コワイ、というか不思議な話です。
僕の知り合いに小学校で先生をやっているSさんという方がいるのですが、その方が教えてくれました。
Sさんは以前、大阪のある小学校に勤めていました。
その学校は結構古く歴史のある学校だったそうです。
当時、まだ赴任してきたばかりで、やっとその学校に馴染めてきたときのことです。
ある日、宿直でその学校に泊まることになったそうです。
しばらくは残っていた仕事を宿直室でしていたそうなんですが、見回りの時間が来て、学校を見回ることにしたのです。
ひと通り見て回り、さて宿直室に戻ろうかという時、唐突に背後から物音が聞こえてきました。
「なんだ?」訝しがりながら振り返ったそうです。
どうやらその物音は2階の理科準備室から聞こえてくるようだ。
Sさんは幽霊とかは一切信じない人なんですが、確かに夜の学校は不気味で何か出てきてもおかしくない、と言ってました。
まあ、誰もいないはずの学校に人間が出てきても怖いんですが。
泥棒か何かだったらどうしようと少しためらったそうですが確認しないわけにはいきませんからね。
意を決して準備室のドアを開けたそうです。
懐中電灯で部屋を照らしてみました。
部屋の中はごちゃごちゃっとしていて実験で使う薬品やなんかが棚に整頓されて置かれていました。
「誰かいるのかぁ?」
誰もいないみたいだったんで、念のため声をかけてみたそうです。
しかし何の反応もなく部屋はしんと静まり返っているだけです。
気のせいだなと部屋のドアを閉めて、また宿直室へ向かおうとしたそうです。
そして二、三歩くらい歩き出したとき、ガタッとまた物音が準備室の方からしてきました。
「やっぱり誰かいるのか?」また準備室へと引き返していったそうです。
そしてドアを開けまた中を見てみたが、やはり誰もいません。
今度は中に入って確認してみましたが、隅々を見回しても誰もいません。
「おかしいなぁ。誰もいないなぁ」
首を傾げながら部屋を出ようとしたその時、ぐっと誰かに後ろから左手首を掴まれたそうです。
「えっ?」と思って振り返りました。
そこにはいました…。顔の焼けただれた…が。
「うわっ」と思わずその子を突き飛ばしてその部屋を出ようとしたそうです。
すると『いかないでぇ〜』と後ろから悲痛な声が聞こえてきたので、わき目も振らず宿直室へ駆け込みました。
そして朝までまんじりともせずに震えていたそうです。
翌朝、登校してきた先輩の先生に聞いたところ、最初はその幽霊に関して口を濁していたんですが、しつこく食い下がるSさんに根負けして教えてくれたのです。
教員の間ではその幽霊は有名だそうです。
10年くらい前にその準備室で一人の女の子が頭から薬品をかぶってしまうという悲しい事故があったそうです。
近くにいた教師がすぐに駆けつけましたが、処置の施しようが無く救急車を呼ぼうとその女の子から離れました。
『いかないでぇ〜。そばにいてぇ〜』と苦しそうに叫ぶ子を尻目に。
結局、女の子は助からなかったそうです。
かぶった量が多かったらしく口から薬品が気管に入って喉を焼き、息が…。
この事件以来、あの幽霊が現われるようになったらしいです。
あまり頻繁に目撃されるものだから児童の間で大きな騒ぎになってしまいました。
そこで学校側は下校時間を普通よりも少し早くしたり、その準備室に児童を立ち入り禁止にしたりしたそうです。
その甲斐あってか何とか騒ぎの収拾は付いたものの、相変わらず宿直や遅くまで残っていた教師達に目撃されていたそうです。
でも教員達の全てが目撃した訳でもなく、ただいたずらに児童に不安を与えないために、この事はタブーとなっていました。
Sさんもその先輩から戒められました。
そして、そういうこともあるもんなんだな、と思ったそうです。
そこまでは学校の怪談によくあるような話だったんですが、この話はそれで終わりではありませんでした。
Sさんが別の学校へ赴任したときある生徒からその怪談を聞いたそうです。
自分が体験したまんまの話を。
その学校は前の学校とはとことん離れた所にあり、どこかから漏れたとしても噂として伝わるはずはないのに、なぜか広まっていたそうです。
[Anubis HomePage]
どこから話が漏れたのでしょうか…。
静岡県は沼津市にあるT大学の寮では、とても不思議な話が多いそうです。
近くに霊山があるんですよね?(確認していませんが、そうなんですよね?)
