とりあえず、ある駅で電車を降りて、そのまま海岸まで歩いていきました。
そのまま二人で何かをするのでもなく、日が暮れるまで二人でとりとめのない事を話してました。
その日は、ある小さな旅館に泊まることにしました。
そこは、ほとんど客が無く(シーズンオフなんだから当たり前か)、そのせいなんでしょうか?
女将さんが、付きっきりで世話をしてくれました(笑
特に、彼女は女将さんと随分馬が合ったらしく、夕食後の歓談で、かなり話に花を咲かせていましたね。
夕食後、二人で賑やかに会話をしていましたが、3時間ぐらい過ぎた後のおおよそ午後9時のこと。
彼女は酔いが回ったらしく「もう寝ます。女将さん、おやすみなさい」と言って部屋へと戻っていきました。
僕は、その後、2時間くらい女将さんに付き合い、女将さんに挨拶をしてから自分に割り当てられた部屋に行きました。
部屋の中では、することもないので、布団の上で寝転がっているうちに、あっという間に眠りにつきました。
しばらくして、叫び声があがったかと思うと、部屋のドアがもの凄い音でノックされました。
時計を見ると午前2時。僕が眠りについて大体3時間しか経っていません。
何かと思ってドアを開けると、そこには真っ青な顔をした友人が立っていました。
着ている浴衣は乱れ、息も絶え絶え。詳しく聞いても何も言わず、ただ僕と部屋を代わって欲しいの一点張り。
女将さんに迷惑をかけるわけにもいかないので、仕方がなく部屋を交代しました。
翌朝、彼女に夜中のことを問いただすと、こういう答えが返ってきました。
「先に部屋に帰った後、目をつぶって寝ていると、突然金縛りにあったの。
目を開けてみると、足元におかっぱ姿の可愛い女の子がポツンと立っていて、しばらくすると姿を消したわ。
それだけなら何ともなかったのだけれど、1時間毎に立て続けに金縛りにあったの。
しかも、その子。最初は足元だったのが、膝、太股、お腹、胸というように、次第に距離を狭めてきたのよ。
で、たまらなくなって大声を上げて…ごめんなさいね、迷惑をかけて。あれから私は何ともなかったけど、あなたの方は大丈夫だった?」
「ははは、そういう事はもっと早く言って欲しかったなあ(笑」と、僕は苦笑いするしかなかった(苦笑
結局、僕にはそういうことは無かったです。
ですが、要点がもう一つあります。これは友人には言っていません。
言う必要もなさそうだし、言ったところでどうにもならないですから。
彼女が泊まった部屋の隣には、使われていない部屋が一つあります。
僕は、部屋へと帰るとき、間違ってそこに入ってしまいました。
そこには仏壇が一つ。写真には…可愛いおかっぱの少女が鮮明に写っていた。
[師走@i]
次は、どんなことに巻き込まれるのでしょうか(^^;
今から7,8年ほど前のことです。
夕食をとりながら同僚や他社の仲間とビールを飲み、一日の疲れを癒しておりました。
突然、非常ベルが鳴り響きました。
管理人のオヤジさんは、ウンザリした顔でスイッチを切りました。
何があったのか分からず、私は事情を管理人に聞いたところ「よくトラブるんだ」とだけ言い、多くを語りません。
しばらくして、また鳴り出したので、個人タクシーのドライバーや我々数人で部屋番号を確認して、合鍵を持ちその部屋へ。
部屋番が間違いないのを確認して飛びこむと、女性がくびを吊ったシルエット。
大の男が数人一斉に「ギャーー!!」
後からついて来た管理人が部屋の灯りをつけました。
良く見ると、窓にかけてある振袖が月明かりで浮かび上がっていただけでした。
事情を聞きますと、かつて寮として使っていた頃、成人式を翌日に控えた女子社員が事件に巻き込まれ、その部屋で…したとか。
それ以来、振袖を掛け、お供えしているのだが、時々非常ベルを鳴らしたり、イタズラをするというのです。
けして誰かに迷惑をかけるとかいう事はないそうですが、その話を聞いてから宿を変更してもらいました。
出そうだね、という噂はしてましたが本当に出るとは思っていませんでした。
