁の方を向いて姉と向かい合うようにして座っていると、姉の背後の壁に突然オレンジ色の光が映し出されました。
    光の中央には植物のような影があり、しばらくするとスーっと消えてしまいました。

    これら二つの現象については、ついに解明されないままに家は建て直されてしまいました。
    それからは、ちょくちょくと不思議なモノを見るようになりました。
    目の前を横切る白い物体、学校の階段にたたずむ子供、窓からこちらを見下ろしている男の人、お風呂上がりに床を歩く白い足、手首など、あらゆるものを当たり前のように見続けました。
    それらは、いい加減嫌気がさして、私が自ら視覚(霊現象に関しての)を閉じる中学3年まで続きました。

    ちなみに、その主な原因としては、受験勉強で疲れている私にしつこくアプローチしてくる、階段の窓に張り付いた男の霊にあったのですが…。
    それでも時々は否応なしに、そういった現象に巻き込まれつつも、のほほんと暮らしてきた私を再び元の世界へと引きずり込もうとしてくれている、まんぷーの皆さんどうもありがとうございます。(怒)
    それでは、また何か起こったときに投稿させていただきます。(何か起こるのか?)
    [まんぷー@caccajbhg]
    仲間は大勢いると楽しいのにね。でも、男は誰だったのでしょう。

  4. 私が部屋で、キーボードをイヤホンをつけて弾いていると、いきなりその電源がプチッと切れ、次の瞬間にすぐまた電源がはいり「何やねーん」と思ってると、 そのイヤホンの中から「ゴーーン、ゴーーン」と教会の鐘のような、お寺の鐘のような、気味の悪い音が鳴り響きました。
    キーボードの中にも色々な音はあるのですが、そんな音はないですし、言い表しにくいのですが、遠くの方から聞こえるような、直接イヤホンから聞こえているような、そんなものでした。
    すぐにイヤホンを引き離し、家族のいる部屋へ駆け込みました。
    でもみんなに言ってもバカにされると思い、言いませんでした。

    その事があった日は、可愛がっていたペットの猫が事故で死んだ日の、ちょうど1ヶ月目の日でした。
    ろくにお供えとか、気にかけたりしてあげなくなっていたので、その子がなにかして欲しかったのでしょうか…。
    [家がお寺の優子@202231014]
    動物にも心があると思います。たぶん…。

  5. 私の数少ない不思議な体験の最後のネタを書くことにします。
    私は、何故か幼い頃からオカルトという分野に、なにかしら魅力を感じておりました。
    母親に気味が悪いと思われるほど。
    それは、祖母が信心深い人だったため、お寺に、新興宗教に、(あの、丹波さんと同じ)霊能者の人にと、関わり合いをもっていた事も関係があるのかもしれません。

    なんでも昔、お稲荷さんにお世話になったとかで、うちの裏庭には、お稲荷さんが祀ってあります。
    あまり関わり合いをもっては、いけないらしいのですが…。
    今は、霊能者の人に月に一度、お祓いというか、なんかお経をあげてもらっています。
    これまたあまり良くないと聞いたのですが、あまり色々な神様を祀ると、神様どうしが喧嘩されて、かえって良くない事が起きるのだとか。
    まあ、実際うちの家は宗教で苦労している部分はあるように思われます。
    さて、そんなうちで育った私は、特に霊感は無いようで幸せな日々を送りつつも、不思議なことに対する興味は尽きないまま、こうして生きています。
    臆病者なので、夜中に心霊スポットに行ったりはしません。
    前置きが長くなりすいませんでした。

    幼い頃『これが世界の心霊だ』という番組をみていて、宜保さんが指差した暗闇に、おおざっぱな、人の影が近づいてくるのをみました。
    うわー、私にも見えちゃったと喜びました。
    再放送の時は見えなかったのですが。(こんなこともあり、宜保さんのことは信じています)
    もうひとつ、姉の部屋にあったチェッカーズのポスターを写真に撮ってみたら、狐の顔のような光のシミが写った、心霊写真のようなものが撮れました。
    この時もなんだか嬉しくて、小学校の友達に見せて自慢したものでした。

    はー、これで全てです。
    なんだかほっとした感じです。
    これからは読者として、楽しませてもらいます。
    今、住んでいる土地の噂話を仕入れたら、また投稿いたしますね。では。
    [逢久幻朋@133005]
    滅多にない体験談の紹介、ありがとうございます。素直に感動できる心は大切だなぁと思いました。

  6. 私は長崎県佐世保市で育ちました。
    これは母から聞いた話と、私の記憶を元に書いています。

    私の母は、数年前まで小学校の教諭でした。
    その母が勤めていた春日小学校という所は、近くに「大チアン城」という史跡のある場所でした。
    母は心霊の事とかを信じる人ではありませんでしたが、こんな話をしてくれました。
    用務員さんが夜の見回りをしていると、正面玄関の所に鎧武者の姿を見たとか。
    翌日、その場所に水溜まりがあったそうです。
    私も何度か母について、その学校へ行ったことがありますが、その話を聞いていたせいか、あまり居心地は良くなかったように思います。

    もうひとつは、この学校の側に、何の用事で行ったのかは覚えていませんが、七つか八つくらいの頃だったと思います。
    幼い私はトイレを我慢することができずに、大チアン城跡近くの道端で用を足しました。
    それからどのくらい日が経ったのかは覚えていませんが、自分の不注意でブロックに頭をぶつけて、二針ほど縫いました。
    うちの家族は冗談で、私が城跡の側でおしっこしたから、怪我したんだと言って、からかいました。
    とりあえず、これだけです。
    [逢久幻朋@133005]
    武者の霊だったのでしょうか?

