友達何人かで昼休みにこっくりさんの紙と杯に油揚げをのせて、本格的にこっくりさんをやっていました。
すると、隣のクラスから悲鳴が聞こえてきました。
行ってみると、黒板全体に狐の絵が大きく書かれてありました。
後から調べてみると、生徒が悪戯で書いた絵とは違い、どこかの有名な画家が何時間もかけて書いたような絵でした。
それから、こっくりさんはやらなくなりました。
[くま@o]
突然、絵が現れたのでしょうか…。
地方にあるその高校では部活動が盛んで、夏休み中には何がしかの部が校舎内に泊まり込み「夏合宿」を行っていました。
その年、ある運動部も恒例の夏合宿を例年通り行っていたのですが、その年入学してきた1年生の一人が、夕方頃からおびえ始め、夜になると、ついには泣き出す始末。
合宿特有の賑やかな雰囲気も吹っ飛んだ生徒たちは、泣き出した生徒に理由を尋ねました。
彼女が言うには「自分は狐(猫?)に取り憑かれており、家の中ではその霊につきまとわれている。
家を離れて学校に泊まったので、やっと離れられたと思ったら、その霊が追いかけてきた。
そしてすぐそこまで近づいてきている」とのこと。
話を聞く生徒たちにも、1階から合宿に使われている3階まで、徐々に近づく「チリンチリン」という鈴の音がはっきりと聞こえたそうです。
その後その生徒たちはどうなったのでしょうか。
話は聞いたのですがどうしても思い出せません…。
尻切れとんぼであまり怖くはない話ですが、「夏合宿」と聞いて、こんな話があったな、と思い出しましたので、お知らせします。
[湯殿舞鳩@]
その後が気になります…。
私は林間学校の時に人魂らしきものをみました。
私の出身は愛知県なのですが、ここには有名な心霊スポット伊勢神トンネルがあります。
その辺りに「稲武(いなぶ)」と呼ばれる地域があります。
私が通学していた小・中学校では「野外林間学校」の様なモノがその稲武で開催され、確か小学5年と中学2年でその施設に参ります。
この施設。私が小学5年の時に新設され、中学2年で行った時には二度目の訪問になりましたが、施設的には新しく、広々としていた記憶があります。
そもそも、私の学校は生徒数が少なく、1学年が100名余り。
記憶に間違いがなければ、2階建てのその施設を使うにはもったいないような人数でした。
その人魂騒ぎは1日目の夜ではなかったかと記憶しています。
翌日のハイキングを控え、私は皆の水筒を集めて食堂に持って行こうとしていた時でした。
水筒を手に持ち、部屋の出口まで向かった時、後ろで「きゃ〜〜っ!!」というクラスメイトの悲鳴が聞こえました。
びっくりして振り返ると、窓の外をふわふわふわと光の玉のようなモノが水平に移動しています。
その光の玉は大きさにしてソフトボール大。
窓の右から左へ、時間にして5秒位でしょうか、ふわふわと飛んだ後、窓の端に消えて行きました。
私達があてがわれた部屋は2階。
後ろはすぐ雑木林で、通路や道路等はありません。ましてや食事も終わり、夜の事なので外は真っ暗。
ガラスはミラー効果で部屋の中が映っています。
余程強い光でないと外のモノが見える筈もないのです。
部屋そのものもかなり広く、20畳近く有ったのではないでしょうか。窓も広くとってありました。
その場に居たクラスメイト10名程(そもそも1クラスの女子生徒は15名程)が全員見たので、光そのものには間違いはありません。
その後、騒ぎに驚いた先生と、パニックになった女子生徒をなだめる為、先生と建物の裏(私達が見た窓は建物の裏にあたる)を見に行きました。
が、雑木林と建物の間に人が入れる様な通路はなく、雑木林の向こうは真っ暗で、車のヘッドライトも見えませんでした。
あれは、一体なんだったのでしょうか?
