夏休みにクラブの練習に出た私は、コーラス部の友達に「おかっぱ頭の女の子が出た」という話を聞きました。
音楽室で練習をしていたら、窓から覗いているので、「気が散るから、あっちいってね」と言おうとしたら、窓の外を走って逃げてしまったそうです。
ただ、音楽室は3階にあるので、どこを走ったか判らないということでした。
その時は、「ふうん」と思うくらいだったのですが、同じ日、バスケットボール部の友達に会うと、彼女も「おかっぱ頭の女の子を見た」と言うのです。
運動部には、合宿なるものがありました。
教室の机を全て後ろに下げて、空いたスペースに布団を敷いて雑魚寝をするのです。
その日も教室に布団を運び、ドアを閉め、さあ机を移動させようかという時に、部屋の後ろの方に、女の子が入ってきていたそうです。
気の強い子が多い運動部のことなので、「でてきや」「どけや」と、ちょっとした騒ぎになったそうなんですが、女の子は、ニコニコしているだけだったそうです。
そこで、腹を立てた子が、机を勢いよくドーッと下げてしまったそうです。
そうしたら、逃げ出すだろうと思ったそうなんですが、意に反して、女の子は、下にスッと消えてしまったそうです。
パイプの机ですから、下に隠れても見えるはずです。
が、女の子はどこにもいなかったそうです。
これだけの話なんですが、この間、高校時代同じクラブ(演劇部でした)の友人と会った時、「そう言えば、おかっぱ頭の女の子が良く見に来てたよな。あれって、人間ちゃうかったよな」なんて言いだすので、思い出してしまいました。
これだけたくさんの人間が見てたんですから、多分本当にいたんでしょうね。
[ルナティック@infoweb]
何か可哀相な事をしてしまいましたね。哀愁ただよう話です。
もう、十数年前のことになりますが、霊安室のすぐ横のロータリーに、三期生の学生が二人、車を置いて、ちょっと飲みに行きました。
夜中にほろ酔い加減で車まで戻った二人は酒気帯びでしたが、車に乗り込みました。
車を発進させてすぐ、運転していた学生が、急停車させました。
助手席の学生が驚いていると、「今、人にぶつけちゃったよ」と、運転していた学生は震えています。
助手席の学生は、人の気配もぶつかった衝撃も感じませんでしたが、とりあえず車から降りて、車の周りや道端を調べました。
「何も変わったものはないよ。気のせいだよ。ちょっと酔ってるからさあ」。
ともかく、車を発進させた途端、運転席の学生が「ぎゃあー」と叫び声をあげ、尋常でない様子でアクセルをぐいぐい踏みこんでいきます。
助手席の学生が運転席を見ると、なんと窓の外に人間の顔が、こちらを睨みながら、車と同じスピードでついてきたそうです。
この話は、しばらく学校内で噂になっていましたが、今では、知る人は少ないそうです。
[アサ@so-net]
酔いで感覚が麻痺したとき、見えないものも見えてしまうのでしょうか。
たいていの学校は文化祭、というのをやります。
そうすると、色々な催し物をやるわけですが、だいたいパターン化されていて、縁日、迷路、劇、お化け屋敷などが、ほとんどのはずなのですが、うちの学校は何故か、お化け屋敷を何処もやらないのです。
不思議に思っていましたら、ある先生が、それについて話しをしてくれました。
数年前までは、お化け屋敷も行われていたのですが、その年、お化けに扮していた生徒の一人の言動が、突然おかしくなったのだそうです。
専門家に診てもらうと、霊が憑いているとのことだったので、お祓いをしてもらい、その霊の墓を探し出し(隣接する墓場の霊だったのだそうです)供養しました。
すると、その生徒は回復したそうです。
それ以来、文化祭で、お化け屋敷をするのは自粛していたのだとか。
僕が3年生の文化祭の時に、お化け屋敷は復活しましたが、別に何もありませんでした。
これからも、何事も起こらないといいのですけどね。
ここに来て初めて知ったのですが、その高校のそばの墓場、心霊スポットだったんですね。
初めて知りました。
それでは、僕の少ない体験の方は、またの機会にお送りします。
[水蜘蛛@rim]
投稿ありがとうございます。いわゆる霊は何が不満だったのか。
ほかの人の話を照合すると、どうやら、パレードなどに使われるバトン(棒を振り回すやつです)が、一夜のうちにUの字に曲げられていたんです。
学校では、アルファベットのUの字に似ていることから「Uの字型事件」とされ、校内新聞に載ったくらいでした。
生徒は、その前日の日曜は夕方頃まで、クラブの関係で毎年参加している区民祭の練習をしていたそうです。
その時は何も異常は見られず、普通に練習していたのです。
それにも関わらず、一夜にして10数本はあろうかというバトンが、一気に曲げられていたのだから怪奇としか言いようがないのではないでしょうか?