  7. 今日は、私が高校生のころ体験した、金縛りについて投稿します。
    私は、別に霊感が強いというわけではなく、今まで金縛りにもあったことはありませんでした。
    それは、高校3年生の12月のことでした。

    期末試験の勉強をしていたため、私は午前3時になってからベッドに入りました。
    だいぶ疲れていたので、すぐ眠りにつきました。
    そしてすぐに夢をみたのです。
    夢の中で私は大勢の人に追いかけられていました。(良くある話ですね)
    途中で私は転倒し、誰かが上にのしかかってきたのです。
    苦しくて目を覚ますと、夢の中で感じたように胸元が苦しいのです。
    おかしいと思って薄目をあけると、私の真上に口元からダラダラ血を流した男がいたのです。
    驚きのあまり、私は飛び上がりそうになりました。
    でも体が動かないのです。
    「これが金縛りなのカー」とぼんやり思いました。
    恐怖のあまり目を閉じたままでいました。
    暫くして体が楽になってきたので目を開けると、男はいなくなっていました。
    それが私の初めての金縛り体験でした。

    あれから私は怖くて仰向けになって寝ることができません。
    私は、自宅なんですけど、家族でこのような体験をした人はいません。(住んで10年くらいになります)
    あれから変わったことはないんですけど、皆さんどう思いますか?
    [門吉之輔@senzoku]
    目を開けるとそこには…。怖い話です。

  8. 予知能力なんて、とても言えないのですが…。
    小学生の頃、公園でお気に入りのスーパーボールをなくしてしまった。
    「うーん」と頭を抱えて考えると、ふっとある場所が浮かんだのでそこへ行ってみると、ボールが頭に浮かんだとおりに落ちていたことが何度かあった。

    お金を持たない小学生の頃、電話をかけたいという友達に「ここに10円あるよ」と地面を指してデタラメを言い、そこの土を掘ったら本当に10円玉が出てきて、友達より自分がビックリ。
    外出をして「何となく○○さんに会いそう」と思い、本当にその人と偶然に会ったことが数回。
    ついでに「今日チカンに遭いそう」と思って、本当に初めてチカンにも遭ってしまった。

    こんな事があるから、暗い所などで『何かの気配』を感じるときは、大きな声で歌を歌います。
    だってコワイもん。
    誰でも経験あるこんなこと。
    でも、大切な能力かもしれませんよね。
    もっと不思議なことがあったかもしれないけれど…思い出したらお知らせします。
    このコーナーも益々充実してきましたね。 チョット怖いけれど、楽しみです。
    [まき@202227211]
    これは、シンクロニシティってことにしておきましょう。

  9. よく夢でみたことが本当になることを正夢と言いますが、私の場合少し違っていて、夢の一部が正反対になって現実に起こります。
    前に本で読んだのですが、夢には何らかのメッセージが込められていると言われます。
    このわたしの正反対の夢の部分が、メッセージなのかな、と思うのですが…。
    [m子@202210200]
    何かに例えられる夢よりも一層リアルな感じですね。

  10. はじめまして。これは全て実話なのですが、私の実家には何者かが棲みついているようなのです。
    1. もう7年以上前ですが、夏休みで家族が帰省し、私は仕事の為一人で留守番をしていました。
      深夜1時過ぎ、お決まりの怪奇番組をボーっと見ていたら「コンコンコン」と部屋をノックされたんです。
      誰もいないのに!
      不思議とそんなに恐くはありませんでしたが「返事をしたら入ってくる」と何故か思い、黙っていました。
      その夜はさすがに階下の洗面所には行けず、顔も洗わずに寝ました。

    2. 彼が泊まった夜、彼はトイレに行きたくなって夜中に起きたそうです。
      すると廊下から足音がする。
      私の部屋は2階で、階段を上がった向かいに左から弟、妹、私、そしてトイレとほぼ一列に並んでいます。
      彼は、弟が同じくトイレに起きたんだろう、鉢合わせも嫌なので出てからにしよう、と待ったんだそうです。
      でも、足音はトイレの前、つまり私の部屋の前で止まったまま動かない。
      トイレの戸が開く音もしない(建てつけが悪く大きな音がする)、帰らない。
      彼は恐くなって明け方まで寝られなかったそうです。

    3. これは今の家に引っ越す前、貸家に住んでた時の話。
      父が洗濯室の風水口をコンクリで塞いだら眼が見えなくなってしまった。
      祖母に祓ってもらって事無きを得たが、水に関係するところはふさいじゃいけません。

    4. 我が家の4部屋には御札が貼ってある。
      白い紙に赤で曼荼羅のような絵(字?)のお札と、お経のようなものが入った額(祖母が持ってきた)。

    5. 私の部屋は地震でもないのに床が揺れる。
      最初ベッドに寝ていると、何かが下から突き上げてくるような揺れを感じて気味悪く思ってたんですが、床も揺れていた(泣)。
      天井からぶら下がってる蛍光燈は揺れない。

    6. 1階の和室では赤ん坊が寝付かない。

    7. この家の前の住人は3年で出ていった(中古を買ったんです)。注文建築なのに。

    8. 中学生だった妹は、帰宅早々おっさんの声で「おかえり」と言われたらしい。

    9. 10年前、学校に行こうとした弟は、その時間には会社に向かう電車に乗ってる筈の私の後ろ姿を見た。
      「遅刻するよ」と声をかけたが無視されたと言っていた。私じゃないよ〜!!

    10. 祖母は昔、お山で修行をしたらしいが日本語が読めない。

    こんな事があっても、何故かそれほど恐くないんですよね。
    悪いものじゃないのかな?
    皆さんの経験と照らし合わせてアドバイス下さい。
    [ムギムギ@beqbsl]
    「毎日が怪奇現象」状態ですね。


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