出かけた後、私は壁に着いているはずの時計が真上にあることに気づいた。
天井に時計?、と思っていたら今度は身体がぐるぐると回り始め、外にいる母が買い物をしている姿を見た。
みかんを買ってる。
私はみかんが好きだ。
早く帰って来ないかな…。
そう思って数分後に母は帰ってきた。
「みかん買ってきたわよ」。
「…うん」。
そういうと私はにっこり笑った。
[レイ@qmvntjy]
どうやって母の姿が見えたのでしょうか。
そのC山荘は海と山に1件ずつ建っていて、海にあるC山荘を夜見に行って窓の明かりを見ると、必ず帰りに事故に遭うらしい。
そして、それを確かめに行った従兄弟の友達は、危うく帰りに崖から落ちるかと思った程の事故にあったそうな…。
[レイ@qmvntjy]
何ゆえの事故でしょうか。
「この部屋にはいたくない! 返して」と叔母が哀願。
事情を聞くと前に生きていた患者さんたちが、夜な夜な迎えに来るのだという。
あまりの怖がり方に叔母は、また6人部屋に舞い戻り。
それからしばらくして更に病状が悪化。
また個人部屋に移されることに…。
しかし、その時はもう「いやだ」とは言わなかったそうだ。
その部屋で叔母は、まだ若かった命を終えた。
人には死期を悟るということがあるのだろうか?
最初に「いやだ」と拒んでから実際に死を迎えるまでは、数ヶ月があったように思う。
拒んでいた時は、まだ叔母は死期ではなかったのだ。
でも、もしあのまま個人部屋にいたら、叔母は死期が来る前に本当に「お迎え」に連れて行かれてしまっていたのだろうか?
迷信かわからないが、死んだ人の写真を仏壇の真上に飾ると「誘われる」という言い伝えがある。
叔母が死んだ時、叔父はそんなことはお構い無しに、仏壇の上に「叔母の写真」を乗せていた。
従兄弟(叔母の娘)が亡くなったのは、その1年後のことである。
死んだ人が喜んでいる時は線香の火が勢いよく燃えるのだという。
そして、私が叔母と従兄弟に線香をあげようとするのだが、いつもマッチの火がつかない…(T T)
母がマッチをすると一回で火がつくのだが…?
[レイ@qmvntjy]
なにか妬まれているのでしょうか。
ある日、8号室の奥さんがノイローゼにかかった。
昼間にも外でネグリジェ姿でぼんやりと立っている。
そのうち7号室のおじさんが突然心不全で亡くなった。
あまりにも突然の死に驚いていると、更に隣りの6号室のおじさんが今度は交通事故で亡くなった。
それから何ヶ月か経ち、5号室に住んでいたうちは、突然引っ越した。
それからしばらくして、4号室のおばさんが糖尿病で亡くなったと聞かされた。
うちは未だ元気である。
[レイ@qmvntjy]
元気で何よりですね。
ある日、母とエレベーターに乗ったのだが突然5階で止まり戸が開いた。
するとそこには、ボロボロの服を着た視線の定まらない男性が一人ぼーっと立っていた。
顔がケロイドでただれたように赤くなっている。
「ひっ」と思い、そのままエレベーターの閉ボタンも押さずに時が流れた。
男はエレベーターに乗る気配も無く、ただ佇んでいる。
やがてエレベーターのドアはひとりでに閉まり、12階に着いた。
「なんか気味悪かったなァ、さっきの人…」私がぼそっと言うと、母は首をかしげて「どの人?」と言う。
私は母をまじまじと見つめた。
「だって、さっき止まったじゃない、5階でエレベーターが…」。
「何言ってるの? 止まってないわよ」。
「え…?」。
確かに止ったのに…。
[レイ@qmvntjy]
白昼夢だったのでしょうか。でも妙にリアルですね。
部屋の中は電気がついているわけでもないのにぼんやりと明るく、部屋の中全体が見渡せる。
ぼうーっと明るいのだ。
「お母さん」。「…」。
「お母さん! 何やってるのっ」。
ついに叫び声でやっと母は私に気づいた様子。
ところが、普通の人は他人から呼ばれたら首だけ「何?」ってこっちに向くでしょ。
向かないんだな…これが…(T T)
身体全体をこっちに向けて、その後すぅーって下から消えてしまったの。
「えっ!?」って思って、ハッとすると辺りは真っ暗。
そりゃそうなのよね。夜中に電気つけなきゃ真っ暗よ。
もうびっくりしたのなんのって、慌てて「お母さん!お母さんっ!」って叫んだわよ。
そしたら廊下の向こうの部屋で、母が「なにぃー…もう寝なさい」とか言ってる(T T)
「あぁ。生きてたのね」と納得して安心して寝たことがあったけど、人はあれを「生き霊」と呼ぶのね。
それにしても人騒がせな母の幽体離脱であった…。
ちなみに母は覚えてないらしい…。
そんなの意識あった方が怖いか。
[レイ@qmvntjy]
必死に髪をとかしている姿。なんか怖い。
最初は夜中に廊下を歩く人の影が映ってるんだと思っていたけど、何故かその影は家の中をうろうろと歩き回る。
曇りガラスの向こうで立ち止まったと思ったら、もう家の中にスゥーっと入ってきてうろうろと動き回っている。
それが時には2,3人で歩き回ったりする。
「誰?」と話しかけても返事がない。怖さも感じない。
ただ、その影はうろうろと歩き回り、そのうちスゥーっと廊下の外に帰っていく。そんなのをよーく見た。
不思議だった。
あれは何だったのだろう?
[レイ@qmvntjy]
何か親しげな影ですね。
毎晩、弟が同じ夢を見るんだって。
大きな岩山が目の前に、そびえ立っていて、霧のようなのがかかってるんだって。
そこがパーって二つに分かれて、間から少女が現れるの。
そんで「私が死んだのは貴方のせいよ」って訴えるらしい。
そこで目が覚めるんだって。
それを聞いて母が20年も隠していた事実を打ち明けたのね。
びっくりしたのなんのって。
さて、その水子と年子だったのは実は私なんだけど、実際に訴えて出てこられたのは4歳下の弟だったの。
よく聞くの。
「家族への霊障は第2子に出る」って…。
次男次女の皆さん、御用心です。
[レイ@qmvntjy]
早世した兄弟が自分の存在をアピールした事例ですね。第2子って…。
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