朝になり部屋の中を見回してみると、姉の形見である日本人形が目に入りました。
その手を見ると昨日の私の首に触れた手に似ていました。
はっきりとは言えませんが、たぶん日本人形の手だったと思います。
それからというもの、金縛りから始まって赤ちゃんの泣き声やベットの横をたくさんの人が通るようになり騒がしい夜が続くようになりました。
[美香@taisei]
霊の通り道になったのか…。人形が呼び寄せたのかもしれない。
到着した当日、家族の方が私達をいろいろともてなしてくれて、夕食は庭で焼き肉をすることになりました。
その最中、別に霊感が強いわけではない友人が、庭の隅を見て「あっ、お婆ちゃん…」と突然叫んだのです。
でも、彼の家族は父母と祖父だけで、お婆さんはずっと前に亡くなっていました。
その時は、彼のお母さんが「賑やかにしてたから、見に来たのかも知れないね」と言ってその場は終わりました。
その夜、家の1階の座敷で友人と私と後輩の3人で川の字になって寝ていたのですが、なかなか寝付けない友人と後輩は女の話で盛り上がっていました。
そういう話に疎い私はついていけず、友人達に背を向けて先にウトウトし始めました。
すると何処からか、いやーな雰囲気の風が吹いてきて体がゾクゾクッとしたのです。
私が寝ていた所が玄関の正面だったので、初めはそこからの風だろうと思っていました。
しかし、その風が2回目に吹いてきた時、ただならぬ体の震えを感じ、そのまま金縛りにあって、どうもがいても動けなくなってしまいました。
そして、部屋の隅にある棚の前に、何やらチロチロ紅く揺れる物(人魂?)が2つ見え始めました。
やがてその揺れる物の間にジワジワと影らしきものが現れ始め、それはやがて赤いかすりの着物を着たおかっぱ頭の女の子の後ろ姿であることがわかりました。
私は驚いて、隣にいる友人達にこの事を知らせようとしましたが、動こうにも動けない。
そうしてもがいている内に右腕の肘だけがなんとか動くことに気付き、友人の名を叫びながら右手をバタバタさせました。
すると、ようやく友人が私の異常に気付いてくれて「おい!どうしたんだ?」と彼が寄ってくると、フッと体が動くようになりました。
その1年後、私が寝ていた所に友人が寝たら、同じような経験をして「そんな馬鹿な…」と試しに彼のお母さんがそこで寝たらまた同じような経験をしたそうです。
話によると、彼のお婆さんのお姉さんが幼い頃近所の用水に落ちて溺れ亡くなったそうで、そのお姉さんはおかっぱ頭で赤いかすりの着物を着ていたそうです。
また、その家の玄関を入ってそのまま反対側の窓に抜けると墓場があり「通り道になっているのでは?」と友人は話していました。
[Guisheng@alles]
祖母の姉が存在を誇示しているのかもしれない。
たとえばある日、彼が学校から帰ると、家のなかのムードがどんよりと沈んだようになっていて、家に一歩はいったとたん、彼は「あ、また何かあるな」と思ったそうです。
普段よりも何故かギシギシときしむ階段を昇って、おそるおそる二階の自分の部屋まで上がっていくと、昼間から雨戸を閉めきった真っ暗な部屋のなかで妹さんが一点を凝視したまま彼のベッドの上に座っていたそうです。
「お兄ちゃん、危ないから私のそばにいたほうがいいよ」と言われ、その場の異様な雰囲気に押されたのもあって彼女の横に腰掛けました。
「よく壁のほうを見ていて」。
そう彼女がいうので、彼は暗いなかを目を凝らすようにして見ていると、壁と本棚の影からちろちろと白いティッシュのようなものが出たり入ったりしているのが薄明かりのなかで見えたんだそうです。
「な、なんだ、あ…」彼がそう言いかけたとき、彼はその白いものが部屋の中のあらゆるものの影からチラチラと絶え間なく出たり入ったりしていることに気づき、またそれが何であるかを認識して戦慄を憶えたんだそうです。
なんとその白いものは、とても小さな、そして異様に白い女の人の手だったのです。
…そんな話ばかりで、ちょっと怖くなった我々は小腹も減っていたので近所の牛丼屋まで夜食を買いにいくことにしました。
暗い道を歩いていると、ふと彼が「あ、あのビル…」と言い、人気のないオフィスビルのひとつの窓を指さしたまま立ちどまってしまったのです。
残りのメンバーがその窓に目を向けたとき、我々は見てしまったのです。
なにかがパッパッ!と青白く光ったかと思うと、白い霧のようなものがゆっくりと前のめりの人間の形を作ろうとしているのを…。
もちろん、我々は全力でその場を走り去りましたが、今でもあの凍りついたような瞬間を忘れられません。
彼が話してくれたものと何か関係があったのでしょうか…。
[もじん@bekkoame]
ゆっくりと人間の形になる…怖いシチュエーションですね。
不思議と何回も経験していると「さー、どーぞどーぞ」なんてことも思ったりしましたが、強い霊ではなかったようで霊障はありませんでした。
こういった事を、ご経験中の方、もしくはこれから経験されるかも知れない方。
「さー、どーぞどーぞ」と言って、とんでもない事に会うかも知れませんので、その辺は自重下さい。
[私はねこ@にーにー]
金縛りは、仏教ではどのように解釈されているのでしょうか?