[旭川のバスドライバー]
今もなお、ベルが鳴り響いているのでしょうか…。
もう7〜8年前になりますが、当時まだ独身でOLをしていた頃、会社から東京の支店への長期出張を言い渡され、田舎からノコノコ都会へと上京しました。
長期ということもあり、会社の方でワンルームマンションを用意して頂きました。
初めての一人暮らし、しかも東京だ♪と喜びました。
しかしそれも束の間。引っ越し当日から妙な出来事が起こるようになりました。
引っ越しの片づけも一段落し、明朝出そうとゴミ袋を玄関近くに置いて就寝…ですがスグに目が覚めました。
「ガサゴソガサゴソ」と何やらゴミ袋の方から音がするのです。
「中のゴミがバランス崩して動いているのだろう」と、その時は気にせず、とにかく寝ました。
しかしそれからというもの、新しいマンションなのに電気が切れる、温水器が壊れる、排水があふれる等々、そして深夜だというのにエレベーターの音だけがひっきりなしに聞こえる…。
そしてある晩、とうとう金縛りに遭ってしまいました。
耳元で突然、大勢の僧侶が読経しているような「わあわあわあわあ…」という声が、頭がガンガンするくらいの音量で聞こえてきたのです。
そして、しっかり金具で止めてあるはずの電気のカバーやドアが「ガバッ」と開き、部屋中が何とも言えない恐ろしい雰囲気になってしまいました。
身体中はピクリとも動かず声も出せません。
とにかく心の中で「おじいちゃん、助けて!」と叫びました。
戦死した祖父なので会ったことはないのですが、なぜか救いを求めました。
するとピタリと音が止み、部屋の中の空気もフッと軽くなったような感じになりました。
しかしその日を境に私の言動がおかしくなってしまいました。
周りの友人などは、いったいどうしたのかと心配したようです。
私も自分の部屋であってそうでないような雰囲気の部屋に、仕事を終えて帰ってきても玄関を開けることすら恐ろしく感じ、落ち着かない日々に耐えられず…。
親の勧めもあり、会社に適当な理由をつけて出張を切り上げ地元に戻して頂きました。
場所は高田馬場です。
通りから100mほど入った住宅街にある、コンクリートむき出しデザインのマンションです。
公園があり見た目はとても環境の良さそうな所なのですが…。
そういえば東京へ出発する直前、私は地元で交通事故に遭い、全治1ヶ月。
予定を遅らせることを余儀なくされました。
しかもその事故は祖父祖母のお墓に「東京へ行って一人暮らしを始めるよ」とお墓参りした当日に起こっています。
偶然かもしれませんが後々「東京へ行くことに頭がいっぱいのアンタに、行くな行くなと警告したのかもしれないね」と母に言われました。
言われてみれば、あれ以上あのマンションに住んでいたら、たぶん気がヘンになってしまっていたかもしれない。
私の精神や健康は、かなりボロボロになっていました。
そうなることを祖父と祖母が事前に知らせようとしたのでしょうか…。
[鈴子@ii]
もう、精神、健康とも回復されたでしょうか。
出掛けに何かあると…、という話も良く聞かれますね。
夜中にふと目を覚ますと、部屋の入り口から裸足の足音が聞こえてきた。
ペタペタというはっきりした音だ。
その足音が自分が寝ているベッドの横まで来て止まった途端、急にガッと首を絞められ、息ができない。
薄目をあけても誰もいない。
このままでは死んでしまうと思い、頭の中で「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい…」と繰り返すうち、フッと楽になった。
その後、朝まで眠れなかった。
というもの。
隣のベッドで寝ていた私は、何にも気づきませんでした。
でも、彼氏がこの体験をする前の晩、同じ部屋で寝ていた私は、眠りに落ちる瞬間に胸を圧迫される感じがして目が覚めるというのを繰り返し体験していました。
あれもなんか関係あったのかな…。
私も彼氏も、こういう経験をしたのは後にも先にもこれっきりです。
