学校の七不思議
第12章


  1. 私の通っている高校は、北北海道のラグビーの強豪校です。
    野球とラグビーで名前は聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。

    話は遡り、木造の旧校舎の頃です。
    校内ラグビー大会が行われ、皆が練習に励んでいました。
    そして大会当日。ある生徒がスクラムの時の衝撃に耐えられなかったのか、首の骨を折り、他界されました。
    ラグビー部員のように毎日練習をしているわけではないので、無理な体勢になったのではないかと言われています。

    それからラグビー大会は開催されていません。
    現在では、彼の両親から送られたという石像(?)が若い身空で他界した生徒のことを無言で語っております。

    本題に入りますが、その後校舎の中をボールを持ったまま走り抜ける少年の霊がいると言われていました。
    そして、そのボールは少年の首だという事も…。
    その幽霊も、何年も前に現在の新校舎に変わってから、全く出なくなったそうです。

    その理由を幾つか聞きますが、一番信憑性?が高いと言われているのが、新校舎になったため、出てこなくなったということです。
    あとは、古参の体育教師が「廊下を走るな!」と言ったためとか…。
    本校一元気な体育教師(^^;)がタックルをしたためとか言われてますが…。
    本当ならば笑い話にもならないので「まさかね」で済ませています。
    偶然か狙ったものかはわかりませんが、その体育教師は共にラグビー部の顧問です。

    何故か、私の学校に伝わっている有名な怪談というのはこの一つしかありません。
    私が知らないだけかもしれませんが、小・中学では全くと言っていいほどありませんでした。
    ただ、小学校では改装の時、トイレの鏡が合わせ鏡になっているのが少し気になりましたが…。

    今度卒業生の方から詳しい話が聞けましたら、またお話しさせていただきます。
    さて、この話はこの辺で…。
    この場を借りまして、亡くなられた生徒の方の御冥福をお祈り申し上げます。
    それでは。
    [つじむらえい@]
    松大七不思議にも類似した話があります。少年と生徒との関係とは…。

  2. 私の通っていたのは、千葉県にある私立の学校でした。
    中学と高校があって、さらに食堂や寮、離れの和室、なぜか弓道場等々、田舎ということもあり敷地は結構広かったと思います。

    その中に、習志館という名前の建物がありました。
    これは赤い木造の、洋館のような造りの三階建てで、ベットのある部屋があり、倉庫兼合宿場に使われていました。
    見るからに古い造りで、戦時中は習志野なんとか部隊が兵舎に使っていたそうです。
    もう10年以上前になるでしょうか、私が中学2年生の時、夏休みに部活の合宿でここを利用した時の話です。

    その日は蒸し暑く、クーラーのない部屋は窓を開けっ放しにしていたのですが、友人が突然「窓を閉めて」と言いだしました。
    訳を聞いたら「何か怖いから…」って言うんですけど、鈍感な私は「でも暑いから」と言って窓を閉めませんでした。
    それからしばらくみんなでベッドの上に座っておしゃべりをしていたら、その友人がいつの間にか寝てしまってるんですよ。
    夜もまだ早いからといって私は彼女を起こしたんです。
    そうしたらすぐ起きたんですけど…。

    彼女が「今金縛りにあってたの。起こしてくれて助かった」って言うんです。
    更に「あそこの窓から入ってきたの…」って。
    い、いったい何が? 私はそういうのが全然分からないぶんパニックになりそうでした。
    しかも21時消灯で、強制的に電気が全部消されちゃうんですよ。いやー!!
    「もう行っちゃったから大丈夫だよ」って言われても怖いものは怖い。
    結局しょうがないのでその日はその部屋でおとなしく寝ましたけど。もちろん窓は閉めて。
    でも私には何も起こりませんでした。

    今考えると高校生になってからも、泊まる機会はなかったんですけど文化祭の準備やなんかで習志館を使ってましたねえ。
    そんな事があったのに別に夜でも怖いとは思わなかった私っていったい…。
    そんな習志館も、2年位前に取り壊されて、素敵なテニスコートになっちゃいました。
    ちょっと残念。実は洋館みたいだから結構お気に入りだったんですよね。

    ちなみに例の彼女は結構霊感というかカンが強い子で、そして私はまるで鈍感な子でした。
    一緒に怪談話をしていた時に、私が「でも幽霊っていったって入れ物があるかないかの差じゃない? 私達と同じだよ」って言ったことがあったんです。
    そうしたら「まりちゃんがそう言った途端に寒気が無くなったー、足がすごい寒かったんだー」なんて平気な顔をして言われたこともあります。

    最後に、よく霊感は移るっていいますけど私にはさっぱり…。
    どちらかというと打ち消すくらいな勢いだったんですよね。
    と、いうことです。ではまた。
    [まりこ@]
    館は無くなってしまいましたか。思い出だけは残りましたね。

