学校の七不思議
第20章


  1. 窓に浮かんだ三人の顔

    私が勤める学校では幾つかの運動部が夏休みに泊り込み合宿を行います。
    OBの応援参加の希望に合わせると(社会人だから)、いつもお盆の時期になっています。

    ある年の卓球部の合宿中の話です。
    新入部員の中で霊感があると言われているT君が、練習終了後に友達二人と中庭の自動販売機でジュースを買おうとしていました。
    ふと後ろを振り返ると2階の教室の窓に人の顔が映っていたそうです。

    映っていたのはサッシ1枚ずつ3人分で、二人は驚きのあまり声が出ないくらいだったそうですが、T君だけはその教室棟へフラフラと歩き始め、友達が止めるのも聞こえない様子で教室へ向かいました。

    職員室から先生が呼ばれ、教室に行くとT君が気絶していました。
    生徒があまりに騒ぐので職員室で一人ずつ卒業アルバムを見せ、どの顔だったかを言わせましたが、みな同じ3人を選びます。
    その3人は卒業年度も違い、正確には卒業できなかった者達でした。
    中でも一人はあごから下が…になって映っていたそうで、この者は卒業前に事故で亡くなった生徒でした。
    他の者も事故などで卒業を果たせなかったのです。

    お盆の時期ですから、あの世から帰ってきて楽しそうに合宿している後輩達を見に来たのでしょうか。
    この話は、自分も職員室にいた時の話で、脚色は一切ありません。
    他は次の機会に。
    [怪談先生@]
    お盆はいろいろとあるようですね。

  2. 私は神奈川県にある私立高校の教師です。
    授業中の気分転換に怪談をすると生徒が喜ぶので、自分が学校で体験した話をよくしています。

    まだ幾つかあるのですが別の機会に投稿します。
    [怪談先生@]
    色々とあるんですね学校って。お話し、お待ちしております。

  3. 先日、廊下での話を送りましたが、考えているうちにまた思い出したので。
    今度は小学生になっての事なんですが、3年生ぐらいの時に「花子さん」をやったんです。

    よく、三回ノックしてとか、三回まわってとかで「三」がよく出るじゃないですか。
    それで、三人で三階の三番目のトイレで三回まわって三回『はーなこさん』と言ったんですよ。
    まぁ狭い中、その時仲良かった子達とやったんです、三回『はーなこさーん』と。

    そしたら、その直後、便器の中から「ぼこぼこぼこぼこぼこ」って、空気が出てきたんです。
    その時はもうびっくりして逃げました。
    一人が叫ぶと皆がびっくりして、もう走って走って走りまくりました。

    それで帰ってその話を母にしたら、「そんな事があったのー。それはきっと花子さんのおならよ」…って。
    信じてませんね。

    とにかく花子さんの本体?が出てこなくて良かったです。
    あの時はびっくりしました…。
    [毬っ子@]
    おなら、ですか(^^;

  4. 天井に残っている謎の手

    私の母校(中学)にも定番の恐怖スポットがあります。
    ただそのうちの大半は、没収したボンタン置き場(開かずの間)だったとかですが、その中でもただ一つかなり信憑性の高い場所があります。

    校舎一階にある教室…、そこの天井には明らかに子供のものと思われる手型がくっきりと残っているのです。
    最初は工事途中でついたものかと思いましたが、それにしては小さすぎます。横4.5cmと非常に小さい手で、指先まで残っています。
    また、天井掃除をする際も、それだけはなぜか消すことができません。

    そんなこんなで私は7年前にその中学を卒業しました。
    しかし話はここで終わったわけではありませんでした。
    妹も同じ中学に入り、その時、手型に関する学校側の変な対応がありました。

    一度、学校全体の壁や天井の塗り替えが行われました。
    それを聞いたとき「ああ、あの手もこれで消えるのかな〜」と思っていました。
    がしかし、夏休み明けに学校から帰った妹が言った言葉に私は愕然としました。
    「あの手型のタイルだけ前のままだよ。あそこだけ塗り替えなかったみたい…」

    学校側の意図はわかりませんが、あの手は今でも生徒の頭の上にあります。
    [鬼兵隊]
    なにか避けているのでしょうか。

  5. 今から8年ほど前の出来事です。
    私は当時、神奈川県川崎市のM中学校サッカー部の2年生でした。
    通っていた中学は部活が終了すると、一日ずつ運動部の生徒が部活単位で校舎の見回りをする事になっていました(部活週番・以下部週とします)。
    それは、教室内の窓の鍵の施錠具合や、黒板の消し忘れ等をチェックするといったものでした。

    ある日、私たちが部週をしている時に起こった出来事です。
    多分、季節が冬に近かった為に照明設備のない母校は、薄暗くなってくると部活を終了していたので、17時前後だったと思います。
    学校の廊下は全長70〜80mで両端に窓があり、私たちが一方の窓側から反対の窓側に向かって各教室をチェックしていくという方法で、4階から下の階へ順に進んで部週を行っていました。
    1階は特別教室や職員室だったので、部週はしませんでした。
    そして、部週が最後の2階に差し掛かった時でした。

    サッカー部の仲間と10人前後で私が先頭で、くだらない話をしながら廊下を歩いてると、50mほど先の廊下の窓を人が横切るのが見えました。
    私は驚き、周りの友達に「今、窓の外を誰か通らなかったか?」と訊ねると、その場に居た全員が口々に「見た、見た」と言い出すではありませんか!
    恐怖に慄き、猛ダッシュで校舎を飛び出し、逃げ帰ったと言うのが私が今日まで唯一体験した話です。

    ちなみに、その人が横切った窓の向こうに何があるかというと、全国でも有数の高級墓地が有り、そこにある墓石数は1000じゃきかないくらいの、おびただしい数です。
    [BOBO@s]
    学校って、何故か墓地や神社の近くにありますね。

  6. 僕は今、小学6年生です。
    一番最近、友達から教えてもらった、僕の通う学校の七不思議のいくつかを紹介します。

    もし、他にわかったら報告します。
    [こわがり@]
    まだ、ありそうですね。

  7. 自分が小学生の頃ですから約30年ほど前のこと、用務員室がやけに薄暗いのが気になってました。
    これは卒業後数年経ってから聞いたのですが、そこは建て替えで校舎を取り壊した時は宿直室だった所で、先生が不気味な亡くなり方をしていたそうです。
    ただ、もともと持病があるのに酒の量が多く、当日も残りわずかな焼酎のビンが残っていたそうです。

    それは事件になったわけではありません。
    その後の新校舎がすっかり有名になりました。あえて校名は伏せます。
    その場所は新校舎では放送室となりました。

    朝・昼・夕と5,6年の放送委員が校内放送をしてたそうです。
    教室で聞いているだけならハッキリしなかったのですが、静かな教室(例えば理科室や家庭科室など児童が使っていない教室)で聞くとハッキリするのは、前日の放送が当日の放送に重なって聞こえるというものです。
    録音テープなどの疑惑もありましたが、数人の探偵団が調査しましたがそんな事実はありませんでした。
    その後も続いているのだろうか…。

    自分が知っているのはここまでです。
    ただ北海道の東部の町での実話です。
    [トラや@e]
    今でも続いているのでしょうか…。


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