ホテルの人にも聞いてみましたが、霊がでるような心当たりは無いということでした。
[haru@alp]
奇妙な体験。これっきりで良かったですね。
はじめまして。
小さい頃は割と霊感のようなものがあって、姿は見えなくても「感じる」事ができ、感じると左腕が痺れるという体質で、高校の遠足で鎌倉へ行った時には水子地蔵の所でビリビリ。
オーストラリアの監獄見物でビリビリ。
でも、そういう力は成人すると消えるというし、段々そういう機会も減ってきたので残念なのですが、最近感じずにそういうモノに遭遇?するようになってきたみたいです。
実は中2の頃から視力が左0.1右0.7と悪くなり、メガネをかけていますが、ここ最近部屋で勉強していると時々視界の隅に黒い影が見え、見ようとすると消えてしまう(まさか網膜ハクリではないと思うが…凄く痛いらしいし)ことがあります。
また、ゲームのパンドラシリーズ『死者の眠る館』のオマケ『百物語』の何話目かで、
「Iさんが死んだことをある青年は後悔している。それは友人たちと撮った写真でIさんの後ろに黒ずくめの男が入ったからだ。
その男は写真を見るたびにIさんの肩に手をかけていき、その写真を燃やそうとした矢先、Iさんが窓の掃除中に滑り、1階にも関わらず打ち所が悪く死んでしまったからだ。
そう考えていると彼の妹が家族旅行の写真を気味悪そうに持ってきた。
それには黒ずくめの男がいた。燃やそうと思ってもう一度見ると、男の横にIさんがいた」
という話を読んだ時、突然、天井の方から「キホホホホ」という気味悪い笑い声が聞こえた。
試しにもう一度よんでも、そういう声はなかった。
[ゾアノイド@bfa2di]
そういう事もあるのですね…。
ところで旅行に関する怖い話ですが…海外旅行は人並みに行くんですが、海外で怖い目に会った記憶はないです。
なので、富士山麓の青木が原樹海の話はどうでしょう?
ナワナワは探検部に入っており、GWの樹海合宿に参加しました。
夜に埼玉県を出発し、深夜には富士山付近に着いていましたが、すでにそのとき道の両脇から誰かが見ているような視線があったように思います。
深い霧もなんとも言えない雰囲気でした。
夜が明けてから樹海に入り、目的の○体探しをしましたが、結局見つからずに終わりました。
ただ、自殺者の服や靴、テントの残骸、彼らが持ち込んだらしき食料の残りなどは、かなりありました。
また、私はカンを買われてナビゲーター役をやったのですが、昼間の樹海でも、やはり変な気配や視線は感じました。
急に空気が冷たくなる場所もありました。
その時の気分で真っ直ぐ行ったり左に進んだりすると、マリア像や赤いリボンで囲まれた結界?みたいなものもあり、なかなか寒い気分になりました。
水子供養の人形もありました。
それだけで済めば良かったのですが、夜、ロウソクを消してテントに潜り込んだ瞬間に、寝てる部員の足元に黒い塊がいるのを見てしまいました。
猫ぐらいの大きさで、すぐに消えました。
暗い中ではっきり見えたソレは、樹海の夜よりもっと暗い黒でした。
あと、食事中に気付いてビビって正視できなかったのですが、テント脇の木の一本だけが白っぽく光っていました。
木じゃなかったのかもしれませんが、変な気配がありました。
また、私がテントの中で黒いモノを見た時、そこで寝ていた部員は、その日、昼間の樹海で遺留品のテントを見つけた直後に、そこで黒い影を見たそうです。
とりあえず色々ありましたが、塩・線香・十三仏真言などの御祓いもし、全員無事に帰ることができました。
ところで先日、友達にその時の写真を見せた際、ある写真の一部分で「これ顔に見えない?」との指摘があり、カメラ担当の部員に言うべきかどうか迷っています。
探そうと思えばキリがないとは思うのですが、場所が場所だけに気になります。
ということで、ここで終わります。
[ナワナワナイス♪]
場所が場所だけに…。気になるところですね。
今から3年近く前でしょうか?