  3. 今から10数年前になりますが、私の通っていた茅ヶ崎市立S中学校は創立100周年をゆうに超えています。
    今はもう無くなってしまいましたが、私が低学年の時には音楽室や体育館、給食室等は木造校舎でした。
    学校のある場所の地名が「菱沼」というのですが、昔ここらは底無し沼で…、なんて噂もありました。
    ありがちですがねー。

    七不思議は、他の学校とほぼ同じで

    1. 動く美術準備室の石膏像
    2. 何故か音楽室のベートーベンのポスターだけが、何度貼り付けても落ちる。 私も何度も落ちているのを見かけました…
    3. 校庭のぼっとん便所から手が出る。私の友達が1年生の時「手に引っ張られた」と言って落ちました。 理由はともかく、すごい状態でした
    4. 理科準備室の薬品棚の裏側の木目が、天狗の顔にそっくりで、その天狗の顔が日々変化する
    5. 夕方の誰もいない給食室に白いワンピース姿の女の子がいる
    6. 4時44分に校庭でリレーをすると、最後の走者が走り終わると誰もいないのに、その続きを走る足音がする
    7. 西側2階の女子トイレの手前から2番目に、片足の女の子の幽霊がでる

    7番目の不思議は、何故かいつも扉が閉まっていて、そのトイレは気持ち悪がられていた場所でした。
    ある日、クラスの子が「片足が見えた」と言った事から大騒ぎになり、騒ぎを押さえられなくなりました。 その時、校長先生自ら、脚立でトイレの内側に入り、中から鍵を開けたところ、便器の中に真っ赤な血のようなものが飛び散ってました。
    先生から「学校の中のトイレには、なるべく一人で行かないで、グループで行くように」と言われてました。
    考えてみると、学校の中なのに、変な話ですよね。

    今思い返すと、どれもとても懐かしく思います。
    大人になるって、つまらないですよね。
    [くろぴん]
    大人は、あれこれ詮索しますからね。でも真相は知りたいし…。

  4. 涼しくなってきましたね。
    私自身は、あまり恐怖体験はないのですが、通っていた高校は今創立120年というとても古い学校でした。
    私が通っていた、たった3年間に幾つかの怪異が起きていたようです。

    まず、この高校の伝説を知っているだけあげると。

    1. 本館の姿見の前で聖歌を歌うと、セーラーのカラー(うちの高校は珍しくカラーが真っ白です)が真っ赤に染まる
    2. 昔ピアノの上手な女の子が手が小さい為、乙女の祈りが弾けないのを悲観して、手に硫酸をかけて絶命した。
      化学室の前には、溶けた手形のようなものが残っていて、それはこの子の手だと言われていました
    3. 室戸台風で犠牲者を出した為、毎年室戸台風の日になると、どこからともなく聖歌を歌う声が聞こえてくる
    4. 演劇部の部室の人形が誰も替えていないのに、季節ごとに服を着替えている。
    などというものですが、その他にも色々あったようです。

    軽音楽部の部室には鍵のかかる折り畳み式の机があり、開かずの机となっていたようです。
    それがどんどん古くなり、部員も増えて邪魔になったため、壊そうという話が出たのです。
    でも、壊す前に、なんとか鍵をこじ開けてみようという話になるのは、高校時代の好奇心がそうさせたのでしょう。

    そして、その鍵は案外簡単に壊れ、簡単に机は開いたそうです。
    中から出てきたのは…膨大な量の手紙です。
    内容は殆ど支離滅裂。分裂症気味の人が書いたような内容だったそうですが、目をひいたのは次のような内容の手紙でした。

    楓様
    お姉様をあなたは殺した。
    そう。それは。私。
    乙女の祈りが弾けない。

    楓という女性が伝説の女性なのか、伝説を知っている女学生が悪戯したのか分かりませんが、それを読んだ子達はぞっとしたそうです。
    [ルナティック@m]
    意味不明なものほど怖いものです。

  5. 数年前、昼下がりのうだるような暑い午後、半ば溶けかけた脳味噌で授業を受けていました。
    暑い中、先生の催眠術のような講義を、しかもあの恐ろしい古典の授業を聞くのはまさに地獄で、殆どの生徒が寝ていました。
    もちろん僕は、真面目で通っていたから、ちゃんと(半分寝ながら)聞いていましたが。
    さすがの僕も暑さとトロトロと言う先生の口調も加わってダウンしかけました。
    そこで、ふと僕は机の中に手を入れたんです。するとけっこう涼しい。
    おお、これは!と、机の中にそのまま手を入れていました。