[すもも@]
全員が見たわけですから…。
そこをたまに覗くとお地蔵さんが、たまに見えるそうです。
それを見た者は3日以内に夜、寝ていると…。
体に突然お地蔵さんが乗っていて、それがどんどん重くなってきて、なんとか命は助かるんですが背骨が折れてほとんど…。
いしべやの怪でした。
[シザーマン@oc]
いしべやでしたか…。
僕の通っていた高校も、夏の学習合宿というのがあり、僕も2年生の時にそれに参加しました。
ここでは、八ヶ岳に学校自前の施設があり、合宿もそこで行われました。
一日10時間勉強漬けの5日間で、敷地外に出ることも許されませんでした。
施設は斜面に沿って三棟あるのですが、男女はそれぞれ一番上と一番下の棟に分けられました。
女子の棟には先生方の部屋もあるため、気晴らしに男女間で交流することも出来ません。
僕らにとって唯一の楽しみは、消灯時間を過ぎてからの雑談、ことに怪談話でした。
その日も夜遅くまで怪談話が続いていました。
しかし、合宿に来て数日が経っているため、出てくるのは前の日に聞いたような話ばかり。
場は次第にしらけ、寝る者も出てきた時、隣の部屋に遊びに行っていた奴が部屋に駆け込んできました。
「おい、隣の部屋の奴等が、窓の外に人魂を見たって言っているぞ!」
彼の話では、窓の外をふわふわと横切ってゆく光を数人の男子が見た、とのこと。
ここは人里離れた施設のため、懐中電灯や車のヘッドライトと見間違うはずありません。
部屋の連中は再び盛り上がりました。
「おれたちの部屋からも見られるんじゃないか?」
皆、窓の外を注視しましたが、寂然とした林の向こうにはただ闇が広がっているばかり…。
5分程過ぎた頃でしょうか、僕は突然トイレに行きたくなりました。
話を聞いた後で一人で行くのは気がひけましたが、臆病者と思われるのが嫌で、一人立ち上がりトイレに向かいました。
僕らの棟は男子しかいなかったのですが、棟のトイレはボックスばかりで男子用便器がありません。
恐い話を聞いた後、ボックスの狭い空間に一人きりになるのはあまりいい感じはしません。
「いやだなぁ、誰か来ないかなぁ」そうぼんやりと思いながら小用を足していると…。
『カラ〜ン…カラ〜ン…』
トイレのタイルの上をサンダルが歩む音が響きました。
「よかった、誰か来たんだ!」
僕は人の気配がしたのに喜び、さて彼はどこのボックスに入るのか、近くだったらいいな、と聞き耳を立てました。
ところが、足音はそれっきり聞こえてきません。
小用を終えた僕はボックスの外に出て見回してみましたが、どのボックスにも「使用中」の赤いマークはありません。
蝶番が錆び付いたボックスの扉を開閉したらその音がするはずです。
また、何もせず廊下に戻るとしても、サンダルを脱いで板敷きできしむ廊下を歩み去る気配ぐらいあるはず。
しかし、そのどちらの音も、僕は聞き取れませんでした。
トイレの入り口のサンダルも、僕の入ってきた時の配置のまま並んでいました。
部屋に戻り、僕は誰かトイレに行った者がいるか聞きました。
「いないけど…何で?」
僕は、ついさっき体験したことを話しました。
内心は「こりゃあ、きっとみんなを怖がらせることが出来るぞ」と思いながら。
ところが、怖がる者は誰もおらず、皆あきれた顔で僕を見ています。
それどころか、「おい、いい加減な話作ってんじゃねえぞ!」と嘘付き呼ばわりまでされる始末。
どうやら、期待に反して人魂が現れなかったため、部屋の連中は再びしらけ切っていたところだったようです。
納得できない僕は何度も皆に話しましたが、普段から話下手な僕の言うことを聞く者は誰もいません。
ふてくされた僕は、布団にくるまり寝てしまいました。
次の日、隣の部屋の連中にも、その時間帯にトイレに立った者がいないか確認しましたが、それらしき人はいません。
それでも、僕の体験談を聞いても、皆笑って取り合ってくれません。
「あれは空耳だったかのかなあ?」
合宿から帰って数日経つと、僕もそう思うようになりました。
だから、友達に電話でそのことを話した時も、自分がいかに周りから信用されていないか、という笑い話のつもりで話したのでした。
ところが、予想に反して友達は笑ってくれません。彼は僕にこう言ったのでした。
「お前、多分それ本物だぞ。だって俺、先輩からこんな話聞いてるもん」
彼の話では、その場所でかなり前に自殺があったというのです。
施設は夏以外は使われませんが、冬の間も警備のため管理人を一人置くそうです。
しかし、雪の深い中、人里離れた建物で一人きりで過ごす孤独に絶えきれず、ある年、管理人が自分の部屋で首を…というのです。
学校は縁起が悪いということで管理人室を締め、以来冬の間も施錠をするだけで管理人を置くことはなかったそうです。
そういえば僕も、一番下の棟に「管理人室」と書かれた部屋をみかけましたが、管理人らしき人に出会うことは合宿中ありませんでした。
しかしそれ以降、合宿で施設を使う生徒の中に、いるはずのない管理人を見た、という者が何人かいたそうなのです。
どうも、その管理人が、亡くなってからも建物を巡回しているようで、夜に棟を見まわっている姿が見られているのです。
友達は僕にこう告げました。
「その管理人の巡回するコースって言うのがなあ…管理人室から始まって、それぞれの棟の外側と中を回って…
最後に行くのが、一番上の棟の突き当たり…お前が足音を聞いたって言う、そのトイレらしいんだ」
[Q-T@]
笑い話では済まなかったわけですね…。