当時の担任のM先生(体育系の男性)が、無事だったバトン(持ち帰っていた子の物)を試しに曲げようとしたのですが、2,3ミリ程度の波ができたくらいで全くと言っていいほど曲がらない。
一夜でなんて無理だよ…。
ビクともせず、恐怖に顔が引きつったのを今でも覚えています。
これだけのことを一夜にしてやってのけてしまうなんて、人間のできる技じゃない…。
今でも、そう思います。
この事件は、うやむやのまま闇に葬られました。
変質者なのか、幽霊なのか。
でも、うちの学校は幽霊の話は日常茶飯事なので、自分としては半信半疑ですが…。
正直言って、七不思議よりも怖いかも。
[かえで]
なぜバトンなのか、謎が残りますね。
2通分の話を編集して掲載しました。>かえで
私の後輩の話ですが、ある日遅くまで飲んでいた後輩の友人たちが教育棟の近くを通りかかった時、一人の女の子の姿が見えなくなってしまいました。
皆で探していたら、教育棟の階段をふらふらと降りてくる彼女の姿が見え、どうしたのかと問いただしました。
すると、「知らない間に自分が階段の途中まで登っていて、ふと前を見ると、階段の上から血まみれの若い女性が降りてきて『私は死にたくなかった』と訴えた」というのです。
恐すぎる!!
また、ある授業で一緒になった男性から聞いた話ですが、なんとその人は試験会場である教育棟のある部屋で、勉強していて寝てしまったそうです。
明け方目覚めた彼が見たものは、…。
彼が寝ているうちに飛び降りたのは事実だったそうです。
彼は第一発見者になったそうです。
ではまた…。
[虎猫@vuplzp]
とても危険な話です。
教育学部には、音楽棟というのがありました。
中にはピアノの練習室がたくさんあって、主に音楽科の学生が独習をしていたそうです。(私は人文学部だったので、詳しくは知りません)
各部屋には小窓があるのですが、2階の、ある部屋だけよく人影が映ったらしいです。
一生懸命練習をしていて、ふっと窓をみると人の顔が…。
学生からの苦情があまりにも多いので、その部屋だけ窓を塗りつぶされてしまいました。
ずらりと並んだ窓が一つだけ白いセメントで塞がれていて、気味が悪かったのを覚えています。
今でもあるんでしょうか。
[りょう@神戸]
各地にある、学校と塗りつぶされた窓。どんな話が秘められているのでしょうか。
これは私の友人2人が体験したことです。
2人はブラスバンドの朝練で朝早く登校し、音楽室へ向かいました。
すると、音楽室からスネアドラム(小太鼓)の音がするので「あ、先輩がもう来てる」と思い、ドアを開けようとしました。
しかし、ドアには鍵がかかっており、音もピタッとやんでしまったそうです。
2人は怖くなって、1階まで下りてきました。
そこへ私が登校し、泣いている2人にびっくりしたのです。
事情を聞いているうち、パーカッションの先輩が登校してきました。
私も気持ち悪くなり、鍵を持って音楽室に入りました(鍵は職員室にあった)。
誰もいませんし、スネアのスティックも冷たいままでした。
だいたいその音楽室は、クーラーがついているのかと思うくらい、涼しい時があったことを覚えています。
また、「甲の原」という名前の由来が、そこは古戦場で、甲を脱いで休憩したというところからきているそうです。
全校的に噂になっていたことでは、夕方5時に光る物を持って、どこかの階の廊下を走ると、首のない(血だらけという説も)鎧を着た侍が、追っかけてくるというのもありました。
[みー@justnet]
地名の由来を調べると、様々な物語が発見できるかもしれませんね。
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