    しばらくそうして涼をとっていると、急に手を何かに引っぱられました。
    うわっと、手を引っ込めようとすると、ガシッとその何かが僕の手を掴みました。凄く冷たい手でした。
    時計を見ると授業はあと10分で終わろうかという時です。
    僕は焦って思いきり手を引っぱりました。でも無駄な抵抗だったようで逆に僕の腕がちぎれそうになるくらいの激痛が走ります。
    どうすることもできず、一人だけゾゾーっと涼しくなりながら固まっていました。

    チャイムが鳴ると、その手は僕の腕を放しました。
    すぐに机の中を覗きましたが、何もありません。
    腕にははっきりと掴まれた痕があり、夢ではなかったことを物語っています。
    因みにその痕は、右腕を右手で、しかも外側から掴んだようなもので、僕が寝ぼけて付けたというのは考えられません。
    机の中には何がいたんでしょうね。
    [Anubis]
    冒頭の部分をどこかで…。Anubisさん、似たような話を送りませんでした?

  6. 学校の七不思議
    1. 埼玉県春日部市の市立中に通っていた頃の話です。
      その中学は校門の目の前がお寺という環境で、旧館と呼ばれる校舎は、昔、無縁仏のお墓だった場所を埋め立てて建てられたと噂されています。
      本当は、うちの親戚の畑です。

      そんな所ですが、学校の近所には、キンペと呼ばれる底なし沼があります。
      私の1つ上の先輩が、その沼で友人達と船で遊んでいて溺れ亡くなりました。
      それからというもの、体育館で夜な夜なボールをつく音や、ピアノの音が誰もいないのに聞こえると、先生方から聞きました。

    2. 埼玉の杉戸にある私立高校に通っていた頃の話です。
      中学でも音楽室で女性の霊を見たりしていたんですが、霊感の強い人は、何故か友達にも強い人が多いんです。
      そういう友達を引き寄せてしまうのか、放送委員になった私が、同じ委員会で知り合った友達3人は、皆強い人ばかりです。
      その人達と放送室にいると、外部から音が入るはずのない場所なのに、パリ〜ンとかシャリンとか、ラップ音が聞こえるんです。
      そして同じ敷地内にある研修棟で放送の合宿があった時は大変でした。

      夜中に女の子が取り憑かれたのかガタガタ震えだし、狂いはじめたのです。
      どうにかその場は切り抜けました。

      その合宿中に私が歩いていたとき、急に腕が痛いと思ったら、まるでカッターで切った様にサッと切れていました。
      もちろん切れる様な物は何もありません。鎌イタチなのでしょうか?

    3. O簿記専門学校へ通っていた時の話です。
      例のごとく霊感の強い友達を引きつけてしまうのか、そこで友達になった人も強かったんです。
      この学校は菅平に研修施設があり、私達のクラスは9月に合宿に行きました。

      すると何とも嫌な気配がするんです。
      その友人達と「嫌な感じだね」と話していると、男子から「部屋に変なモノがいる!」と呼ばれて連れて行かれると、部屋の角に黒いモノが埋まって見えました。
      それは暫くすると薄くなって消えました。
      しかし、恐いのは部屋に戻って、同室の友達と話していた時です。

      私の右側には壁、正面に友達と向かい合わせに座っていました。
      突然壁の中からバッと2本の腕が飛び出してきて、直ぐに引っ込みました。
      あまりにもリアルに見えたので、目の錯覚かと思うことにしようとしました。
      しかし、目の前の友達がギョッとした顔をしたまま呆然としているのです。
      思わず「もしかして、今の見た?」と聞くと黙ったまま頷きました。

      その友達は、はっきりとは見えず、白いものが出てきてすぐに引っ込んだと言っていました。
      その時、部屋の角では、やはり霊感の強い友達が、金縛りにあって苦しんでいる最中でした。
      他にもその施設の玄関では、小さな女の子の霊が中を覗き込んでいたりと、とても恐かったです。

    [浦和のAlice@ufmfxbz]
    類は友を呼ぶってことですか。(^^;

  7. あまりにも有名だけど、トイレの花子さんについて。
    全国的に有名とは知らなかった頃です。

    友達が「花子さんがいるか確かめよう」と言い出し、みんなでトイレへ行った。
    いくつかある扉の中を全部みて誰もいないことを確認した後、みんなで「はーなこさん!!」と呼んでみた。
    シーンと静まり返り耳を澄ましたが返事はなかった。
    「やっぱりいないんだ」と思ったら『はーあーい…』と蚊の鳴くような声が…。
    一目散に逃げました。

    これも有名だと思うけど、口裂け女。
    タクシーにマスクをした怪しげな女が乗り、降りるときに運転手に「私、きれい?」と聞いた。
    運転手が振り返ると女はおもむろにマスクをはずし、裂けた口を見せニーッと笑ったという。
    整形に失敗したという噂も聞いたことあるけど??
    いずれにしても私の住んでいる岐阜県で出没したと聞き、当時は怖かったです。
    [モエモエ@nnus]
    返事の主は…。


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