私の通っていた学校は、当時まだ10年足らずのわりあい新しい学校だったので、まだ七不思議と呼ばれる物もなく、霊を見たという話題を聞くコトも余りありませんでした。
だからといって「全く霊が居なかった」と言い切れるはずもなく、時折教室の隅に佇む髪の毛の長い女の子(上半身だけ)を見たり…。
といったコトも稀にありましたが、特に危険な感じがしなかったので見て見ぬ振りを決め込んでいました。
ここでは、部活動の夏合宿は校内でやるのが通例でした。
夏休みに入ると業者が布団を持って来て、それを合宿スペースに当てられた教室へ運びます。
ご飯は全て当番制で、調理室での自炊。
私たち演劇部も毎年夏合宿を行っており、夏休みの、人気もまばらな学校で過ごす3日間を毎年楽しみにしていました。
一、二日目と、たいして大きな事件もなく合宿は順調に進んでいき、合宿最終日前夜のこと。
翌日の朝食当番だった私は、同じく当番にあてられた後輩と二人、先に休むコトにしました。
他のメンバーは明日で合宿が終わりだということもあってか、22時を過ぎ、消灯の時間になっても話は尽きません。
電気を消し、窓から差し込む電気の明かりを頼りに、ひそひそと談笑していたそうです。
窓の外、ちょうど中庭を挟んで反対側に体育館があります。
その日、体育館は22時を廻っても電気が灯されていたらしく、教室の電気を消しても充分明るかったと友人は語っていました。
夜は更け、話も進み、やがて誰からともなく恐い話をし出しました。
友人に聞いた話や本で読んだ話…、一人ずつ自分の持ちネタを話していたその時、ふっ、と体育館の電気が消えたのだそうです。
話も佳境に入っていた矢先の出来事。
その場にいた全員が驚き、中でも一番恐がりの子が叫び声をあげたのを皮切りに、みんな大パニックに陥りました。
飛び交う悲鳴に紛れて誰かの「痛い!!」と言う声が聞こえたその時、再び体育館の電気が灯り、教室内に元の静寂が訪れました。
電気が消えてつくまで数秒しか経っていなかった様ですが、その間は何10分にも何時間にも感じたそうです。
全員が涙目で、半狂乱状態ではありましたが、とりあえずは全員無事。
誰からともなく「寝よう」という話がでて、みんな布団に入ろうというコトになったその時、一人の先輩が怖々と口を開きました。
「あたしの腕掴んで後ろに引っ張って倒したのって、誰?」
その先輩の50cm位後ろには窓があり、近くに人は居ませんでした。
真っ暗闇の中たった数秒で、先輩の所まで移動して腕を引っ張り、また元の場所に戻るだけのコトは誰にも出来なかったと思う…と友人は語りました。
「驚いた拍子に手が滑って転んだのを、誰かに引っ張られたと勘違いしたんじゃない?」と言った私に、彼女はきっぱりと言いました。
「それは思い違いで片付けられるコトかもしれないけど、じゃあ白銀灯は? 白銀灯って蛍光灯と違ってすぐに灯いて、すぐ消える物じゃないんだよ」
白銀灯の原理について、私は詳しく判らないんですが、スイッチを入れるとすぐに明るくなる蛍光灯とは違い、明るくなる時も消える時も徐々に徐々に…と彼女は言いました。
しかし、その時の消え方といい再びついた時といい、どう考えても変だというのです。
この話が本当にあった話かどうか、私に確かめるすべはありません。
私も後輩も熟睡しきり、悲鳴が上がったというその時ですら、眠りの中にいたからです。
普通なら悲鳴が上がった時点でびっくりして飛び起きそうなものですが、私たちは全く目覚めなかったのです。
後になって先輩に「その時の証拠」と、ぶつけて内出血した腕を見せて貰いましたが本当にその時の痕がどうかも不明です。
もしかしたら、私たちを怖がらせようと、みんなで口裏を合わせたのでは…とも考えられます。
アマチュアとはいえ、全員が役者経験者なのですから。
でも、もし全て本当の話だったら…?
どんなに「七不思議」や「霊話」を聞かない学校でも、深夜の怪談話は控えた方が身の為なのかもしれません…。
[純生こーへー HomePage]
蝋燭を灯した、怪談会でなくて良かったですね。へたすると火事に…。
これはですね、私の卒業した学校で在学中に伝わっていた話なのですが、ここでは毎年、自然教室という宿泊行事がありまして、静岡の山の方に、2泊3日から4泊5日くらい行きます。
うちの学校は私が在学中に創立100周年を迎えたように、かなり古い学校で熱心なキリスト教教育を進めている学校なせいか、やたらと校長が、創立者の話をしたりしてるんです。
実は、毎年、1年生がこの自然教室に来ると、この創立者の○○先生が、夜、ここの本館に出るという話があります。
そこは、教室より少し長細い寝室で、だーっと、1〜2クラス分くらいの人が寝られるくらいの2段ベットが廊下を中心に左右並んでいます。
その中心の廊下のところを毎年、1年生の自然教室の一夜目、零時頃だったか、2時ころだったか忘れましたが、入学した生徒を歓迎して歩くそうです。
あんま怖い感じの話ではありません、むしろ、座敷わらしみたいに愛嬌のある感じですが、私はこの話、結構ほのぼのしていて好きだったので、投稿してみました。
実際、私達の代で、○○先生に会った、という話は聞きませんでしたが、おそらくは今も、私の卒業した学校では、語り草になっていることでしょう。
[hana]
なにか、ほのぼのとした話ですね(^^)
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