で、寮の非常口が海側と山側の両方にあって、それは決して締めないようにと言われているそうです。
それは霊が籠もるからだそうですが…。
ある学生が寮の2階に住んでいて、夜遅くに電気もテレビもつけたまま眠ってしまったそうです。
しばらくして「コンコン」とドアをノックする音が聞こえ、「はい」と返事をしながら目を覚ますと…。
ドアが開いて「○○に行くためにはどこをどう行ったらいいんですか?」と、白髪のおばあさんが尋ねてきたそうです。(○○はどこか忘れてしまいました)
で、寝ぼけながら道を教えると、「ありがとうございました」と出ていってしまったそうです。
ふと我に返り、そこが寮生以外には入れない、寮の2階であることに気がつき、すぐにドアを開けて辺りを見回しましたが、そのおばあさんはいなかったそうです。
彼が夢を見ていたのかどうかは定かではないのですが、そういうことがしばしばあるという話は聞くようです。
他にも時々、その辺りは海から山に向かって、突風が吹くとか…。
ある学生が、寮でテレビを見ていたときに突風が吹いて、ベランダに干してあった洗濯物が落ちてしまったそうです。
すごい突風だなと思い、ふと時計を見て、時間を覚えておいたそうです。
その後、テレビを見ていたら、ニュース速報(テロップ)が入り、その記憶していた時間に、俳優I.Yさんが亡くなったと言っていたそうです。
霊が、霊山に登っていったのかな?という話です。
まだまだありますが、また今度ということで…。
[taka@]
霊山○○というと、やはり「あそこ」なのでしょうか…。
小五の時体験した、トイレで猫の霊の鳴き声が聞こえるというのは、まだ続きがありました。
私がその鳴き声を聞いた後、他の人もトイレで鳴き声を聞いたという話を、よく聞くのです。
私が体験する前は、そんな話、一度も聞いたことなかったのに…。
少し話は変わりますが、私の学校には、少し変わった階段があります。
それは北校舎の2階の、3階行きの階段です。
その、少し変わったというのは、3階行きのはずなのに、そこへ行けないんです。
なぜなら、階段はあるのに途中までしかなくて、あとは壁。
それは七不思議の一つで夜12時にその階段の続きが出てくるとか。
なので、3階に行くときは、向こう側の階段を使っています。
まだ、その謎は誰にも分かりません。
[ちゅちゅ]
階段の取付工事中に何かあったのでしょうか…。
こんにちは。2回目の投稿です。
学校の怪談といえばトイレの花子さんですが、私の通っていた宮城県北の某小学校には「つぼ姫さま」がいらっしゃいました。
鉄筋の新校舎の南側に木造の校舎があり、そこに隣接したやはり木造のトイレがいわゆるボットン便所でした。
そこの女子トイレの手前から4番目に、彼女は出ると言われていました。
入るとでられなくなり、つぼ姫さまが便器に引きずり込むとか、つぼ姫さまと7度呼びかけると返事をするとか。
ノックして「遊びましょ!」と呼びかけると深夜遊びに来るとか…。
基本的に、花子さんがすることを彼女がやっていたような気がします。
一度、クラスの男の子が「つぼ姫さま」と7回呼びかけたことがありました。
クラスの約半数位と他のクラスの野次馬が固唾を飲んで見守るなか、7回目の呼びかけの後に「は?」という消え入るような返事がして、みんなでトイレから飛び出すように逃げた、という経験があります。
今考えると、本当にきこえたかはよく覚えていませんが…。
ところで、10数年後、地元の塾でバイトしているとき、同じ小学校の小学生は「うちの学校にも花子さんがいるんだよ!」と嬉々として話してくれました。
もう、つぼ姫さまはいないようです。
流行とともにトイレに出る「何か」が全部、花子さんになってしまったようで、なんだかさびしく感じました。
[koko]
誰が最初にトイレの幽霊?を、花子さんと名付けたのでしょうね。(^^)
今回は、その発端にもなったお話をさせていただきたいと思います。
これは、神戸のとある高校で、実際に私が体験した話です。