この風を感じるようになったのは、今から9年前に親戚の叔父さんが亡くなったときから始まりました。
4月30日は僕の誕生日なんですが、9年前のこの日初めてこの風を感じました。
誕生日で気分が爽快だった僕は、この風を感じひどい不快感に襲われました。
それがなんなのかは、そのときはまだわかりませんでしたが、次の日叔父が亡くなったと聞き、あれは死を予感させる風なのだと子供心に思いました。
それ以後、身近な人が亡くなるたびに、この風を感じるようになりました。
一番辛かったのが、今から2年前僕が高校2年生の時のことです。
この風を感じた僕は、親友の原田君にこのことを告げ事故に気をつけるよう伝えました。
しかし、次の日学校に来てみると、彼は元気にしていました。
ほっと一息ついたのも束の間、担任の先生が教室に入ってくるなり告げたのは、違うクラスのF君の死でした。
F君とは昔よく遊んだ友達でした。初めて友達をなくした辛さは、このうえないものでした。
しかも、この風を感じることができても、人を救うことができない自分に腑甲斐なさを感じます。
こんな能力を持ってる人や似た体験をした人は、結構いると思います。
そんな人は、僕とお話ししてみましょう。
[ぐっぴー@so-net]
不思議な体験ですね。
虫の知らせを感じとったのか、未知の能力なのか、それとも。
さて、空手の道場の仲間と先生の知り合いの寺で合宿をしていた時のことです。
夜中、激しい練習と激しい宴会に疲れ眠っていると、先生が私を起こしにきました。
「君に頼みたいことがあるんだ。ちょっとこっちにきてください」。
彼は私に空手仲間のこと、さばきの技術のこと、一気飲みのコツなど結構ためにはなるけれど、だからといって夜中に呼び出すほどのことではない、よもやま話をしながら歩いていきます。
どこにいくんですか??
私が、さすがに先生に聞きたくなった頃、先生はぴたりと立ち止まりました。
「ここですね」。広さとしては中位のどこにでもあるお寺の境内の隅のほう。
我々が昼間練習をしている表庭からみると、ちょうど死角に当たる場所です。
そこには薄暗い雰囲気の薮があり、その近くに松の木が立ってました。
いきなり先生は私に演武をそこで行うように言いました。
我々の流派の中では、かなり攻撃性の高い演武でした。
防御が少なく、つかみ技のない、蹴りと突きを主体としているものです。
夜中で私は寝ぼけていましたが、とりあえず習い覚えた技はそのままに演武を終了し、先生が「うん、じゃあ帰って寝なさい」というので私は帰って寝ました。
次の日の夜、あいもかわらぬ激しい宴会。
前日のことが気になっていたのに先生に聞き出すことを失敗していた私は、ここぞとばかりに先生に飲ませました。
で、いい加減酔っぱらった先生に「ところで昨日はなんだったんですか?」と聞いてみました。
「いやあ、君ねえ、何にも感じなかったでしょ。君が一番こわがらないと思ったんですよ。困ってたんだよね。あそこ。
A君やB君では、たぶん怖がって夜は近づけないでしょ、あそこ。
Cさんっていう手もあったけど、女の子を夜中に連れ出すのもどうかと思ってねえ。
読経では、どうしても成仏しないからねえ、力技をね、がはははは!!」。
てめえええ!! 自分で除霊できないからって、いたいけな大学生をつかうんじゃねえ!!
[霊感無し@202242005]
とんだ災難でしたね。:-)
阪神淡路大震災の起こった朝のことです。
前日に友人の結婚式があり、2次会の幹事だった僕は深夜の2時に帰宅しフロも入らずに泥のように眠っていた。
ところが、つかれきっていたはずなのに朝の5時45分に眼が覚めました。
「あっ、こりゃくるな」、とっさに感じて、まずTV(NHK)をつけました。
3分ほどたって揺れが始まりました。最初、小刻みな縦揺れが、しだいに強い横揺れが45秒ほど続き、やがて収まりました。
その間、寝床のすぐ横にある本棚が倒れないように支えていました。
やがてTVで第一報がはじまり、名古屋は震度3との表示がされたのを見届け、再び寝てしまいました。
神戸が、あれほど悲惨な状態だと知ったのは、出勤して最初に訪問した得意先でのことでした。
そうです。僕はだいたいですが有感地震なら1〜3分前にわかるのです。(確率にしたら7割ぐらいで)
…ただし、眠っているときだけですが。
[よしりん@iij4u]
地震雲に見られるように、大地はエネルギーを放出するという。得体の知れない何かを敏感に感じとるのでしょうね。
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