那須の方へ旅行に行った時に、運よく?起きてしまいました。
実際そのホテルは「料理、寝床、御風呂」と三拍子揃った優良店でした(^^)
しかし一つだけ奇妙な点が有りまして、それは、と言いますと。
まあ、良く有る「開かずの間」的な物が有りました。
でも、やっぱりただの「開かずの間」では無いんですね〜これが!
お店の内装、外装はとてもキレイなのにその場所だ・け・が!!
蜘蛛の巣なんて当たり前って感じの、すげーボロイのです。
でも俺個人は物凄〜く興味をそそられまして…ね。入ろうと試みちゃったわけです。
今でも後悔してます。それからというもの二度と遊び半分でしないと誓ったほどです。
夜の12時を少し過ぎた頃でしょうか、親にはお風呂に入ってくるという口実で行きました。
良く有る霊体験で「その日は霧が薄っすらと…」なんて事はなく、いたって普通でした。
扉には南京錠みたいのが有ったがカギが外れていました。
さて、いざ入ってみると、ものの5秒として持たなかったですね…。
そのとき目にしたモノは余りに凄すぎて声が出なかったほどです。
ソコには無数の手と顔、そして血生臭い匂いと叫び声。
もしかしたら幻だったのかもしれません。
しかし、叫び声だけはどうしても嘘のように思えないのです。あんな声、生まれて初めて聞きました。
翌日、係員に聞いてみましたが、そこは物置として使っているそうです。
無理言って中を見せて貰いましたが、物置でした。
別段その地方で戦争中に…、とかは言ってなかったし…?
今でも忘れられません、あの声だけは…。
[Sey@]
色々と「すげー」思いをしたのですね…。
そこに上がってくるには古びた螺旋階段を昇るしかなかったけど、それはどんなに静かに昇っても音がしない事はないほどの代物で。
もちろん誰も昇ってきた気配も降りた気配もない。
本宅の方も結構出たらしいけど、そっちは詳しく聞いた事がない。
[ブギーポップ@uu]
九字というと「臨兵闘者皆陣列在前」でしたっけ…。
夕方近くになり、友達がみんな急に帰ると言い出して、僕一人だけが取り残されてしまったのです。
仕方なく僕も帰ろうとして駆け出しました。
夕日によって出来た自分の長い影を見ながら走っていると、その時不思議なものを見たのです。
それは走っている僕の影とすれ違う「立っている影」でした。
その駐車場はとても見通しがよく、辺りに誰もいなかったからこそ僕は帰ろうと思ったのに、あの影は一体何だったのか?
僕は横を向いて走っていたのですが、前に誰かいるかどうかくらいは分かります。
そのいないはずの影と擦れ違った瞬間、僕は血の気が引いて、そのままの格好で後ろも見ずに家に駆け込んだのを覚えています。
緊張のせいか、その後しばらく首が寝違えたようになっていました。
僕は怪談は好きなんですが、自分が体験したとなると、この時だけです。
今考えると光源も夕日しか無かったはずですし、首をひねるばかりです。
[風見@oc]
影の大きさはどれくらいだったのでしょう…。
押入の中には布団などがそのまま残っていて、3階に行くと着物姿の女性が現れます。
また、もう配電されていないはずなのに、ホテル内に設置されている自販機の電気がついているんです。
地下2階まであって、元は宴会場だったみたいなんですが、そこまで行けたら凄いです。
私たちが撮った写真は、全部不可解な光の線とかが写っていたので、お寺に納めてしまいました。
[へのへのもへじ@bafm]
光の線が気になりますね。
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