当時、高校に入学して初めての夏休みを迎え、放送部に入っていた私は、他の用事もあって、他の部員より先に学校に来て放送室で仕事をしていました。
放送室はミキサーのある調整室とアナウンスブースがあって、その間には分厚い扉があり、他からの雑音が全く入れないような構造になっています。
ところが、私がブースで仕事をしていると、どこからともなく、人のざわめきのような声が聞こえてくるのです。
外からの声だろうと思っていましたが、当時、私の通っていた高校は開発中の地区にあって、校舎の他に周りには何も建っていなかったのです。
その日、クラブ活動で登校する予定になっていたのは放送部だけだったので、『ざわめくような声』が聞こえてくるというのも変な話です。
何となく無気味に思いながらも仕事を続けていると、今度は調整室とブースを仕切っている壁のガラス窓に、何かが動いているのが横目にちらちらと映りこんだのです。
他の部員が来たんだと思い、挨拶しようと顔をあげると、誰もいない…。
本当に気味が悪くなって、とりあえず放送室を出ようと思い、廊下に出たんです。
その時、放送室の前には1階につながる階段があり、そこを黒い雲のようなものが1階へ向かってスーっと降りていったんです。
なんか本当に気味が悪くて仕方なかったんですが、あれこれ考えているうちに他の部員も来たので、その話をしました。
すると、先輩たちのあいだにも、そんな体験をしたことのある人が何人かいました。
これは今から13年程前、私が通っていた高校で実際に体験した話です。
その後、この高校で事故がおこり、今、この学校には、その事故で亡くなった学生の霊が立つという噂も聞きます。
[DJ]
開発前は、どのような土地だったのでしょうか…。
ある日の夕方、教室に忘れ物をして取りに行った時のことです。
廊下の角を曲がって前を見ると、白いもの(その時は白い服を着た人に見えた)が、廊下の突き当たりの右側にある図書室に入っていくのが見えました。
「あれ?」そこで、当時図書委員だった私は考えました。
図書室には普段鍵がかかっており、開いているのは昼休みと放課後の2時間だけ。
私が行った時には図書館は閉まっているはずなのです。
すぐに図書室に行ってドアを開けてみようとしても、やっぱり鍵は閉まっています。
あれはなんだったのか、今でも不思議でなりません。
6年生の夏、学校でキャンプをやりました。もちろん夜には肝だめしです。
玄関から一番遠い、6年の教室に置いてあるジュースを取りに行くことになっており、私たちのグループも無事に教室まで辿り着きました。
本当は教室の電気をつけてはいけないルールだったのですが、グループの一人が「暗いと怖い」と言い、電気をつけました。
カーテンが開いたままになっていたので、教室の中が反射して窓ガラスに映っています。
「早く行こうよ。電気つけてるのわかったら怒られるかもよ」
私はみんなをせかし、教室を出ました。
「どうしたの? 顔、青いよ」テントの所に戻ってきた後、友達にそう言われました。
でも理由なんて言えません。言えるはずがありません。
5人グループで行ったはずが、教室の窓ガラスには6人映っていたなんて…。
[とも]
顔までハッキリと映っていたのかな…。
その時、私はトイレに行きたくなりました。そしてトイレへ行ったんです。
私は1番目の個室に入りました。すると…。
トイレに入るたびに、4番目から猫の鳴き声が聞こえてくるんです。
すごく気味が悪くなって、すぐ友達を呼んで、例のトイレへ…。
すると、また薄気味悪い鳴き声が聞こえてくるんです。
私は我慢しました。
何分か経って、またそのトイレに。今度は友達も一緒です。
すると、トイレに誰か入っています。
その人を待っていると、事務室の先生でした。
先生に、「トイレで何かへんな鳴き声しませんでしたか?」と聞くと、先生は「いいえ。聞いてませんよ」と、言ったんです。
[ちゅちゅ@m]
先生は何番目に入っていたのでしょうか?
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